大阪の繁盛店巡りを2日続けて。
【コレクトポイント:http://www.collect-point.jp/index2.html】
心斎橋の商店街に入っているファストファッションブランド。
2月27日に関西で初めてオープンした。
ファストファッションでまだポイントだけ行けてなかった。
店舗やモノ自体はあまり目新しさもなく、価格と品質に驚くようなところはなかったですが、
ブランドを多数展開していて、それぞれによってターゲットが分かれている形。
客層で言うと、他のファストファッションよりも若年層化しているような気がした。
その割に安くはなかったが。
次にウェディンググッズの【ブライダルボックス:http://www.bridalbox.jp/】
ウェディンググッズの専門店。
けっこう人が入っている。20人くらい。
結婚する2人やお友達が買いに来ている。
自分達でけっこう作るものであることが実感できた。
心斎橋続きで、最後に【マザーハウス:http://www.mother-house.jp/】
関西のショップは心斎橋だけである。
ふらっと寄ってみると、店内で誰かが講演していた。
スタッフの人に聞いてみると、現地の縫製や染めをしている職人さんらしい。
ビザの更新の関係で、今帰ってきているのだという。
そして自主的に現地でどんなことをしているのか、どういう想いでやっているのか、現地の現状などをお話されていた。
Theリアル。
やはり経験した人が語るのが一番引き込まれる。
職人さんのお話が終わって、スタッフの方と話していると盛り上がった。
私がスタッフの方にお伝えした感想などは全部バングラディッシュに伝えるらしい。
しかもすぐに。商品企画もお客様の提案から作られるものも多いらしい。
そのくらいお客様がこのショップのことを考えたり、何か役に立ちたいと思ったりしていることだと思う。
そして、店内は現地のスタッフの写真が目立つ位置に陳列されている。
現地のスタッフが主役であることが見て取れる。
現地の人も日本のスタッフもお客様も価値観に共感している。
お店も全部手作り。
お客様も良い人ばかり。
値切られることもない。
素晴らしかった。
「こういうものを作って欲しい」という要望をいただけるというのは、そういうものが作れると思われているということで、
素晴らしいし、お客様がそこまでお店のことを想っているということでもあると思う。
お客様と店舗との関係性が良いところはお店にいて気持ちが良いし、不景気とか価格とか関係ないのだと思われる。
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2010.04.11
コレクトポイントやブライダルボックスやマザーハウスなどの大阪の繁盛店
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2010.04.03
湯沢屋のまんじゅうや落合商店など宇都宮と日光の繁盛店、老舗
宇都宮と日光に行ってまいりました。そこの繁盛店、老舗のご紹介。
まず宇都宮はなんと言っても【餃子】
ただなんで餃子が名物になったって、有名な店があることと、
1人当たりで食べてる量が多かったってことと、
あとはhttp://www.gyozakai.com/book/をご覧あれ。
何の名所も観光資源もないところは何かを以上に消費して、おいしいお店を作ってみるのも1つかな、と。
お昼は【正嗣http://www.ucatv.ne.jp/ishop/masashi/】へ。
地元の人は【みんみんhttp://www.minmin.co.jp/】よりも正嗣へ行くみたいです。
地元の人が言ってました。
行列が出来ていたことに驚きはしませんでしたが、メニューが餃子だけ。
ライスもない!徹底的に餃子勝負!
