1. 2013.05.11

    海外で働く場合の給料って・・・

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    アジアで活躍されている経営者の方から面白いお話を伺った。(ほんとかどうかは二次情報なので分からないが、たぶんそうなんだろうなぁ、と思わせるに足る話だった)

     


    話は単純にしていますが、ニュアンスだけ伝わればと思います。

     


    日本の企業では駐在員を1人海外に派遣すると、1000〜2000万くらいの費用負担になると言う。

     


    日本以外の国の企業では、現地の水準の給料にする。ただし儲かれば上がっていく形。だから最初は数百万円の費用負担。

     


    日本の企業が2000万円の売上をつくって、他の国の企業が1000万円の売上をつくっていて、どちらが評価されるでしょう。

     


    ・・・後者・・・という現実。

     


    そして日本企業は儲からないという判断を下して、撤退。残った他の国の企業がその後シェアを伸ばす。

     


    そういうことを何度も目の当たりにしてきたのだと言う。

     


    なんかありそうな話だなぁ、と思った。そして、残念だな、と。

     


     


    そんな話を聞いた時くらいにユニクロが世界同一賃金っぽいことをするというニュースが流れた。

     


    素晴らしい試みだと思う。色んなこと言われるんだろうけど、それをやる、って言ったことは本当に凄い。

     


    国が違ったら、同じことやってても給料は違っていい。それってどうなの!?みたいな。みんな思ってるけど言わない。そしてそれはダメだろう、みたいな風潮になる。それこそがダメだろうと思う。

     


    日本人だから給料が高い、ということがなくなり、現地に溶け込んで同じ生活水準で同じ給料でやっていったら、もっと海外進出の可能性は広がると思う。

     


    中国人も韓国人もそこら辺のハングリーさは半端ない。

     


    どんな人たちとどこで戦っているのか。ユニクロさんは強烈に感じてるんだろうと思う。

     


     


    日本人だから給料は高く、とか、日本人だから高いものを富裕層に売る、とか、一回そういうところのタガを外してみるのも良いんじゃないかな、と思います。

  2. 2013.05.10

    日本企業が海外に進出するということ

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    アジア旅を通じて日本企業が海外に進出することについて考えてみました。(個別のことは追って日付ごとにブログを書いていきたいと思います)

     


    まずはアジアで活躍されている&お会いしていただいた皆様に感謝!

     


    総じて言えることは海外でビジネスをしている人たち(特に0から立ち上げた人たち)は、ちょっと変わってて、おもしろい人の割合が多い。だから海外に進出してもステキな人と会える機会が増えるので楽しいと思います!

     


    そしてビジネスチャンスだらけだと思います。

     


    もちろんお手軽で儲かるようなことはないと思うけど、日本で日本の方々がやってるくらいがむしゃらに頑張れば、なんとでもなることが多いんだと思う。日本のビジネスマンの1/3くらいが海外にドカドカと進出していったら、、、と思うとめちゃくちゃおもしろい。

     


    どうしたらドカドカ日本から出て行くんだろう!?

     


    【海外での成功事例を増やしまくる】この1点だと思う。

     


    コンサルタントをしていた時にも一番感じたのですが、日本の経営者さんは成功事例が大好き。

     


    だから今アジアで頑張ってる経営者や企業が成功したとなると、(もちろんすでに成功している会社もたくさんありますが)ある点を越えた瞬間、みんながドバドバドバーと出て行くんだと思います。

     


    ある点というのは、成功している経営者や企業の数だったり、ある程度再現性のある成功事例かどうかだったり、みんながやりだすかどうかだったり、します。

     


    シンガポールやタイの日本食の進出具合はもはや飽和しているのでは、、というくらいのものです。

     


    だからあと1〜2年もしたら色んな業種がドカドカと海外に行きだすんだと思います。そしてまた成功事例が出てきて、また進出する、みたいな流れが作られていくんだと思います。

     


    海外のどこに行っても思う事ですが、まず成功への第一歩は【そこにいる】ということ。(できれば長い間)これが何よりも絶大に大きい。

     


    【片足突っ込み】とかではなく【全身どっぷり】できるかどうか。しかも経営幹部層の人が。その中でも特に営業バリバリ系の人が。

     


    今やるべきことはそういう体制になれるようにしておくこと。

     


    ある点を超えてからの日本企業は速いと思っています。そういう時が来たら、、と思うとワクワクすると共に、今アジアで頑張っているフロンティア精神溢れる皆様に敬服の思いでいっぱいです。

     


    そういう人を少しでも知ってもらえたらという思いはふつふつと湧いてきます。海外の成功事例や頑張っている方々を発信して、ある点を少しでも早めて起爆させれるようなメディアだったり、若い人が海外で頑張ってる人を見て発奮するようなメディア、そんなものが作れたらなぁ、とも思います。

  3. 2013.04.12

    海外に出ることだけがグローバル化じゃない

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    田村耕太郎さんの「君は、世界がうらやむ武器をもっている」の本の帯に書いてあったコトバ。思わず二度見して、ジャケ買いしました。

     


    ボクも常々そう思っているから。

     


    海外で一旗揚げる人のことは本当に凄いと思ってるし、尊敬もする。そんな人に会いたくて、パワーをもらいたくて海外にもフラフラと出歩く。

     


    でもほんとに海外に出ることだけがグローバル化ではないと思ってる。

     


    前の会社の取締役の面白い人が【日本を極めれば世界がやってくる】と言っていた。まさにそうだと思った。

     


    まだこの本の−はじめに−しか読んでないけど、うんうん、頷ける。

     


    【世界に出ないのであれば、徹底的に国内仕様の人間になるというのも、グローバル社会を生き抜くための戦略のひとつである】これはさっきの【日本を極めれば世界がやってくる】と一緒だと思う。

