1. 2010.08.06

    中国大連視察ツアー3日目

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    中国大連視察ツアーの第三日目。

     

    大連の外国語学校の理事長の話がおもしろかった。

     

    理事長は中国に来て22年目の日本人。

     

    現地に長年いらっしゃるからこそのお話を色々と聞かせてもらった。

     

    日本で受けているのは中国が発信している情報。今は中国不景気ですよ。

     

    相対的に言うと高い。とおっしゃられていた。おもしろい見方である。

     

    メンテナンスというサービスはいける。中国にはそんな概念がないから。

     

    チームワークはこの国では通用しない。

     

    下が入ってきても教えない。自分が損するから。

     

    日本の経営者が色々話を聞く中で、『今後も変わらないんですか?』と

     

    聞いた時の理事長の答えがおもしろかった。

     

    『変わるという事は、違うこと・違う何か・違う答えを知っていてそっちの方が

     

    良いと思っているからこそ出来ること。中国の人は知らない。

     

    知ってもやりたいと思わない。だから変わらない。』

     

    中国の商習慣などを聞いていき、話をしていく中で、

     

    よくこの理事長が「そう思うのが日本人」と言っていた。そーだな。思考をシフトしなきゃいけない。

     

    2月まで日本語の終了証を出すにはこの項目をクリアしていたら良かったというものが、

     

    3月には変わっているので、それでは終了証が出せないとなる。

     

    お金を渡せば出来るようになる。そんなもんらしい。

     

    中国はクチコミが効く。親しい人からの。

     

    あと、中国の人は個々の能力はあるけど、組織となるとダメになると言う。

     

    海外に出ている優秀な中国人がいて、その人が中国に戻ったら

     

    中国はさらに発展するという人がいるが、まともな優秀な中国人は戻ってこない。

     

    もし戻ってきたとしても活かされない。と断言していた。

     

    おもしろい示唆を色々いただいた。感謝である。

  2. 2010.08.05

    中国大連視察ツアー2日目

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    中国大連視察ツアーの第二日目。

     

    まずはジェトロ大連の方に中国でのビジネスや大連の現状や

     

    中国で商売をされている方のご紹介などをしてもらう。

     

    大連は約600万人くらいの都市で経済指標(GDPや対内直接投資や小売総額など)が

     

    概ね20%増を記録している。ただし、輸出だけは10%以上減である。

     

    ソフトウェアパーク構想があり、モノではなくサービスの方にシフトしている向きもある。

     

    開発区では、大手メーカーが進出している。キヤノンやトステムやインテルなど。

     

    あとは、周辺に丹東市もあり、北朝鮮貿易の重要拠点でもある。

     

    あとは延吉市。ロシアにも北朝鮮にも近く、朝鮮の人の自治区になっている。

     

    ビジネスとしては、日本人が大連には5400人いる。

     

    色んな方やビジネスを紹介してもらった。

     

    次にお会いさせてもらったのが、板金屋さん。

     

    ここのオーナーは栃木のセキスイハイムにいて、ジャパン建材の上海の副社長だった人。

     

    車好きが高じて板金屋もやっているとのこと。

     

    1年ちょっとで30人くらいの会社にり、社員食堂も寮も用意した。

     

    そうしないと安定しない。今では大連の7割のシェアを誇っている。

     

    車の修理の価格は日本の方が安いかもしれない、と言っていた。

     

    もうそんなことを言われるような時代になってきたのである。

     

    【日本の方が中国より安い。】

     

    たぶんこれから増えてくると思う。日本のモノはとことん安いから。

     

    感覚をリセットしなきゃいけない。

     

    車の修理ということで、保険会社とのつながりも強い。

     

    事故したら保険会社に連絡が行く。

     

    自分の商売の対象が集まる場所を押さえておくことは大事である。

     

    保険会社にとっては廃車のものも、その会社は直せるから車として売れる。

     

    物凄いおいしい商売。粗利率が良いのである。

     

    毎月120~150台の修理。

     

    もちろん保険会社へのバックや接待はある。

     

    夜は世界ビール祭り@大連にアサヒビール様のご招待で行って来ました。

     

    やっぱり日本のビールが旨いっ!

