ちょっと前ですが日本に帰ってきました☆
バングラデシュでモノづくりの調整や交渉や管理をさせてもらって、「あぁ、こんなにモノづくりって大変なのね」と実感できたことはほんまに良かったです☆
今後モノを売る商売をするにしても、モノを売ることが出来る状態になる(納品される)までのプロセスがどんなものかを知っているのか、知らないのか、は大事だと思いますし、これだけ大変っていうことが身に染みているから納品されたことが「当たり前」という気持ちではなく、素直に「ありがとう」の気持ちを持つことが出来ると思います。
小売は小売のメーカーはメーカーの役割があります。その間の中間流通の人たちにも役割があります。それはそれで良いと思うのですが、相互理解をしていることが大事だと思うのです。小売りの人はモノを作ることがどれだけ大変なことなのか、メーカーの人はモノを売ることがどれだけ大変なことなのか、実体験してみることで新しい価値を創出する視点を得ることが出来ると思います。
また、近頃は日本側で商品の輸入の手続き等もしています。バングラ側では輸出関連のことだったので、輸出も輸入も見ることでその関係性等も理解できました。そして貿易関連にもかなりのブラックボックスがあるなぁ、と。しかもよくわからないので、やりたい放題されていることもありそうだな、と。
ということで先日、通関業務をやってもらっている会社さんに実態がよく分からないから教えてほしい!ということでいろいろと聞いてきました。書類の流れ、商品の流れ、お金の流れ、情報の流れなどなど。また、通関の会社さんに提出する書類には、自分たちがどのような商品をどのくらい動かしているのかが記されています。ということは、通関業務をやっている人たちはどんな会社がどんな商品をどこからどのくらい入れているのかも分かるわけです。そこには工場名も記載されますので、どこで作っているのかも分かってしまう訳です。
個別のことに関して教えてくれませんが、中国の具合だったり、大きな流れとリアルな概況は話の中で聞けるところもあります。
バフェットの有料ブリッジではないですが、絶対にそこを通らないといけない(そのサービスを受けないといけない)、というところで、かつブラックボックス(外からあまりその会社や人たちが何しているのか実態がよくわからない)になっているところはおもしろい匂いがぷんぷんしているなぁ、と感じています。
何はともあれ、どんな商売するにも色んな人の関わりがあってこそ成り立つもの。直接的に関わっている人たちのことは分かり得る機会も多いとは思いますが、2次的・3次的に関係性のある業種の人たちなどにコンタクトを取ったり、出来ればその業種の実体験まで出来たりすると、今までとは違った形での自社の活性化の道が見えたりするんじゃないかな、と思いました。
新しい世界に触れるのも、そういう人たちのお話を聞くのも面白いですしね。一回自分の商売が成り立つ要素をバラバラに解剖して、想像できうる限りの関係性のある業種や役割の人を書き出す。新しい価値の創造とリスクヘッジのヒントが見つかるんじゃないかな、と思います。
特に小売業の人だったらプロダクトデザイナーの方とお話しすることで見えてくる世界はぐぐぐーっと広がります。特に価値を訴えるような売り方を目指す方やちょっと良い物を売ろうとされている方にはオススメです!(日本ではなぜプロダクトデザイナーに光が当たらないかが分からない・・・これからは脚光を浴びるだろうけど。。)
アシストオン(http://www.assiston.co.jp/)さんはほぼ全商品ページ、最後にモノづくりのデザイナーの方へのインタビューを載せていて、商品をつくるきっかけやエピソードなどを載せています。良いコンテンツだなぁ、と思いながら毎回見ています。
ちょっと今までの売り方に閉塞感があるなぁ、と思われている方は是非2次的・3次的に関係性のある業種の人たちなどに会ったり、出来ればその業種の実体験などすることをお試しください☆可能性がパーっと広がるかもです。