     


    【メディアの「日本悲観論」に惑わされがちだが、、、】と書いてあるところもまさにまさに、だと思う。少子高齢化、年金問題、医療費の増大、失われた20年、税金が高いとかいろいろ言ってるけど、何言ってるんだろう・・・と。

     


    オレらが頑張るから黙ってろ、とでも言いたいところである。(ちゃんと頑張って成果が出たら声を大にして言いたい)

     


    【「テレビや雑誌が『日本はもう駄目だ』と言っているから、海外に行く」という考え方は視野が狭いし、何よりその程度の覚悟では世界で通用しない。どちらか一方ではなく、日本と世界という「両輪」を意識することが必要なのだ。】ほんとそう。日本はもう駄目だと思って海外に行ってる経営者の方は少ないと思うけど、あんまりこんなことばかりメディアが言って、それ信じちゃったらどうするんだろ・・・。

     


    時流に乗るっていうのは非常に大事なこと。今はそれがアジアにあるとは思う。だけど、国の成長には限りがあるし、成長率も高いまま推移はしない。せいぜいどれくらい長い間、成長期にいそうなのか、があるくらい。

     


    そしてその後は、その国ごとの業種のライフサイクルを見極めて成長市場に突っ込む。それも良いと思う。

     


    ベトナムに3年前に行った時に思ったことはこれからブライダル業界が伸びて、その後はベビー業界、そして家族消費の家具やおもちゃが来て、教育ね。。みたいなことは日本がたどった流れを見たらいつどんな業界がくるのかは分かると思う。今の日本のおもちゃ業界なんて惨惨たる有様だけど、ベトナム行ったら大当たりするんじゃないかなぁ、と思ったりする。日本の安心・安全のイメージは特に赤ちゃんマーケットには抜群だし。

     


    中国に3年前に行った時にももう生産国としては見たらダメだな、と思って、バングラデシュに行った。その変わり目っていうのがあると思う。だから中国に昔から生産で進出している日本のアパレルメーカーが販売をやってもうまくいかず、後から来た中国を販売のマーケットだと思って売りに行ってるメーカーはうまくいっているという現状もあった。ずっと中国にいてアパレルの投資やコンサルをやっている人に聞いたら、それは意識や認識の違い、と言っていた。だから海外に先行していってても、それ故に見誤ることもあるのだということも教えてもらった。

     


    海外では先行者利益を享受できることもあるけど、そこもタイミングややり方次第なんだと思う。

     


    でもいずれどこの国も経済という面での成長は鈍化し、ストップするのだから、20年もストップしてるのに、しかもライフサイクルも安定期を迎えている業種で爆発させた事例とかは世界の人が聞きたいところだと思う。

     


    生命保険業界というこりかたまってそうな所に風穴を空けたライフネット生命とか、モビリティ業界というビッグな会社しか生き残っていないようなところに風穴を開けたテラモーターズとか。ほんと素晴らしいと思う。

     


    ボク自身はどっちでも良いと思ってる。日本で頑張ろうが、海外で頑張ろうが、どっちでもオッケー。あんまり日本とか海外とか言ってる時点でグローバルじゃないなぁ、と思ったりもする。

     


    あんまりそんなことを考えるのではなく、【何かを極めれば何かがやってくる】くらいで良いのでは!?と思ったりしてます。

     


    あとはその極めるところを場所で選ぶのか、商材で選ぶのか、対象で選ぶのか。自分が一番楽しそうで、得意そうなところでその3つのかけ算の中からやっていったらいいかと思います。

     


    また、全部読んだら感想でも書いてみたいと思います☆

  4. 2013.04.09

    アジア歴訪

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    4月中旬から5月中旬までアジア7ヶ国行って来ようと思います。

     


    本日、飛行機のチケットを全部LCC(特にエアアジアに奇跡を感じる)で取ったのですが8回飛行機に乗って、税金とか燃油サーチャージとかサービル料込みで合計124000円。

     


    これが円安でなくもうちょっと円高(85円くらい)の時だったら10万円くらいで全部買えてしまっていたということ。

     


    めちゃくちゃ安い。。。特に東南アジア同士だったら5000円未満とかも多い。

     


    東南アジア同士は格安で飛んでいける。ほんとに1つの経済圏になっている(なっていく)感じが凄いする。

     


    シンガポールとかバンコクを中心に各国を日帰り出張で行けるくらいの感じ。

     


    各国で中流階級くらいの人が一気に増えて、そこら辺の人が一気に移動しだしたりしたら、おもしろいんだろうな。

     


    勝手な妄想も膨らんでいく。

     


    東京と大阪が新幹線で12000円くらい、これは・・・

     


     


     


    日本→シンガポール→マレーシア→カンボジア→タイ→ミャンマー→香港→韓国→日本。

     


    たくさんのおもしろい人やおもしろい企業とお会いしてアジアの今とこれからを感じてきたいと思います。

     


    上記の国でおもしろい人とか企業いたら紹介してくださーい!!