焼餃子と水餃子の2種類。210円6個。だいたい焼2と水1で頼むのが定番。
夜はみんみんへ。本店に行くと40分ほど待っていただきます、と言われたので、
【来らっせhttp://www.gyozakai.com/sys/korasse/】へ。
ここでも20分くらい待った。全て繁盛店である。
日光では老舗が多い。【湯沢屋のまんじゅうhttp://www.yuzawaya.jp/】もまんじゅうの老舗。
206年の歴史がある。湯沢屋は酒饅頭なのだが、その命である糀造りからこだわっている。
昨日の今代司酒造でも同じだが、やはり大元となる部分(素材)を大切にしている。
次に【三ツ山羊羹本舗http://www.mitsuyamayoukan.co.jp/】羊羹の老舗。
115年の歴史がある。なんと言っても試食。食べた瞬間買って帰ろう、となる。
またその名産が出来た背景のストーリーに共感できるかも大事だと思われる。
日光は銘水豊かで、昔から参拝者などが多く、お土産が盛んであった。
であるので、上質で日持ちも良が良い物として羊羹が評判になった。
また同じように【落合商店http://www.shisomaki.com/】
なんでとうがらしが専門なの!?と聞くと、修験道と関係がある、と説明してくださった。
日光は寒い。そこで修行される人たちの体を温めるように売っていったのだと言う。
これも背景のストーリーがしっかりしている。しかも全て手作り。
店の裏で職人さんが作っているらしい。
とうがらし1本のビタミンCはレモン10個分に相当するので、山にこもって修行する修験者たちの知恵ある食べ物だったのだという。
商品の背景にあるストーリーをしった時の【共感】と【なるほど感】これが大事だと感じた。
こだわり商品を作っている人やメーカーはここの部分をお客様に伝えなければならないし、
(なんであんたそんなにこだわってるの?という質問に対して、明確に答えられなければならない、という意味)
それが真っ当なところから生まれているかどうか(共感するポイントとして)も大切である。 -
2010.04.01
到道院、富樫絵蝋燭店など鶴岡、酒田の繁盛店
鶴岡、酒田の繁盛店をご紹介。
お仕事で鶴岡、酒田に来ましたので、繁盛店視察も欠かさずに。
いつも新しい街に来ると、その街の名所・繁盛店を聞く。
まず鶴岡では鶴岡公園、到道院、大宝堂の名所3箇所。
【到道院】は孔子の教えをベースとした藩の学校だったようで。物凄く感動しました。
塾や教育関係の人は凄い刺激を受けると思う。
こんな建物やこんな形で勉強を教えてくれるところないのかな!?是非行きたいのである。
【大宝堂】は地元の名士の紹介をベースに展示している博物館。
鶴岡にはめちゃくちゃおもしろい人がいる。
藤沢周平は有名だが、北村昌美や横光利一などなど。
やはり地元の名士くらい知っておかないといけないですね。
脈々と受け継がれるものだし、土台は地元という場合が多いし。
繁盛店ということでは、名産の絵蝋燭の老舗である【富樫絵蝋燭店】
蝋燭にかわいい絵が描かれている。
こういう商店の方のお話しを聞くのが好きなので、色々と伺いました。
芯は3種類あり、いぐさと紙と石油。
いぐさは溶けるけど、芯が太く炎が大きい。石油は小さくなると溶け出す。紙は溶けない。などなど色々と教えていただく。
絵もペイントもあれば1つ1つ手描きのものもある。
創業70年程。ただ去年ご主人がなくなられたらしく、今のところ決まった跡継ぎはいない。
というである。淋しいものである。なくさないでくださいね、と女主人にお伝えする。
絵蝋燭という商品でもたくさんの種類がある。
水に浮かぶ絵蝋燭や仏事用の絵蝋燭、ひな祭り用の絵蝋燭、またそれぞれに素材と絵の描き方と大きさなどに分かれてマーチャンダイジングされている。素晴らしいお店だった。
