1. 2010.07.15

    一番店繁盛店を創る人のMD

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    一番店繁盛店を創る人のMDということで、上司とMDのお話をしてました。

    会社のお引越しに伴い上司が机の整理をしていたところ

    昔の資料がわんさか出てきて、その中にMDに関する資料があり、それをくれたのです。

    MD表とでも言うものです。

    単品名、マーケットサイズ、粗利率、回転率、貢献粗利率、シーズン指数、

    ライフサイクルなどの主要指標に加えて、上中下のグレードと価値ポイント4つと価格帯、

    価値ポイント5として常備特価品とオススメ品と定番品の枠があります。

    MDの考え方としてこのイメージはありましたが、上司がどのようにこれを

    作成していっているのかを聞いてみたいと思い、お引越しの作業を中断してもらって話してもらいました。

    そして常日頃思っていた質問もぶつけてみました。

    単品が決まると、そのグレードを見定める。

    それには一番店を15店舗くらい行って、各グレードで何が一番売れているのかを把握する。

    そして、15店舗のそれを並べる。

    そして重なるところをそのグレードの定義付ける商品とし、その商品の価値を

    本来的機能価値と付加的機能価値と本来的視・触覚価値と見栄え価値に分析する。

    激安商品を売っているところが一番店であったり、価値/価格を無視していたらどうするのか?

    と聞くと、激安商品を売っているところが一番店であれば、その商売をすることを再考する。

    安売りをしていたら、その商品はMD表には入れない。

    MD表とはその単品の本来持っている価値と価格を整理したものであるから、と。

    ブランドはどうなるのですか?と聞くと、ブランドだから価格が上がっている、

    ということであれば、それは単品が違うことになる、と。

    あぁ、そうなのか!と理解。

    その他にも色々と伺ったが、非常におもしろかった。

    その単品の本来持っている価値と価格を整理する。

    一度チャレンジしてみていただきたい。

  2. 2010.07.14

    繁盛店の主力商品

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    繁盛店の主力商品について。

    今回お打ち合わせさせていただいたショップ様の主力商品を

    さらに価値/価格をいかにして上げようか、という話になった。

    またそれに伴って、売場の変更も検討に。

    今の時代競合が激化しているので、何でも売れるわけではない。

    自社が一番になれる単品、商品に特化して、そこの売上をいかに伸ばせることが出来るか。

    ここの商品力に全力投球できるかということである。

    中小企業でリソースも限られる中、主力単品の中に

    オススメスター商品を作ることがいかに大事なのかを痛感した。

    また一番売れている商品の利益が取れているのかどうかも大切である。

    一番売れている商品の利益が低かったら、経営としては厳しくなっていく。

    商品力を落とさずにどうやって利益を高めていくか、それをさらにどうやって売っていくか。

    売り場面積も広げないといけない。

    主力商品は他社が真似していないか、真似できないところまで高めることが出来ているのか。

    主力商品をメインとして、さらなるお買い上げ点数のアップや

    利益アップのための商品を買ってもらえているのか。

    基本的なことを地味にやっていく。

    まずはそこから始まる。

  3. 2010.07.13

    一番店繁盛店の業務改善

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    一番店繁盛店の業務改善のお話。

    経営者の方が集まって、2ヶ月に1回研究会というものを開催している。

    今回のテーマが業務改善。

    そこで、ネットショップで釣りとアウトドアの一番店である

    ナチュラム様の物流現場や業務改善のやり方などを伺った。

    年間50億円以上の売上を誇るナチュラム様の業務改善のやり方、

    また物流倉庫、最後にはオフィスまで案内していただいた。

    業務改善は現場の問題ではなく、全社的な協力が必要であり、

    年間販売計画を元に推し進め、目標設定をする。

    そして何より衝撃的だったのが、その全てを数字で把握しているということ。

    何か改善をするという時にBeforeAfterの数字を把握していなかったら

    改善した気になっているだけのこともある。

    また、別の場所にボトルネックが動いただけになっていることもある。

    様々なノウハウを教えていただいた。

    受注などのバックヤードの処理で合計740.6秒/1出荷の改善が出来たそうである。

    年間50億円売るショップは1日の出荷が2000件を越える。

    1出荷740秒の改善が出来るということは、1000時間以上の業務改善になっていることである。

    これを時給800円換算すると1日80万円のコスト削減、

    年間約3億円のコスト削減が達成されていることになる。

    弛まぬ改善の結果である。

    ではこの改善が現場からあがってくる仕組み。

    販売計画からのバックヤードの落としこみ。

    ここが大事になってくることを改めて実感した。

    バックヤード業務こそ販売計画や利益計画と結びついていないといけないものであり、

    プロフィットセンターになるべきものである。

  4. 2010.07.12

    一番店繁盛店を創るシステム開発

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    一番店繁盛店を創るシステム開発ということで、システム開発の打ち合わせ。