     


    特に小売業、現地メディアの人、貿易関連の人、ITやWEB系の人などいたらお願いしまーす☆

     


    そして各国でお会いできる方、よろしくお願いしまーす☆★

  5. 2013.02.08

    バングラデシュの物価やサービス料金編

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    バングラデシュと日本の物価やサービス料金等を意識しながらお金を払ってるとなんだかなぁ、と思うことも多く出てきます。バングラデシュ安すぎるだろ・・・というものもあれば、日本高くない!?日本安すぎない!?というものもあります。

     


    1タカ1円くらいに思っていただくと分かりやすいかもです。(ほんとは1タカ1.2円くらい。1円だと0.85タカくらい。)ただ今の円安でビックリするくらい苦しいです(涙)1月20日に両替した時が1万円が8560タカ。2月5日に両替した時が8310タカ。両替しただけで250タカどっかいきました。

     


    目安として給料は工場で働く人で一番多いラインが1ヶ月5000〜7000タカくらい。大学も出てて2ヶ国語話せてホワイトカラーで15000タカくらい。大学出て日本語しか話せなくてホワイトカラーで手取りが15万くらいだとすると10倍くらいです。1つの基準として。

     


    一番びびったのは【電話料金】

    バングラデシュでは国内通話でだいたい1分2タカです。日本だと私はドコモですが、1分42円です。ざっと15〜20倍。それはまぁ良いとして、バングラから日本に携帯から携帯にかけて1分20タカ。あれ?日本の国内通話よりも海外からかけた方が安い!?日本の通信会社が儲かっててしょうがないような気がする。

     


    【モバイルの機種代金】としては日本みたいに何か誤摩化されているのではないか!?というような価格体系はなくノキアのシンプルな携帯で1600タカ。意外と高いな、と思ったのが【インターネット使用料】家のインターネットが1ヶ月1450タカ。だから普通の人はインターネットとかまだしてません。ちなみにモバイルでもインターネットは出来ません。【パソコン】はレノボのノートパソコンでスペックにもよるけど30000〜50000タカ。給料の2〜3ヶ月分と思うとやっぱり購入障壁は高いですね。

     


    コモディティ商品としては【コーラ】が200mlで15タカ。【水】は1.5Lで20タカ。【Tシャツ】は50タカ。【ボールペン】は5タカ。【バス】は距離にもよりますが、30分くらい乗って15タカ。

     


    高額商品としては【パジェロ】が700万タカ(関税300%のお陰)、【結婚式】が50人くらい呼んで30000タカ。【医者】にかかると検診だけで500タカ。【冷蔵庫】で35000タカ。【エアコン】は60000タカ。医者と家電の高さにびびりました。

     


    その他【家賃】は今住んでいるところが3LDKで15000タカ。【WEBサイト】を作るのが10ページで10000タカ。【名刺】は500枚で1000タカ。【タバコ】は20本入りで140タカ。

     


    などなどでした。(全部ノーマルなスペックの価格と現地の人の予算感という感じです)

     


     


    日本と比べて相対的に高い物も安い物もあると思いますが、商品やサービスによってその相対的な価格差が大きく変わるところが面白いな、と思います。バングラデシュの国としてのライフサイクルと共にここらへんがどうやって変化していくのか、そしてそこにどのように入っていけばおもしろいのか、など考えると面白いと思います。

     


    海外ビジネスを考えるときはその国ごとの、その産業ごとの、その業界ごとの、その業種ごとの、ライフサイクルを考えると良いタイミングとビジネスの形が見えてくると思います。

  6. 2013.02.08

    バングラデシュでのおもてなしとお土産編

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    先日、M君の家に招かれました。ここ数日体調が優れていなかったのですが、どうしても来てほしい!というので行きました。バングラデシュでも下層の家庭(自己申告)で、正方形の六畳一間の家です。屋根はトタンと葉っぱで構成されていて、床は無く土です。

     


    家の中にはM君の嫁、子供、母、嫁の父が勢揃い。一家が揃うから来てほしかったんだろうなぁ、と。これは盛大な会が始まりそうな勢い。こういうテレビ番組あったなぁ、と思いながら。

     


    家の真ん中に1つだけベッドがあり、そこに座らされ、M君の家族に囲まれる。すると、M君嫁からご飯が出てくる出てくる。ドローカルなご飯でした。残念ながらお口には合いませんでしたが、これは全部食べてこそだろうと思ったので、飲み込んでいると、新しいご飯が次から次へと。。

     


    そして停電になってからはさらに大変。嫁父がロウソクで私の手元を照らし、嫁がスパイシー過ぎて汗をかいている私を扇ぎ、M君母が次のおかわりを注ぐのを狙い、M君は私の汗を拭いてくれます。M君娘はつぶらな瞳でこちらを見ています。

     


    儀式のような雰囲気になりながら、ひたすらメシを食う私。途中からお腹いっぱい過ぎて目眩がしてきましたが、なんとか水をガブ飲みしながら完食。すごく満足していただきました。

     


    心からのおもてなしが嬉しかった。

     


    どんだけ口に合わなくても出された物は完食する、というのが現地スタッフ(お客様先で出されたらお客様)のモチベーションを上げることになると思います。あとはお誘いは断らない、ということも大事だと思います。やっぱりご飯おいしい!って言ってもらったらテンション上がりますもんね☆

     


     


     


    また中学・高校・大学の同級生が仕事でバングラデシュに来るというので、先日ご飯を食べにいきました。しっかりしゃべったのは12・3年ぶりだと思いますが、めちゃくちゃ楽しかった。昔話から今の仕事の話までダダダーと。

     


    そしてなんとお土産を持って来てくれて、内容は、、、カップヌードル!

     


    マジで嬉しかった。最強レベル!その友人も中国で半年住んでいたということから、どんなものが嬉しいか分かってたらしく、、、感動。こちらは調理器具も怪しいので、お湯を入れたら出来る、というのはほんと画期的。その他にも高級なお酒と高価なペン2本いただきました。ありがたき幸せ!