  3. 2010.08.04

    中国大連視察ツアー1日目

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    中国大連視察ツアーの第一日目。

     

    中国大連の街を散策。

     

    日本と中国の色んなところから大連に集合する。

     

    おもしろい経営者の方ばかり20名ほどで中国ビジネスを勉強。

     

    今回の視察を通じて感じたことでもありますが、中国への見方を変えないといけないかもしれない。

     

    これまでは中国で【モノを製造する】というところがメインでしたが、

     

    これからは中国で【モノを消費する】というところがメインになるかもしれない。

     

    そのくらいモノを作る賃金やその他経費は上がっているし、

     

    販売されているモノは安くない。

     

    街中を歩いて、商品を見てみても、全然安くないやーん!というのが口癖になってしまうくらいです。

     

    別に観光者が行くようなところばかりではなく、一般の人が行くようなところに行ってもそうでした。

     

    もう中国で商品を作る!というのは、なくなってくるのかもしれない、

     

    というのが一番思ったこと。

     

    そして、中国でビジネスをするには、

     

    どれだけ優秀な中国の人でビジネスパートナーを組める人がいるか、

     

    ということが大切になってくる、と思いました。

     

    この2つがリアルに体感できて良かったです。

  4. 2010.06.19

    一番店繁盛店の海外仕入れ

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    一番店繁盛店の海外仕入れというテーマ。

    この頃海外仕入れや海外の情報や海外の人と会うということを積極的にしています。

    本日も繊維系に詳しい海外の方と初めて会わせてもらいまして、色々と勉強になることを伺いました。

    その内容は詳しくは書けないのですが、

    【世界という視点】と【サプライチェーンという視点】から見ると、

    様々なおもしろいポイントが得られそうです。

    世界でどのような商売の流れになっているのか。

    素材はどこから調達して、縫製はどこがやって、染めはどこでやって、加工はどこでやる!?

    素材はどこの国のどこどこでしか取れないもの。とか、

    加工はどこの国だと環境配慮の視点から出来なくなってきているけど、この国なら出来る。とか。

    あとは関税と通過と人の問題。

    中国から入れたら○%だけど、どこそこの国から入れたら○%だよ、と。

    その差が利益に跳ね返ってくる。

    為替の問題もある。

    人民元の切り上げがどう影響されるか。

    中国内陸での需要拡大のために中国政府が雇用を創出しているので、

    沿岸部から人がいない、ストが起こる、などなど。

    色んな国の人や色んな国の商売と出会い、触れ合い、その視点で

    日本国内や地域商売もやっていかなければ、成り立たなくなりそうな予感。

  5. 2010.06.13

    バングラディッシュで繁盛店

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    バングラディッシュで繁盛店のお手伝いをしたいな!

    ということで、少しバングラディッシュのお話。

    前にマザーハウスの山崎さんの講演に行った時に少しだけバングラの情報もおっしゃられていた。

    バングラは日本車(カローラ)だらけ。日本に対するイメージが良い。

    ネットは普及していない。

    ブローカーが多い。ブローカーとの繋がりで商売が決まる。

    家族・友人の繋がりが強い。などなど。

    7月の上旬に行くバングラの話がおもしろいことになってきた。

    向こうで有力なブローカーの方との繋がりが出来そう。

    大きな話もこちらまで入ってくるようになった。

    アパレルに特に強く、繊維と革が主要産業である。

    そこでアパレルに詳しい人にアパレル関連の今の業界の成り立ちと海外とのやり取りなども聞く。

    しまむらやしまむらがどこからどのような交渉で仕入れているかなど。

    また最貧国だから、貿易的に有利になるといことや、

    貿易で使われる袋がポリや石油系から麻に変わろうとしているので、

    そこを供給しているところが伸びている、とか。

    いろんな知らないことがある。

    だから行かなければならない。

    一次情報として、自分の身に染み込ませないといけない。

    色んなお付き合いしていただいている方のメリットにもなりそうな話である。

    今のうちに色んな海外との繋がりを作っておくことも大切な取り組みの1つである。