卒塔婆や護摩木の繁盛店である下野材木様にお伺いさせてもらいました。
非常に熱い想いを持たれている方。
多摩の方で、国産材を使用した卒塔婆や護摩木を作成されている。
お客様は宗教関連の方が多い。
新しい世界を教えてもらいましたが、非常におもしろい世界でした。
お坊さんについて伺った。昔のお坊さんは地域の人に尊敬されていた。
またお坊さんも地域の人を導いていた。お坊さんが儲けていても、地域に還元されていた。
でも今ではその儲けは海外に流出してしまっている。
それは卒塔婆や護摩木も中国製になっていたり、仏壇なども中国製の安いモノ。
必要な商材が海外で作られて安いのである。
本来であれば、その商材自体が安いか高いかは関係ないはずである。
商品自体を買っているのではなく、商品プラスαの部分を買っているのである。
でも今は力関係が変わってきてしまっている。その大きな流れの1つが、葬儀屋さん。
元請けと下請けの構造が逆転したらしい。ビジネスとしてみればおもしろい例である。
今でも地域の人に愛されて、威厳があり、みんなを導いているお坊さんにも会わせてもらいました。
お坊さんとお話をする機会というのも都会で育ち、若い人であれば、
なかなかないんだろうな、と思いながら、お話を伺うとやはりおもしろい。
お坊さんと接する機会が圧倒的に少ないのだな、と実感した。
商売の話に戻すと、商品+αのところを買ってもらっていた商売に対する流れと、
元請けと下請けが逆転した例として、非常におもしろかった。
下野木材店様のホームページ