     


    食が不自由そうなところで長い間いる人にカップヌードルの差し入れは以後神様と崇めたくなるくらい嬉しいので、そのような機会があれば是非差し入れしてみてください。

     


     


     


    あと、海外でのお土産で喜ばれるのは、実用的で日本だから高品質低価格なもので言葉いらずで説明がつくもの、だと思います。持っていく側のことまで考えると、大きくないもの。

     


    あとはその国によって変わりますが、バングラデシュは今でもテレビがある家はほとんどなく、人が集まっているお店を覗くとみんなでテレビでクリケット見てる、というのが当たり前の光景です。三丁目の夕日状態。

     


    だからローカルの子へのお土産は100円ショップとかで見つけたら良いと思います。時計とか電卓とか後進国で買ったらもしかしたら高いかもな、という想像力で選んだら良いんじゃないかな、と思います。子供にはあめちゃん。

     


    経営者にはオーダー(注文)がお土産には一番良いと思います(笑)もしくは経営者は基本スマホなので、そこらへん周辺の便利グッズなんかも良いかもしれません。

     


    この頃の鉄板は【フリクション】フリクションを渡して書いてもらって、それを消すとアンビリーバボーみたいなリアクションをしてくれます。

     


    日本っぽいものももっていったことはたくさんありますが、どれもあんまりしっくりきていない感じがしました。あんまり意味が分からないのだと思います。

     


     


     


    ビジネスライクな付き合いも良いですが、心通わせることも大事だと思いますので、おもてなしやお土産について思うところをつらつらと。

  7. 2013.02.06

    バングラデシュでの交渉術編

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    バングラデシュでの交渉はなかなか厳しいものがありますが、どうしたらうまくいくのだろうということと今後の対策等も含めて、つらつらとまとめてみようと思います。きっと海外とのビジネス(特に後進国でのものづくり)をやっている方には共感いただけるのではないかと。

     


    まずベストな解決策は

    1.信頼できるパートナー(人・会社・工場等)とやること

    2.現地のビジネス感覚と工程を熟知しておくこと

    だと思います。ただそこまでには長い道のりも必要なわけで。

     


     


    基本的に言っていることは信じない。現物・現実主義でいかないといけない。

    生地にしても、前と同じ生地でお願いします!とこちらが伝えたとしても『うん、前と一緒だよ(ちょっと違うけどね、てへっ☆)』ということがある。

    納期にしても、ほんまに間に合うんやろうね!?と伝えたとしても『うん、間に合うよ(○○次第だけどね、だはっ☆)』というのが出てくる。

    このかっこの中(心の中と言葉の条件設定)を見抜かないといけない。

    どうやって見抜くかと言うと、直感力も大事だし、強く念押ししてみることも。そうすると、ちょっと自信のない表情をしたり、言ってることのつじつまが合わなくなったりする。

    生地だったら基本的に領収書を見て前と同じサプライヤーかどうか、生地の価格は前と一緒かどうか、など現物で確認できるところまで落としこむ。出来れば生地の工場とも連絡を取ったり、重さを測ったり、生地の伸びる率を測ったりする機械を持ち込んで自分の目で確信できるところまでやる。商品を入れる袋まで指示しないととんでもないもの(袋があるのは確認したが、袋が開くのを確認しなかった!開かない袋作って誰が得するねん!そしてよく見つけたな!)を持ってきたりする。

     


     


     


    次に自分に対して妥協を許さないこと。小さな妥協が大きな妥協を生む。小さなウソが大きなウソを生むように。

    まぁ、これでいっか、とか、ここはちゃんとやってくれるだろう!とか、これだけ言ったしな、というのは見事に裏切られる。少しの妥協も許さない強い心を持てるかどうか(めちゃくちゃしんどいし、めんどくさい)が試される。

     


     


     


    交渉をこちらのペースでやること。時に大きな声や威嚇もあるし、バングラ人同士では階級もあるから、なかなかこちらのペースでは交渉できないけど、こちら側で出来る事は最善の準備をする。

    まずは形容詞や指示語はなくす。そして交渉前に相手が言い訳を出来る要素を取り除いておく。あと、こうやって言い逃れしてきそうだな、ということは先に潰しておく。全ての情報、人、モノ等必要物が揃っているのかを確認する。(あっ、この情報が足りてない。あっ、誰々が来ていない、などが頻繁にある)バングラ人の感覚も知っておくこと。どのくらいのサイズのズレやったら、こいつら報告しないな、とか、ちょっと遅れそうで挽回がきかなそうな時にこんな言い訳してくるか、とか、ダメージ加工はどの程度のことを一緒と思うか、とか。

    あと、『じゃあどうしたらいいねん!』と逆ギレしてきた時に的確な答えを言えること。これがなかなか言えないんだけど・・・。逆ギレに対して的確な答えなどそもそもあるのだろうか。

     


     


     


    全てのことを知っていると交渉の仕方も変わる。

    ブラックボックスが多いから、そこで小細工をされる。

    未来が確信を持って確定できる情報量をどれだけ持つ事が出来るか。

     


     


     


    1商品が出来るまでの工程は細かく書き出すと無限になる。そのほぼ全てに交渉とチェックが必要になる。

    日々ビックリと出会う。でもビックリばかりもしてられない。お客様が待っている。

    まぁ、こちらをだまそうとしてくる工場や企業とは付き合わないし、今は良いところと付き合うことが出来ている。ちょっとずつ改善。

     


     


    ほんとにバングラに来て実際にモノヅクリをかじらせてもらうと、商品が日本のお店とかで普通に売られているのが奇跡に思える(笑)

  8. 2013.02.04

    バングラデシュでの人材育成

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    バングラデシュに来て2週間。ずっとG君と一緒。

     


    彼はバングラデシュのローカルマネージャー。現地にずっといて、日本側の想いを伝えたり、貿易の実務的なところとか生産管理等をしないといけない役割。

     


    めちゃくちゃ重要な訳です。だから色んなことを教えてあげることに。

     


    こうやって1人の人とずっと一緒にいて、全てを伝えていく、というのは楽しいこと。

     


    時に冗談を言ったり、わざと怒ってみたり、心が折れてる時は寄り添ってあげたり(笑)

     


     


    整理整頓から、コピーの取り方から、挨拶の仕方から、ミーティングの進め方から、優先順位の付け方、

     