    通常どこかのASPと呼ばれる決まった枠組みがあるシステムを借りて、

    商売するのがネットショップの基本。

    ただし、誰にとっても使えるものは誰にとっても不自由なものである。

    それは仕方のないことである。

    であるから、今回は競合の差別化という意味でも

    自動化・省力化という意味でも0からシステムを開発している。

    こうなれば勝てる!というものをお伝えさせてもらって、開発中である。

    ただ、0から作るというのは全部をこちら側で決めなければならない。

    ASPであれば、ほとんどのことが決まっているので、それにどう合わせるか、

    というところであるが、0からの開発であれば、どう設計するかというところ。

    かなり細かい打ち合わせが必要になる。

    そんなことまで決めなければならないのか・・・というところも打ち合わせの議題に上る。

    でも意外に重要だったり、決めなければ先に進まないところもある。

    こういったことを経験すると、ネットショップのASPの仕組みや

    システム開発の仕組みがさらに分かるようになる。

    これからの差別化はネットショップであれ、リアル店舗であれ、

    【人】と【商品】と【システム開発】になる。

    それは大企業とか中小企業とか関係ない。

    この3つに対してアプローチしていかなければならない。

  5. 2010.07.10

    バングラディッシュのリアル03

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    バングラディッシュのリアルということで。

    ストックロス。QCハズレや在庫過多などのことを言う。

    100円のものが20円~40円で買える。

    まぁ、日本で言うアウトレットのようなもの。

    バングラディッシュではPRETEXとWESTECSが繁盛店。そこの視察へ。

    すると、H&Mやベネトンやポロやリーバイスやオールドネイビーやベルサーチや

    ヒューゴボスやDOCKERSやトミーフィルフィガーなどの商品が激安で販売されている。

    ストックロスがこの2店舗に集まるから、バングラディッシュが何を作っているのかが分かる。

    またApexという革で世界上位のメーカーの販売店も視察。

    ディズニーの商品も作っている。nonirossi。ビーサンは65円。

    バングラから日本に送っている革のシェアの70%程を占めている。

    さらにはOTOBIというハイクオリティ家具屋さん。イケアにも卸している。

    バングラで何百店舗もやっている。

    輸出窓口に繋ぐことも出来るようにしてもらった。

    オフィス家具やキッチン用品やプライベート家具まで。

    フーアンという会社もおもしろい。

    パンでかなりのシェアを獲っているのだが、ケーキもやっている。

    その次にタイル、家具、バーをやり始めた。

    お酒はバングラでは飲めないのだが、表向きはファッションや音楽を伝えるということで展開している。

    コックスバザールという世界一長い砂浜(120kmくらい!?)のエリアを国が開発して、

    外国人向けにリゾート化を発表した。

    そこではお酒も何もかもOKになる予定。


    バングラディッシュの繁盛店巡りは楽しかった。

    これからも世界の繁盛店を視察したい。

  6. 2010.07.07

    バングラディッシュ【バイイングハウス】

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    バングラディッシュの5日目。本日は帰るだけなので、4日目の続きを。