有名なだだちゃ豆を食しながら、酒田に移りまして。
もう時間はあまりなかったですが、本間家と旧鐙屋と山居倉庫へ。
【本間家http://www2.ocn.ne.jp/~hommake/】は日本一の豪商として有名だったので、是非山形に来る機会があったら行きたかった。
有名な歌【本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に】
そこは武家屋敷と商人屋敷が同居しているおもしろい造りになっている。
また家の中を案内してくれる人もいて、家の造りや本間家のことを教えてくれる。
武家屋敷は天井は高いが剣が振り回せないように戸は低い。槍が届かないように縁廊下がある。
密談が出来ないようにひさしが開放されていたり、光を取る天井窓はガラスで造られており、二次大戦の時に覆ったままになっている。
また主人の書斎は北西にある。北西は夏暑く、冬寒いらしいが、家が繁栄するために良い方角なのだそうだ。
書斎は子供部屋より小さく、質素倹約を常に意識するためだという。
ただ、立派な雛人形も有り、百歳雛も飾られていた。江戸雛と京雛もあった。
北前船で栄えたそうだが、やはりそのベースには地域と共に栄え、謙虚な姿勢が垣間見られた。
【旧鐙屋】は昔の商人の家をそのままの形が残っている建物で、玄関を入ったら中土間になっている。
また玄関入るとすぐに北前船が展示してあり、北前船は動くマーケット、海のデパートと呼ばれていたらしい。
めちゃくちゃかっこいい。
石置杉皮葺屋根という屋根に石が置いてある造りが特徴的でした。
【山居倉庫】は12の倉庫から成り、今も9個は米蔵として使用している。
黒色の倉庫が並ぶと中々荘厳で、厳かな気持ちにさせてくれる。
おしんで撮影にも使われたらしい。
その中の博物館で酒田湊屋という人力車の展示があったが、駅の前で客を待っている人力車である。
どこかで見かけたような・・・と思っていると、昨年末に行ったインドと同じ光景であった。
その展示は日本の1869年の頃らしいので、約140年前である。
それにしても北前船は凄かったのだろうことが容易に想像される。
日本三大つるし飾りである傘服も多く売られていた。
その後【最上川】を見て、酒井港で夜ご飯。
どの場所も10分くらいしかいれなかったので、慌ただしかったが昔の豪商の空気に触れることが出来たし、
富樫絵蝋燭店という繁盛店も見ることが出来たし、到道院など様々な史跡に行けたので良かった。
歴史と伝統だけはお金では買えない。
またそれぞれのベース・土台ということにも想いが馳せる鶴岡と酒井でした。 -
2010.03.25
魚幸という淡路島の繁盛店
魚幸という淡路島の繁盛店。淡路島は魚がおいしいですね。
その淡路島の魚屋さん、仕出屋さんで地元の人から愛されて繁盛しているのが魚幸。
ホームページ:http://www.awaji-uokou.com/
このサイトでは淡路で採れる魚が買えてしまいます!
特にアナゴが絶品!!
一度食べてみましたが、アナゴの厚みが他のものと全然違う。
その後料亭でアナゴ丼があったので、試しに食べてみましたが、全然違いました。
グルメな人に聞いても、ここのアナゴは旨い!と言っていました。
ブログ:http://jinanbow.ko-co.jp/
このブログでは淡路島の日常生活が垣間見られます。
魚幸の次男坊さんが書かれているブログです。
かなりおもしろいですし、写真もいっぱいで見ていて楽しくなってきます。
色んな企画もしているので、是非是非ご覧いただければと思います。
地域の人が旨いと言っている魚屋さんとか八百屋さんとか食い物屋さんは本当に旨いっ!