    スケジュールの立て方、パソコンの使い方というベーシックなところから、

     


    交渉の仕方、約束の守ってもらい方、データベースの構築の仕方と使い方、

     


    商売の事、日本のマーケットのこと、商品の商流と物流とお金の流れと情報の流れのこと、

     


    とかを教えてあげる。

     


     


     


    あと大事なのが、なんでこういう意思決定になったのかという過程の見える化。

     


    これは日本でも一緒だと思うけど、意思決定事項だけ伝えてもその背景を伝えることをしなければ、

     


    上っ面の理解に終わってしまうと思う。もしくは【察せい!】と言うのもありだけど・・・やめておいた方が良い。

     


    人それぞれ環境や経験や感性や視座も違うので。

     


    長く一緒にいて、その人の時間の使い方、行動などを通じて、少しずつ伝わるんだと思う。

     


    だから丁稚奉公とか良いなぁ、と思う。

     


    秋山木工さんの【丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方】とか良いなぁ、と。

     


    あと、平松陽一さんの【この老舗に学べ!「100年続く店」の人の育て方】もなかなか痺れるものがありました。

     


     


     


    たまにG君の発言・行動・意思決定が自分の想像した以上だったり、おぉおぉそれやんか!となると嬉しいものがあります。

     


    ただ人材育成っていうのは、その人自身の強みを活かしながら、色んな人の良いところは吸収しながら、

     


    教えてもらった人を越えること(越える可能性を感じるさせること)が出来て始めて、成果と言えるんだと思います。

     


     


     


    バングラでも伝わったか、理解できたか、腑に落ちたか、実践したいと思ったか、

     


    というのはだいたいの表情や仕草で分かります(笑)日本でもそうだと思いますが。

     


    なぁなぁで終わらさずに、しっかり向き合って(その時間がくさるほどあるから良い)、

     


    心ゆくまで分かり合いたいと思います。

     


    伝えたやん、、、なんも分かってくれない、、、最初はそうかもしれないけど、そこで終わらずにじっくりいきたいと思います。

     


    あと、良いなぁ、と思ったのが、暗闇での語らい。

     


    バングラデシュでは基本的に停電しますので、夜真っ暗闇になるわけです。

     


    だからそんな時はこれまでの歩みとか、趣味思考とか、これからのライフプランとかを聞いてます。

     


    暗闇だから素が出るというか、飾らないようになるというか、そんな感じが意外と心地良いなぁ、と。

     


    パソコン見ながらとか、スマホいじりながらではなく、暗闇で語らってみる事もオススメします。

     


    まぁ、なんにせよ強い組織、伸びる組織には素晴らしいナンバー2が必要な訳です。

     


    G君はバングラのトップにして、株式会社わんピースのナンバー2。(たぶん)

     


     


     


    最終的にはバングラデシュのことはオレに任せておけ!もう来なくて良い!

     


    と力強く言ってくれるくらいになってもらいたいと思っています。

  9. 2013.02.03

    バングラデシュでのビジネス編

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    バングラデシュでのビジネス。一筋縄ではいかない。二筋くらい血管が浮き出そうなくらいキレたくなる。

     


    というかすでに3回キレた。

     


    自分は事なかれ主義だし、怒ったりキレたりすることは無い。

     


    船井総研の時も漢字が書けない丸坊主がいても、驚きはしたが、怒ったりはしなかった。

     


     


    ビジネスというのは本当に信頼の上に成り立っているというのをつくづく実感する。

     


    これから日本でも、より自由をベースとしたビジネスに移行していく。

     


    ルールやマニュアルではなく、企業文化や想いによって行動していく形。

     


    ブラジルのセムコ(←めちゃくちゃ行きたい!!)とか、ザッポスとか。

     


    セムコをご存知でない方は【リカルド・セムラー著 奇跡の経営】を是非。

     


    自分も前職では自由にさせてもらっていたし、管理するのは嫌いだった。

     


    ただそれはある一定の信頼の元、成り立っていて、ここバングラデシュではなかなか通用しないものだった。

     


     


    なんでなん!!?ということが常に起こる。

     


    今日コンプリートする!と言って、3日ぐらい完成せずに、完成した!と言ったら、作るのが完成しただけで、チェックをすると15%くらいダメでまた納期が延びたり。

     


    サンプル持って行くわ!と言われて待っていたら、16色中7色だけだったり。

     


    全然スケジュールを守らない工場のオーナーに、スケジュール違反しないように、バンクチェック(小切手)を書いて、それをこちらが保管しておく、と伝え、OKをもらったのに、当日になったら打ち合わせ場に来ずに、なんで?と聞いたら、書きたくないから、と言ったり。

     


    前と同じ生地でお願いね、と言っても、似ている生地で誤摩化そうとしたり。

     


    ジッパーはYKKで絶対やってや!と言っても、パチもんのYKKで誤摩化そうとしたり。

     


    関係工場に指示出しておいてや!と言っても、出してなくて、なんでなん?と聞いたら、お母さんが死にそうだったから、とか言ってきたり。

     


    とある工場のオーナーが音信不通になってて、やっと繋がったら、バスに乗ってて、窓の外から果物を買って食べたら一服盛られて生死を彷徨ってた、とか。(これはリアルっぽいけど)

     


    とある工場が全然納期が守れてないからなんでだと調べたら、オーナーが生地をマーケットで売ってトンズラこいた、とか。(これもリアル)

     


    バングラから送った商品の数と日本に着いた商品の数が違ったり。(通関で何個か抜かれてるか、工場が適当な数を申告したか)

     


     


     


    そんなこんなを一歩ずつ突破しているところ。

     


    日本のお客様に迷惑(品質と納期)をかけないように。

     


    やるっていったやん・・・とか、なんで約束守ってくれないの?とかは、それを言ってもしゃーない訳です。(ほんとは正しくても)