    アパレル工場を回ってから、ドイツのバイイングハウスに行くことに。

    バイイングハウスとは、バングラディッシュで商品を開発したい、仕入れたい、

    という日本のメーカーや小売の要望を聞き、それに見合った工場や人脈をバングラの中で見つけ出し、

    流通させていくという役割を担うものである。

    欧米の会社はバングラディッシュにバイイングハウスを持っているが、

    日本のバイイングハウスはないといっても過言ではない。

    今回はドイツのアパレルメーカーであるsOliver(エスオリバー)の

    バイイングハウスの方とお話をさせてもらう機会に恵まれた。そこで色々と質問をさせてもらった。

    日本バイイングハウスの可能性は?と聞くと、日本がどう考えるか。売り先はあるかが大事。ということだった。

    また、なんで今までバングラに日本のバイイングハウスがないのか?と聞くと、

    日本がバングラのことを知らない。バングラが日本に営業してない。からだと。

    成功する可能性は、工場選びと日本でどうさばくか。であると言い切られていた。

    まぁ、それがバイイングハウスの肝であるので、その通りだと思われる。

    バイイングハウスは現地での人脈や工場との繋がりがあれば、

    あとはマーチャンダイザーと品質管理と書類作成と事務所とインターネットがあったらOK。である。

    報酬形態は2つあり、1つはトレードハウスでやるやり方。

    トレードハウスとは、先方の予算に合わせるやり方。

    先方が500円だったら480円で出来るように動く。

    もう1つは一定の割合を抜くやり方。

    その仕事の流れはというと、企画書を送る。なんぼで出来るかを検討をつける。

    工場に行く。100枚サンプルを作ってもらう。

    バイイングハウスがはじき出した数字と工場の数字が合ったらOK。

    本国に送って、100サンプルが売れそうか調べて、他社に営業しに行く。

    だいたいこのくらいの値段で欲しいというものを再度聞いて、

    工場とバイイングハウスで再交渉するそこでまとまれば契約。

    このような流れである。

    バングラで商品の仕入れ、商品開発、商品企画、OEM生産などあらゆることをしたい場合、

    自社だけで開拓したり、現地とのコネを作り上げるのは難しい。

    このようなバイイングハウスがあれば、そこを流通の拠点として色んな動きが出来る。

    この日本バイイングハウスを創りあげていこうと思う。

  7. 2010.07.06

    バングラディッシュ【OEM】

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    バングラディッシュの4日目。

    かなりのハードスケジュールで5件アパレルを中心に回る。

    1件目の縫製工場はスペインの仕事ばかりやっている。

    企画書と数量を出さないと見積もりもサンプルももちろん出来ない。

    ドイツのブルーセブンの商品を作っている。

    BSCI。ヨーロッパの一番厳しいコンプライアンスを遵守。

    ランクの上のヨーロッパ会社はコンプライアンスを遵守しているところしか注文を入れない。

    コンプライアンスのあるなしで金額は大きく変わる。

    見積書にはGSMと糸の種類とロットと金額が書かれている。


    2件目は、コンポジット。(同じ建物の中で全部やること)

    品質は高い。糸から製品まで全部出来る。

    ウォルマートやH&Mが2015年までブック(予約)していたりする。

    さっき8億の注文が入ったとかそういうレベル。


    3件目は、CANDAというドイツのメーカーの商品を作っていたりする。

    日本は叩くくせに品質を高く言う。

    もう大きくなったとこは日本との取り引きをやる必要がない。

    ユニクロとも交渉をしていたが、注文を受ける必要がない。

    値段出さずに注文ばかり言う。中国が甘やかした。

    バングラの会社から日本の会社がどのように思われているのかが分かる。


    4件目は、EVERLASTもディズニーもPARDONなど

    色んな会社のプリントをしている印刷技術が最高レベルのアパレル工場。

    印刷の最小ロットは1000枚~でOKだと言う。

    10年でここまでの大きな会社に育てた。

    機械も最新式のものばかりであるし、ミシンもイタリアや日本の一流メーカーのものしか使っていない。

    工場の中もめちゃくちゃキレイ。品質の高さを物語っている。


    バングラディッシュの大きなアパレル工場はメインが欧米である。

    元々の流れでもあり、日本の品質と価格に対する要求が無茶苦茶な面もある。

    また日本がバングラのことを知らずに仕事をもってくるから、

    ただ単に安いモノを高品質で作れ!としか言わないらしい。

    バングラも日本を相手にするより欧米を相手にしている方が全てにおいてプラスに働くと思っている。

    ここを変えないといけない。

    双方にとって、もっと理解を深めなければ日本の企業がバングラの工場や会社と

    一緒に仕事をしていくのは難しい。ミスマッチがおこっている。

  8. 2010.07.05

    バングラディッシュ【商品企画】

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    バングラディッシュ3日目。本日は革(レザー)系の工場を2つ。