ホームページで調べてみても埋もれてしまっているようなところが多い。
そんなところに出逢いましたら、随時このブログで紹介させてもらいたいと思います。
何回も言いますが、アナゴが旨いっ!! -
2010.03.20
奈良の繁盛店
奈良の繁盛店クリニックツアー。
まずは平城京跡へ。http://www.1300.jp/平城遷都1300年。
お昼は老舗旅館の【菊水楼】http://www.hotel-archives.org/mailmagazine/vol089/index.html
5250円のランチを食す。
その行き道にもう1つ繁盛店らしきお店が。
釜飯の繁盛店【志津香】http://www.kamameshi-shizuka.jp/menu.html
メシを食べ終わってから和雑貨の繁盛店【中川政七商店】http://www.yu-nakagawa.co.jp/へ。
前に【奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり】を読んだので、行ってみたかった。
そこでは色とりどりの和雑貨が置いてあったが、やっぱブランディングって大事。
≪買いたいものがあってお店にやってくる≫という商品の購買導線を
≪遊・中川で何か買うものないかなぁ≫という導線へ転換させている。
これは画期的だなぁ、と。
目的→来店ではなく、目的が来店となっている。
そして、そこで何か買いたいと思ってもらえる。
そんなお店は素晴らしい。
小さな会社でもブランディング出来るし、
小さな会社こそブランディングしていかなければならないのかもしれない。 -
2010.03.08
吉祥寺と高円寺の繁盛店
吉祥寺と高円寺の繁盛店に行ってきました。
お肉屋さんの繁盛店【ミートショップサトウ】http://www.enjoytokyo.jp/id/shanben7jp/10021.html
いつも行列だなぁ、と思っていたので、1つ購入。
その隣のお菓子屋さんも行列。
お菓子(もなか)の繁盛店【小ざさ】http://www.ozasa.co.jp/index1.html
同期と高円寺へ。
おもしろいお店好きやったよな?色んなとこあるけど、どこ行く?と言っていただく。
何個か紹介してもらい最終的に【大人用のお子様ランチがある店】へ。
高円寺のカフェの繁盛店【BabyKingKitchen】http://www.cafe-master.com/koenji/Baby-King-Kitchen.html
決して野郎2名で行ってはならないところでありました・・・。
高円寺には他にも色んなおもしろいお店があるみたい。
繁盛店に行くと胸高鳴りますね。
ということで、昨年の夏に行った花火とサマソニから得たこと。
【心臓をバクバクさせればいいのだ】と。たぶん関西でこの夏一番人を集めたのは淀川の花火とサマソニ。
共通点は何かないかなぁ、と思って出てきたのが上記・心臓バクバク。
どでかい花火があがって、破裂する瞬間・心臓まで鼓動が伝わる。
サマソニも一番盛り上がるところでは、音の衝動が心臓まで伝わる。
みんな心臓バクバクしたがってるのかもしれない。 -
2010.02.22
代官山の繁盛店
代官山の繁盛店を視察しに行った時の話。
①Art-meter http://www.art-meter.com/
めっちゃくちゃおもろかった!!ビジネスモデルがおもしろい。
絵の量り売り。
1立方㎝当たりの単価が出ていて、その単価×絵の面積。
例えば1立法㎝当たり単価が6円で30㎝×20㎝の絵だったら、3600円。
有名無名問わず、誰でも登録して、絵を描いてもってくれば、売れる。委託販売の形。
おもしろくなって、てっきり店員さんと話し込む。
単価はシステムにのっとって決まっており、有名・無名問わずそれに従うこと。
販売実績で単価は上がっていき、高く売りたいくても、販売実績がないとそれは出来ないこと。
そのショップは場所を提供している形であり、仕入れなどもしていないこと。
服屋さんみたいにハンガーで絵が店内にかかっていること。などなど。これまでにない形。
②チュベ・ド・ショコラhttp://www.warechoco.com/index.html
割れチョコ専門店。専門店と繁盛店という言葉に弱く、フラフラと引き込まれる。
なかなか繁盛していて、割れているチョコしかない。
完璧に儲かっている匂いがしていた。割れチョコだから安い!?幻想だと思ったりもするが。