     


    あの手この手で実現させていかないといけない。

     


    管理するにしても、【一服盛られない事】とか【生地をマーケットで販売してトンズラこかない事】とかまで管理できないのです。

     


     


     


    まずは先にお金を渡さない事。これはめちゃくちゃ大事。先に渡さないといけない場合(TTなど)でもアグリーメントとバンクチェックはもらっておくこと。

     


    あと言葉と感覚の共有。例えば【完成】という言葉にも何通りもの解釈が出来るわけです。こういう状態の事をこの言葉では言うんだよ、というのを全員で確認しないといけないです。(それでも知っていて裏切られることは多々ですが)

     


    どうしようもない時の奥の手を常に考えて、それを出来る状態にしておく。(いつでも切り札もっておく)

     


    もちろん一番良いのは信頼できるパートナーと取り組む事ですけど。でもそれも手のひらを返したように裏切られたりする場合もあります。

     


    もっと良いやり方もあるんだろうけど、今のところの実体験。

     


    1つずつクリアしていって、信頼関係を築いて、いずれ管理しなくても良い関係になれたら最高やな、と。

     


    そういうパートナーとだけ付き合いながら、お互いハッピーになれたら良いな、と。

     


     


     


    あとはなんでそうやってお願いしているのか、の意図を何回も説明すること。

     


    生地が間に合わないからファーストサンプル(見本みたいなもの)と本生産の生地が違っても良いだろうとバングラでは思ってる。

     


    ファーストサンプルだったらサイズが若干違っても良いだろうと思ってる。

     


    でも日本側はそれでその商品の注文数が変わってくるから、しっかり作ってほしい。

     


    ファーストサンプルをしっかり作ったらその工場のためにもなるということを何回も伝えて理解してもらわないといけない。

     


    逆に日本側にもバングラ側を見える化してもらえるように情報を伝えないといけない。

     


    なんで納期が遅れるのか、どんな想いをもっていそうなのか、などなど。

     


     


     


    信頼があると、ビジネスのスピードや可能性がグングン広がる。

     


     


     


    今が気合いの入れ時。

     


    株式会社わんピースの山口代表が2年かけて築き上げてきたビジネス。

     


    もう少しで跳ねるところまで来ている。

     


    最初とかほんまえぐかったんやろうなぁ、と想像しただけで震える。

     


    会ったり電話のたびに吐きそうだ、とか、胃が痛い、と言っていたのが分かる。

     


    0から工場開拓して、アパレルや貿易のことを勉強して、今の形まで構築して、、、まじ凄い。

     


    大変なことがありすぎるからこそ、それが参入障壁にもなり、競争優位性を生む源泉にもなる。

     


    金もコネもなんもなく、行動力と根性で海外ビジネスのベンチャーを立ち上げるなら、こういう形なんだろうな、と実感中。

  10. 2013.02.01

    バングラデシュでの日々編

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    バングラデシュでお仕事をして10日以上が経ちました。

     


    イギリスの経済誌エコノミストで【世界で最も住みやすい都市ランキング】べべだったダッカにいます。http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

     


    >最下位の「最も住みにくい都市」はバングラデシュの首都・ダッカだった。過密な人口密度と都市化、インフラ整備の遅れ、貧困、大気汚染などの衛生環境・治安の悪さなどが要因となった。

     


    だとさ。

     


    想像以上に大変なことばかりで笑えない&バングラデシュはイスラム圏なので本日・金曜日がお休み。

     


    ということで、気晴らしにBlogでも書こうかと思います。

     


    現在、絶賛同棲中でして、現地バングラ人のG君(右・25歳・男性)と2人暮らしです。

     


    人生初めての同棲が異国の地で外人さんとで野郎だとは思いませんでした。

     


    今流行りのシェアハウスだと思っておく事にします。

     


    あと、たまに従業員の子M君(左)も来ます。最大限のおしゃれをしてきてくれましたが、残念ながら靴下が指3つ分開いてました。

     


    住居兼オフィス↓↓

    G君は仕事がうまくいかず、たまに心が真っ二つになっていることがあります。

     


    暗い部屋できれいな三角座りを何回も見ました。

     


    気が優しいところもあって、ラーメンを作ってあげる!と言われて楽しみにしてたら、ボクの知ってるラーメンではありませんでした。

    食生活にも慣れたもので、朝はそこらの屋台で2つ10円のパンをリキシャの移動の中で食べ、

     


    昼は訪問先のオフィスや工場で出された現地食(カレーのようなもの)を手で食べ、

     


    夜はそこらの露天で未だに天秤で値段が決まる方式の売り方の野菜を買って家でG君が作ってくれます。

    1日移動しなければ50円〜100円くらいで生きる事が出来ます。

     


    一番厳しいのは意外と寒い(4枚くらい着込んでます)のに、シャワーが冷水。。

     


    精神と肉体の鍛錬です。

     


    あと、蚊帳の中で寝てます。現地の人もそうです。我が部屋↓↓

    今のところ日本人には1人も出会っておらず。。。

     


    街中はこんな感じ。

     


    子供達はだいたいクリケットとバトミントンをしている。

     


    果物とか魚はこんな感じで売られていて、それを買います。

    商売はどこでもいつでも出来るのです。

     


    言葉は基本的にはベンガル語。

     


    それに英語がミックスされてくるので、みんなルー大柴みたいになってます。

     


     


    【まずは現地化するということ】

     


    旅行とか旅とか視察とかではないし、仕事の相手も全員現地の人。

     


    今までバックパッカーとして30ヶ国くらい行ったり、

     


    前の会社でシリコンバレーや上海やバングラデシュにも視察ツアーを組ませてもらったことはあったけど、

     


    ガチで仕事をするということになると全然違う。しかも周りに日本人はいない。

     