    1件目は革のなめしからやっている工場。

    1ロット40~50フィートやらないといけない。1ドラムで約1トン。

    ウェットブルとはなめしが終わったもの。

    クラストとは輸出が出来る状態のもの。

    スプリットとは本革と分けた後の悪い方。

    ウェットブルの段階で分ける。スプリットは本革の裏。

    この地区に革の工場は大型で20個ほど、小型で100個ほどある。

    流れとしては、
    1.塩漬けする
    2.ドラムに入れて、毛を落とす
    3.皮の裏に付いている肉を削る
    4.ドラムでウェットブルにする
    5.水分を取る
    6.削って本革とスプリットに分ける
    7.スチームかけたり、アイロンしたり、圧力で本革のクラストを作る

    キャパは1日10000頭。

    クラストの後は他国でも加工などが可能。

    3日~4日間干す。

    スプレーをかけて、色を付けて、ラッカーで固める。

    このような一連の流れを経営者の方と一緒に工場を回って、教えてもらった。

    ソールは自社のものと仕入れがあり、自社のソールであればすぐに取り掛かることが出来る。

    定期的な注文があると早くなるが、通常は2週間かかる。

    毎回の注文がいただける状態だと最低で1000足が最小ロット。

    この会社のお父さんがフィニッシュレザーの会長になった。かなりの力を持った会社である。


    2件目の会社様は日本の商社とはよく仕事をされている会社。

    ティンバーランドの靴やクラークスの靴も手掛けている。

    バングラには年に2回祭りがあり、その祭りで殺す動物はセレクションというが、

    若くて病気や傷が無いヤギやウシが用いられる。それが良い革になる。

    これを買い取る力を持っている。

    3日目は革のなめし工場など今はどこもほとんどやっていないようなところに行かせてもらった。

    動物の皮が山積しており、ドラムで皮の裏の肉が取れないものに関しては

    人間が棍棒で取り除いているという原始的なやり方であった。

    普段使っている革がどのようにして、商品になっていっているか。

    この現場を見てから、革に対するイメージが覆った。

    全ての商品には一番の元となるところがある。

    これからはそこを意識して取り組んでいきたいと思った。

  9. 2010.07.04

    バングラディッシュ【商品開発】

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    バングラディッシュの2日目。本日は凄い会社に行きました。

    ギベンシーグループ(GIVENSEE GROUP)http://www.givenseegroup.com/という大企業。

    農地を買い取って、天然ガスを引いて、アメリカの発電機を持ってきて、

    人が集まって、市場が出来て・・・。

    日本の昔の鉄道会社がやっていたようなやり方で、この企業を中心に街が出来上がるみたいな感じ。

    バングラの中でも19個工場を持っている。

    従業員は全員で25000~30000人。

    福祉にも力を入れていて、年寄りを集めてきて、介抱してあげている。

    マザーテレサも訪れている。

    また、全てを自前で揃えており、糸、生地、カットソー・セーター・ラベル・Gパン・染物・ジッパー・織物・編み物・ダンボール・プラスティックバッグなど全部自社で製造している。

