ネットショップ繁盛店の損益計算書というテーマで。
意外とざっくりとした損益計算しかしていないところが多いんじゃないかなぁ、と思う。
売上の把握は皆様されているが、粗利の把握と経費の把握と営業利益の把握はされていない、
もしくはざっくりとしか把握されていない、ということが多いと思われる。
それでは実際にどのくらい儲かっているのか、儲かっていないのであれば、どこの数字が悪いのか、
これを把握していなければ次の一手にも進めない。
本日お伺いさせていただいたショップは売上が急に拡大したが、利益がどのくらい出ているのか把握されていなかったので、依頼していた。
すると、営業利益がまだ5%くらいしか出ていなかった。
やはり10%は出さないと経営者も現場の方もやる気が出ないであろう。
そこで数字をいじりながら、どうしたら利益がどのくらい出るのかを出してみた。
クレジット利用者の割合を10%下げるとどのくらい利益率が向上するか。
クレジットから代引きや銀行振り込みに変えてもらうために出せる費用も計算できる。
また、クレジットの料率が1%違うだけでどうなるか。
送料が50円違うだけでどうなるか。
販促費が3%変わると利益としてどのくらい変わってくるか。
販促費の中でもどこの数字をどのくらい改善したらいいのか。見えてくる。
ネットショップで繁盛店になるためには損益計算書を細かいレベルで作るのは、必須である。
-
2010.05.21
ネットショップ繁盛店の損益計算書