    だからこそ現地化しなければならないと思ってる。

     


    2年前に行った中国で現地の人とうまくやってる大手日系企業も、

     


    去年行かせてもらったアフリカ・タンザニアの日系ベンチャー企業も、そうだった。

     


    前のコンサル会社の時もそうだった。現場を一番大事にする事。

     


    現地化しながら、いかに実現させていくのか。めちゃくちゃ難しいことだけは分かった。

     


    【現地化】しながら【実現力】を高めていく事。身をもって体感中。

  11. 2011.09.02

    上海・杭州視察ツアー

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    先日、お忙しい中、調整いただいてアリババの岡田取締役と赤塚部長とお会いさせてもらいました。

     


    9月26日27日の上海・杭州視察ツアーの件と中国&世界展開について。

     


    アリババは世界190ヶ国に2000万人の会員を持つ世界最大のBtoBマーケットプレイス。

     


    タオバオは中国イーコマースの80%のシェアを誇り、3.7億人のユーザーを持つCtoC。

     


    タオバオモールは中国ショッピングサイトのシェア50%弱のBtoCサイト。

     


    中国に進出する際にも、世界に進出する際にも、非常に強力なパートナー。

     


    日本にいながらメーカーであれば月額5万円で世界のバイヤーに自社商品を売り込むことが出来ますし、

     


    今急成長のタオバオに進出し、将来の柱となる事業を築くことも出来ると思います。

     


    色んなお話をうかがい、その可能性と未来が素晴らしいものであることを再認識しました。

     


    成功事例もいくつも生み出し、しっかりとした知識・サポートがあれば、中国や世界への展開ももうすぐ一般的なものになると思います。

     


     


    今回の上海・杭州視察ツアーのみならず、日本でのセミナー、具体的な世界&中国進出のあり方・やり方など

     


    様々な形でご一緒させていただきたいと思っております。

     


    どんどん世界・中国の進出などもお手伝いしていきたいと思います。

     


     


    ちなみに上海・杭州視察ツアーではアリババ様やヤマト運輸様や現地で活躍されている

     


    中小企業様や中国進出サポートをされている会社様など色んなところを回ろうと思っております。

     


    9月26日27日(現地集合現地解散)で費用は10万円です。

     


    ご興味いただいた方がいらっしゃいましたら、左上部からメールを送っていただけましたら詳細内容を送らせてもらいます。

     


    中国進出を考えられている企業様は是非!!

  12. 2011.01.28

    weggle

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    新聞社の記者の方と情報交換しておりました。メディアの方も毎日取材や色んな人と連絡を取り合っていると思いますので、物凄い情報をお持ちでした。

     

    これからの業界の動き。色んな気付きをいただきました。

     

    1つはウィーグル(weggle)という英国の会社。自転車屋さんなのですが、世界的な物流を構えていて、世界中どこでも送料5000円という形になってきているみたいです。世界はここまで小さくなったか!ということを思う次第ですが、もうこうなったら全世界送料500円になる日も近いですね。日本でも送料500円以上取っている会社がまだいる!ということに愕然とする日がくるかもしれません。日本ではもうすぐ全商品送料無料時代に突入していくと思われます。それが当たり前化していくということですよね。それは一部だから、自社はしない!というか出来ない!ではもう時代に取り残されていきます。そうなる時代を見据えて、どうするのか。ここが経営判断になってくるのだと思うのです。情報は非常に重要です。ただ、それを知っているだけではなんともなりません。次の行動に活かしてこその情報です。

  13. 2011.01.26

    海外ビジネスのサポートならグローバルデスク

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    海外ビジネスを色んな形で支援してくださっている会社様の1つにグローバルデスク様があります。元々はアリババマーケティングの一部門だったものが、アリババにこだわることなく、中小企業様の海外ビジネスのサポートということで、幅広く活動できるように、ということで別会社化されております。

     

    海外ビジネスをする上では色んなサポートが必要です。法律の問題、関税の問題、物流の問題、言葉の問題、契約の問題などなど、それぞれの専門化が必要な場合があります。そんな時に強力会社が見つかる場であったり、過去の経験や事例をお伝えいただける場であったり、そういったものをトータルで提供しているのがグローバルデスク様なのです。元々中小企業様の海外ビジネスのお役に立ちたい!という私の想いがあって、そこと本当に合う会社様でしたので、今後とも色んな形でサポートをいただきたい、というお願いをしました。

     

    みなさまも海外ビジネスをお考えでしたら、サポート体制は整いつつあります。気合いを入れて前に進むだけです。

  14. 2011.01.15

    バングラビジネス

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    バングラビジネスが本格稼動してきました。このブログからも多くのお問い合わせをいただきまして、是非お力になっていきたいと思っております。

     

    今案件をいただいている会社様やブログからお問い合わせいただく会社様も共通項は行動力だと思います。

     

    知らない世界に飛び込む、知らない人に連絡してみる、ということはなかなか取り組めないことですが、そこを前に進める行動力が素晴らしいと思います。

     

    この頃、大手の方ともお話をさせてもらいますが、色んなしがらみや権限の問題で行動力もなく、進むスピードも遅いのが実情です。

     

    ですので、このような新しい世界に打って出るのは、スピード感がある力のある中小企業様が一番適していると思います。

     

    そこで先行者利益を取り、業界のリポジショニングを目指す。これこそが成すべきことではないかと思います。

     

    その中ではバングラデシュという国は非常に魅力的です。今チャイナリスクの軽減で話題にはなってきておりますが、実際のビジネスとして前に進んでいるのは意外と少ないのです。ここで前に進み、実際のビジネスとして取り組むことが出来るのか。大きな岐路に立っているのかもしれません。