    ギベンシーグループの経営者と共に、視察スタート。

    1件目はデニム工場。

    10ライン走っており、従業員は1700人。

    最新のキャドで商品開発されており、メインのお客様はアメリカ・トルコ・ヨーロッパ。

    今のキャパは月に30万枚。

    日本の人に非常に親切で、最低1型で5000のロットで受けてくれると言う。

    決済はLCである。


    2件目は縫製工場。

    糸から自社工場で作っている。

    ここがバングラの中でも他社との違いになる。

    糸や麻から生地を作れるのが強みであり、社員は糸を工場から借りて終わったら返すという出来高制。

    各部品を1つ1つ目で品質管理している。

    針の検査は2人の責任者のみ中に入れる仕組み。

    検品に対する基準が高いかどうかを海外の人は気にするので、そこには注意を払っているという。


    凄い大規模な会社であった。

    でも、働いている人はみんな幸せそうだった。

    全ての面倒をその会社が見てくれるのだという。

    もっと薄暗くて、汚くて、臭いところで働いているのかと思いきや、

    キレイで生産性が高く、統制されており、みんなキビキビとしている。

    海外の労働環境というものに対してのイメージも覆された。

    やはり現場を見なければいけないな、と感じた。

  10. 2010.07.03

    バングラディッシュ【仕入れ】

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    バングラディッシュに着いて1日目。

    空港から直接、靴とカバンの工場へ。

    Abedinさんの工場。

    BBJ Leather Goods Ltd →http://www.bbjabc.com/という会社。

    32年前から経営している。

    原料だけで8~10億円やっていた。

    今回訪れた加工品を作る工場を始めて1年くらい。

    スタッフも工場もキレイで躾も出来ている。

    Abedinさんが言っていた。

    『フード、アパレル、住宅、靴やバッグ。全て元々は農業。

    全て農業が土台であり、必要になっている。農業が大切なのである。』

    本当にそうだな、と思った。日本では少し縁遠いものになっているかもしれない。

    そこの工場の標語。

    1.実力でゴールまで
    2.品質管理が第一
    3.自分も集中し、周囲も集中させる
    4.良いことを褒めましょう。間違いから学びましょう。
    5.正直なことは発展の鍵
    6.いつでも清潔
    7.全員が家族

    全て実践できていると感じた。

    ロス率は3%以下。

    1000足/日が最低ライン。

    マックスで5000足/日まで可能。

    この工場では靴と鞄がどのように出来ているのか全て分かる。

    生地があって、部品ごとにカットされて、意外にハイテクな機械もあって、

    縫製して、組み立てて、繋ぎ合わせて、検品して、キレイにして、商品が出来上がる。

    その工程の1つ1つが丁寧にされていて、精度は驚くほど高かった。

    また、元々革の原料をやっていた会社だから、革が本当に良い。

    色んな革を触らせてもらったが、違いが明確にある。革で違いを出せる。

    商品自体の差別化の大きな要素の1つである。

    だいたいの価格も教えてもらった。

    べらぼうに安いというわけではない。

    でもそれでも良いと思った。

    これだけの品質であればOKだろうと。

    日本は安く安く、でも品質は良く!と言ってくる、とバングラの人は言う。

    かなり矛盾していることを言ってくるらしい。

    安かったらそれなりのものしか出来ない。

    品質を良くしようと思ったらコストは高くなる。

    そこに対しての努力を怠ったらダメであるが、行き過ぎも良くない。

    どこかにしわ寄せがきているという商売は長期的には成り立たない。

    バングラの人が価値/価格を高めようと努力している姿は本当に素晴らしかった。

  11. 2010.07.02

    バングラディッシュ【想い】

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    バングラディッシュの視察へ。

    なぜ、バングラディッシュへ行くのか。

    そもそもバングラでの人脈や商品を製造する工場や、

    その他諸々のものは持っている・知っている人がいました。

    あとは、それをどう活かすか。どうビジネスに繋げるか。

    というところの構築をご一緒できるということで、

    じゃあ一度バングラディッシュに行かないとダメですね、となって、今回のバングラ視察の運びとなった。

    なんで日本で安い商品が手に入るのか、海外での商品の開発・企画や仕入れなどの現場を見てみたい。というとこもありました。

    世界的なサプライチェーン。もちろんみんな分かってる。

    洋服のタグを見れば、様々な国名が書かれてある。車もそう。

    ほとんどのものが世界との繋がりの中で商品化されている。

    でも、その現場はほとんどの人が見たことがない。やっぱり一回は見ておくべきだと思った。

    今回色々と連れて行っていただく方から言われたコトバ。

    『同じメシを食う、同じ空気を吸う、同じ車に乗る、同じ想いを持つ。そんな人と仕事をしたい。』

    そして、『バックボーン(それぞれの背景)がある。そして、それぞれの得意分野がある。こちらにはバングラでの人脈や工場との繋がりがある。みなさんはビジネスを組み立てる力がある。みんながハッピーになれるようにやっていきたい。』