  15. 2011.01.13

    海外ビジネスの広がりは

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    昨日、海外ビジネス展開で今後とも色々な形でサポートをお願いしたいと思っている会社様に会いに行きました。

     

    その会社様はこれまで海外通販のためのサービス提供だけの展開だったのですが、この2月に自社で6万点のアイテムを持つ海外向けネットショップを大手ネットショップと組んで運営していくというお話を伺いました。オープン当初から11言語での展開は今後の海外通販の広がりを見る1つの契機になると思います。その経営者から『地方を活性化したい!』という想いを聞きました。海外ビジネスと地方活性化。これがリンクしていく未来を思い描いてらっしゃるのだと思います。地方が活性化するには、【人を呼ぶか、モノを売るかのどちらか】です。その両方を考えてもWEBを使った海外ビジネスの展開は必須なのだと思います。海外富裕層が日本に来るときに来てもらえるような魅力の発信、海外富裕層向けにモノの販売。

     

    飽和&縮小していく日本マーケットで頑張ることももちろん大事ですし、それがベースなのですが、新しい試みとして海外ビジネス展開をどんどん地方や中小企業がしていくべきだなぁ、と思いました。

  16. 2011.01.12

    グローバル人材教育

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    今日はスポーツ留学をサポートされている企業様とお話をさせていただきました。ものすごくおもしろいビジネスモデルだったので、是非お話を聞かせてほしい、という申し出に引き受けていただいたのです。

     

    その方は元々スポーツメーカーで海外の開拓などに従事されていた方でコーディネーターとして経験も豊富な方でした。

     

    その方はメインで日本の人でスポーツを海外でするということのサポートをされていますが、私はビジネスとして日本人がもっともっと海外に出て行くために何か出来ることはないかな、ということでその方がどのようにサポートしているのか、が興味があったのです。色んなお話になりまして、最終的にはグローバル人材教育の話になりました。これからの労働環境を考えると、このテーマは必須になってくると思います。特に中小企業の方の海外ビジネスの展開についてのお話になったのですが、海外の人が日本に来て働くこともあると思いますし、日本の人が海外に技術指導や海外の販路開拓などもしていく時のサポート体制や効果を上げる仕組みなどもあがりました。今後もっともっと勉強して、取り組んでいきたいと思います。

  17. 2010.12.26

    バングラビジネス近況~小ロットと検品工場~

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    バングラビジネスの近況ということで、バングラデシュでお世話になった方が日本に来られているというので、お打ち合わせをさせてもらいました。

    今のバングラデシュの状況や今後の流れなどの取り決めのために。

     

    まず今のバングラディシュの状況としては、日本企業が物凄い勢いで入り込んでこようとしている、とのことでした。ただ、なかなか入り込みきれていないというのが現状らしいです。ただやはり大手のバイイング力でもって、大きなラインごとブックするということも起こってきているみたいです。

     

    ただ私たちは中小企業のためにどうあるべきか、ということを常に考えておりますので、やはり一番大事なのはロットの問題です。今回12月後輩にバングラディッシュに行ってもらった一番の目的は小ロット対応の工場の開拓です。バングラで検品会社をしているところに聞くと、○○個以下の小ロット対応している工場はないということを言われるみたいですが、今回はその基準を大きく下回るロットで出来るところを多く見つけてきてくれたり、交渉をまとめてきてもらいました。

     

    現地の検品会社も把握できていないような工場がバングラディシュには数多くあります。中小企業の小回りの良さとスピードでここらへんを活用して、一気に伸びていきたいと思います。

  18. 2010.12.03

    海外進出とEC

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    2011年は確実に世界的ECの元年になります。商圏という概念が、地域から日本へ。そして世界へと広がりを見ると考えられます。日本においても海外サイトの利用者比率は17.8%と高まりつつあります。

     

    また、今年は大手企業が海外のECを買収する動きが多くありました。スイスの高級品大手リシュモンがイギリスのECであるネッタポルテの買収に着手したり、楽天はフランスのネット通販会社のプライスミニスターを220億円で買収したり、LVMH(セフォラ)は南米進出でブラジルのネット大手3社の内の1社であるサックスを買収など大きな動きもありました。

     

    ECで海外進出を果たそうとしている日本企業も出てきました。ケンコーコムは2009年9月シンガポールに子会社を設立し、アジアや欧米の35ヶ国に住む日本人対象のサイトを開始。2009年10月~2010年3月の売上は5300万円。ディノスも中国、韓国、シンガポールなど7カ国で展開しており、今後3年で欧米や中東など120カ国へ拡大を見込んでいます。

     

    イギリスのEC化率は現在13%ですし、ドイツでも11%、フランスでも8%です。中国も2015年までにEC化率を5%へという国の目標があります。日本は今3.6%ですが、大勢を見ても、これからさらに発展していくと思われます。

  19. 2010.11.20

    来年の計画

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    来年の計画を考えておりました。自分が何をしていくのか。何がしたいのか。何を求められているのか。どんな存在になりたいのか。

     

    そして、どんな時代になっていくのか。

     

    そこらへんをゆっくり考えながら、来年の計画が立てておりました。

     

    もうあと40日で2010年も終わろうとしております。たぶん2011年はおもしろい年になると思います。これまでの既存のやり方では対応できなくなることが多く見られるようになると思うのです。

     

    やはりキーとなってくるのは、【WEB活用】と【海外ビジネス】だと思います。現状の枠組みの中でしか考えないとなると、来年はリスクがいっぱい!!の一年になると思います。ただし、【WEB活用】と【海外ビジネス】を本気で模索すれば、チャンスの年になると思うのです。

     

    中小企業はスピード・決断力・小回りが大企業よりも出来るところがメリットです。すぐに【WEB活用】と【海外ビジネス】を本気でやっていく!と決め、行動していくことが大切な経営方針になると思います。