    実りあるバングラディッシュの視察にしたい。

  12. 2010.07.01

    一番店繁盛店を創る人たちの歓送迎会

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    一番店繁盛店を創る人たちの歓送迎会でした。

    そこのお店選びについて、上司がブログに書いていたので、紹介します。

    価値/価格を教えてもらった人です。少し変えて書いております。



    お店を選ぶ時、利便性やグレード感などが目的に見合った場所であることは当然ですね。

    社内の異動ですから、そんなに改まった場所である必要はありません。

    かといって社に情報が飛び交う宴が予想されるのでできれば個室がいいでしょうね。

    目的に見合った場所つまり客層にあった場所であるべきです。

    でも、客層にあった場所であればよいかというとそれだけではいけません。

    客層にあわせていくと場所と予算がほぼ確定しますが、それだけでは店を選ぶことは出来ません。

    予算が決まるということはグレード感が決まるということですが、同じグレード感のお店のなかにいろいろな選択肢があるのです。

    みんなの大切なお金を預かる幹事としては同じグレードの中でもっともお値打ち感のある店を選ばなければなりません。

    つまりお店の価値/価格です。

    想定したグレードおよその価格帯のなかでもっともコストパフォーマンスの高い店を選ばなければいけません。

    もちろん5000円と3000円を比較しても意味がありません。

    3000円前後ときめたならその範囲で価格に対して相対的に価値が高いお店を選びます。

    料理、酒、部屋、接客などお店の価値を決めるポイント(価値ポイント)はいろいろありますが、

    集約すると「おいしい」「会話がしやすい雰囲気」「段取りがいい」「居心地がよい」などにまとめられますね。

    料理の味、料理の数などは、この「おいしい」の構成因子であり、

    さらにそれを分解してゆくと素材や作りの技術にいたります。

    「会話がしやすい雰囲気」なども同様に構成因子を分解することが出来ます。

    こうして解してゆくとその店の実態が露骨に見えてきます。

    「この店は雰囲気はいいけれど、料理の数が少ないな」

    「逆に、この店は建物は古いけれど料理の数も多いし冷凍食品は少ないな」

    とか、そうして、数あるお店の構成因子を比較し最も相対的に価値の高いお店を選びたいところです。

    まあ、3000円ならば、立地のよいきれいなお店は、セントラルキッチンや生産者直仕入などが出来ている高度なお店でなければ店舗にコストがかかっている分料理は落とさざるえないでしょうからおおむね選択外になりますね。店舗面積に対して厨房面積の割合が広すぎる店もおおむね割高にならざる得ません。

    そうやって選んでいくとこのグレードではこの店でしかありえないという選択肢に行き着くのです。

    そう!それこそがお勧めスター商品です。

    我々のマーチャンダイジングの根本はこの客層により特定されるグレード内のスター商品をとことん売る!ということにあります。

    だから、価値/価格のあわないお店を歓送迎会で安易に選ぶことはご法度なのです。


    OH!ナルホドですね。

  13. 2010.06.28

    一番店繁盛店になるための新規事業提案

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    一番店繁盛店になるための新規事業提案をさせてもらうために東京へ。

    2日連続である。

    本日は調査分析編ではなく、提案編。

    お客様が『あぁ、これで勝てるな』と思っていただければOKという段階から、

    具体的にはこうしてください!というところへの落とし込みである。

    調査分析編で方向性を刷り合わせした後の具体的な提案資料になる。

    ここが明確になればあとはパワープレイ。

    そのロードマップに則って突き進む。

    もちろんサービス開始までに微修正することはあっても、とにかくスピードと深さが命。

    なかなか両立できないことをやってもらう。

    また、ここからが一番しんどく忙しくなる時期である。

    めちゃくちゃ様々な要求をするし、実行してもらうことも尋常じゃないくらい多い。

    そのくらいしないと意味が無い。新しい事業をやるのに、

    他社と同じくらいとか、しんどくないなんてことがあるはずがない。

    簡単に出来たり、しんどくなかったら、他の会社も同じなので、競争優位性が持てるはずがない。

    ということをご理解いただいて、これから共に事業スタートまで走り続ける。

  14. 2010.06.27

    一番店繁盛店になるための新規事業提案

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    一番店繁盛店になるための新規事業提案をさせてもらうために熊本へ。

    今回ご提案させていただく商材の市場や競合状況を調べたものをご報告にあがらせてもらった。

    まず、新規事業の提案をさせていただく時は市場動向を調べる。出来るだけ細かく。

    そもそもそれがなければ、どのような方向性でどう売っていったらいいのかも掴めなくなる。

    新規事業の場合は、まったくその業種業界に馴染みがない場合もあるので、そこからスタート。

    まずは【商品とお客様を知っていただく】というところから全てのショップ様がスタートしている。

    それがあって始めて競合店の調査やモデル店の調査が活きてくるのである。

    そうでなければただの数値データや事実を並べただけのものになる。

    商品とお客様を知る、という観点から読み解いていただきたい、ということも意図している。

    競合店調査をするのは、どうしたら一番店繁盛店になれるのかをしっかり定義するためである。

    こうすれば一番店繁盛店になれますよ、なぜなら市場と競合がこうだから。

    最終的にはそのことを言うための資料である。

    お客様が『あぁ、これで勝てるな』と思っていただければOKなのである。

  15. 2010.06.24

    一番店繁盛店の想い

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    一番店繁盛店になるための新規事業提案をさせてもらいました。

    ご提案事項を全て報告させてもらった後に、先方の経営者の方から、

    この事業にかける想いを弊社のプロジェクトメンバーに伝えてもらいました。

    私はお仕事をいただく際に聞いていたのですが、その話をみんなにも聞いて欲しい、

    と思ったので、お願いしました。

    なんでこの事業をやろうと思ったか、この事業を通してどのような価値を世の中に提供していきたいのか、

    将来はどのような姿になっていたいのか、ということを語っていただいた。

    内容も素晴らしいものだったのですが、なかなかこのようなことを

    聞く機会もない後輩が多いので、すごい刺激になっていた。

    もっとこうすれば良かったです、とか、ボク社長の想いに共感しました。

    地元に雇用を創出するとか、ボクもやりたいことなのです!とか、

    かなり良かったのではないかな、と思いました。

    これから仕事をご一緒させていただく時はメンバーも含めて全員で

    経営者の想いを聞かせていただいてからスタートするのも良いな、と思いました。

  16. 2010.06.22

    一番店繁盛店を創るポータルサイト

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    一番店繁盛店を創り出すポータルサイトのご提案をさせてもらいました。

    業種特化型のポータルサイトで今までにないサービス。

    しかも運営者側も使用者側もあればいいのになぁ、と思っていたサービス。

    そのような声を多く聞いていたので、今回の運びとなった。

    ではなぜあればいいのに、今までなかったのか。

    運営者側のITのリテラシーの問題もあるし、1社だけで立ち上げて

    運営していくという形であるとコスト面で合わないためである。

    そこをポータルとして機能を様々なショップ様に提供して、商売をしてもらう。

    お客様は自分が必要な時の必要なものがすぐに見つかるということが実現できる。

    1つ大きな思想とシステム・仕組みを持って、みんなでシェアする。

    そのことによって、運営者側もお客様側も本部側もハッピーになれるというところを目指している。

    だから、運営者側にとって操作しにくい、であるとか、

    売っても売っても儲からない、という仕組みにはしない。

    今まで叶えられなかったニーズ(それが不満という形で見えることもある)で、

    何でソリューションが提供できていないのかというところを明確にし、

    それを自社の強みで越えられるのであれば、やったら全員がハッピーになる可能性を秘めていると思う。

    このポータルサイトの使用者がどんどん一番店繁盛店になってくれる近い未来を思うとワクワクする。

  17. 2010.06.21

    一番店繁盛店への準備

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    一番店繁盛店への準備ということで、新規事業の立ち上げの

    最終段階に来ているショップ様と東京で打ち合わせ。

    当初計画から少し変更。いきなり総合型で立ち上げようとしたが、セグメントすることに。

    そこでノウハウを蓄積して、横展開をするという形に。やはり新規事業は計画通りにいかないことが多い。

    その時にどう対応するか。やはりよりセグメントすることが正しいと思う。

    言い換えると、力相応に一番になれるところの再設定ということになる。

    それは仕入先との関係であったり、準備やリソースとの関係であったり、

    スケジュールとの関係であったり、色んな相関関係の中での決定になるが、

    スモール立ち上げで即時業績アップし、そのノウハウを横展開というのが効率的であることを再確認した。

    また新規事業は関係各社とのやり取りが非常に大切になる。

    慣れ親しんだ中や業界の慣例というところで、共通言語が出来ているわけでもないので、

    確認事項や指示なども多くなる。

    そして多忙な中、各社取り組むのでうまくコミュニケートできないこともあるが、

    言った言わないにならないように、また、メールでもいつのメールで伝えたかな?

    とならないように、メールに質問項目表を付けて送るようにしている。

    そうすると、過去の質問や回答も一目で分かる。

    非常に効率良くコミュニケーションできる。

    これからの新規事業の開発でも応用していきたいと思う。

  18. 2010.06.19

    一番店繁盛店の海外仕入れ

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    一番店繁盛店の海外仕入れというテーマ。

    この頃海外仕入れや海外の情報や海外の人と会うということを積極的にしています。

    本日も繊維系に詳しい海外の方と初めて会わせてもらいまして、色々と勉強になることを伺いました。

    その内容は詳しくは書けないのですが、

    【世界という視点】と【サプライチェーンという視点】から見ると、

    様々なおもしろいポイントが得られそうです。

    世界でどのような商売の流れになっているのか。

    素材はどこから調達して、縫製はどこがやって、染めはどこでやって、加工はどこでやる!?

    素材はどこの国のどこどこでしか取れないもの。とか、

    加工はどこの国だと環境配慮の視点から出来なくなってきているけど、この国なら出来る。とか。

    あとは関税と通過と人の問題。

    中国から入れたら○%だけど、どこそこの国から入れたら○%だよ、と。

    その差が利益に跳ね返ってくる。

    為替の問題もある。

    人民元の切り上げがどう影響されるか。

    中国内陸での需要拡大のために中国政府が雇用を創出しているので、

    沿岸部から人がいない、ストが起こる、などなど。

    色んな国の人や色んな国の商売と出会い、触れ合い、その視点で

    日本国内や地域商売もやっていかなければ、成り立たなくなりそうな予感。

  19. 2010.06.18

    ネットショップ一番店繁盛店への道

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    ネットショップ一番店繁盛店への道というテーマで。

    本日はネットショップの立ち上げ準備をしている会社様と打ち合わせ。

    システムの開発から全部自前で行うという会社様。このシステムの決めを行う。

    ここの会社様に提案している商材はかなり複雑である。

    たんにAという商品がBという値段で販売できるという形態ではない。

    通常であれば、見積もり依頼が来て、様々な条件を勘案して、関係各社に問い合わせて、

    ちょっと人間のサジ加減も加えつつ、購入が決まるような商材である。

    これを自動化するということにチャレンジしている。

    かなり難しいが、だからこそ差別化になると思っている。

    そして前例がないから、システムの決めをする段階でも打ち合わせに参加している

    みんなが知恵を出し合うという、おもしろい打ち合わせをしている。

    ここのショップがさらに素晴らしいのは、データベースを全部自社で持つから、

    こんなことしたい!あんなことしたい!ということに対して、出来ます!

    という答えが返ってくることである。

    特に素晴らしいのが費用対効果の算出や単品管理なども

    今までデータを落としてきて、加工して・・・とやっていたことが全部自動で出来るようになること。

    これを他のショップ様でも入れたい!というと、難しい場合が多いらしい。

    やはり自社でデータベースを持つことが今後非常に大切になってくると実感。

  20. 2010.06.17

    一番店繁盛店の計画

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    一番店繁盛店の計画というテーマで。

    本日打ち合わせさせてもらったショップ様は現状繁盛店で、一番店も見えているショップ様。

    打ち合わせの主な内容は商品に関すること。特に仕入れに関すること。

    この頃仕入れの調子が良い。3ヶ月先を見越して仕入れ計画が動くようになってきた。

    一番凄いところは1年先まで何を何個売るというのが決まっているみたいだが、

    まだ立ち上がって1年も経っていないところが3ヶ月先を見越した計画を立てて、

    動いているということが素晴らしいと思う。

    そして、計画とのズレを確認して、来年に活かす。精度が上がってきている気がする。

    そして、その計画通りにいけるように仕入れをコントロール出来てきているのが素晴らしい。

    それにはどれだけメーカー様や問屋様と良い関係を築いているかということである。

    持ちつ持たれつの関係であるので、メーカー様や問屋様が厳しい時には助けてあげることもする。

    2日後までに○○○万円お願いします!といきなり言われた時にも対応してあげる。

    それが何で起きるのかも把握して、次の計画に盛り込んでいく。

    また久しぶりに倉庫にも行ったが、整理整頓が完璧にされている。

    また、作業効率を良くしようと改善された後が見て取れる。

    しかもそこで働いている方がイキイキしている。

    攻め(フロント)計画もしっかりしているが、守る(バック)計画もしっかりしている。