この頃の売れてる商品をみても、訳有り系の安売り系が多い。
市場に出回らない形の悪い野菜とか、少し形が崩れたスイーツとか。
③えんぎ屋 http://www.engiya.com/
縁起物しか取り扱っていない日本で唯一の縁起物専門店。
よくぞここまで縁起物だけ取り揃えたな、仕入れできたな、という点で感服。
有名人も多数来ているらしい。
④モンソーフルール http://monceau-fleurs-japan.com/
良い感じのお花屋さん。やっぱりお花屋さんもお洒落感を増していかないと生き残れない。
⑤クオカショップhttp://www.cuoca.com/
⑥ポパイカメラ http://popeye.jp/index.html かなり繁盛。
完璧雰囲気勝ちのお店。お客様の心をなんとなく掴む、ってのがうまいショップ。
⑦渋谷に移動しててっぺんhttp://teppen.info/
朝礼で有名なところ。行ってみようと。ここまでやる!?というサービスなどが多く楽しかった。
少し待ちだったので、⑧Mame-hicoへ。http://www.mamehico.com/mame-hico/
たくさんマメ食いました。豆系スイーツに強いコーヒー屋さん。雰囲気も良い感じ。
お店はお客様に色んな意味で「驚き」を与えなければならない。 -
2010.02.07
京都繁盛店を巡る旅パート5
京都の繁盛店を巡る旅もパート5。前日に引き続き。
タクシーに乗ると、おもしろい人だった。
おもしろいお店教えて!と言うと、
金平糖の専門店。緑寿庵清水http://www.konpeito.co.jp/創業140年以上。
皇室の引出物の常連。
この金平糖をボンボニエール(皇室の慶事に欠かせない入れ物)に入れて配る。
1粒作るのに2週間かかるのだと。
また色々教えたるわ、と運転手さんが名刺をくれた。
京都研究会みたいなとこに所属しておられる。
だから通常見れないところを色々連れてってくれるらしい。
夜飯は【いもぼう】http://www.imobou.com/top/top.html
創業300年。前々から行きたかった。めちゃめちゃうまい。
いも・・・最高。
最初から日本酒を頼み、畳の部屋で庭園を眺めながら、旨いメシを食う。至福。
かに食うわ、いも食うわ、ぼうだら食うわ。飲むわ。
やっぱ老舗の味を知っとかんといかんですね。
中途半端なとこでメシ食うぐらいなら少し高いけど、こんなとこで食う方がステキだなと。
これからはメシも繁盛店、老舗に極力行こうと思う。
京都の繁盛店を巡りながら、想いを馳せたこと。
【遠くをはかる者は者は富み、近くをはかる者は貧す】
【損得で考えるより、尊徳で考える】
【ネイティブアメリカンのイロコイ族は「7世代」先を考えて、物事を決めるという哲学を持っている】
社会人になるまで、「give and take」しか知らなかった。
社会人1年目で「give and give」(見返りを求めず、与える)を知り、
社会人2年目で「give away」(与え尽くす)を知り、
社会人3年目で「give and forgot」(与えたことさえ忘れてしまう)を知る。
京都の繁盛店にはそう思わせる何かがあった。
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2010.02.06
京都繁盛店を巡る旅パート4
京都の繁盛店を巡る旅もパート4に。
会社の同期と2人でせっかくだから着物を着て、京都の繁盛店を巡ろうと。
雪降る京都の街を着物着て歩くのもなかなか粋でした。
まず、西陣織会館で【西陣織】の体験からスタート。http://www.nishijin.or.jp/index.html
糸をどう紡ぐか。手織りの機械の構造。
足と手をパタパタさせてどこがどう動き、どうなるのか。などなど。
いやはや楽しかった。
こういうのを体験すると大量生産で機械でどばーっと作った安いものよりも手織りの商品の方が良いな、と思いますね。
さらに西陣織会館では実際に職人さんが商品を作っているとこを見ることが出来る。
職人さん大好きの血が騒ぎ、色々しゃべった。
体験ではやってないけど、色や柄の出し方。
糸の色の染め方など。
次に丸益西村屋で【友禅染の体験】http://www.kyo-komachi.com/
自分で染める物(ハンカチ!?暖簾!?など)を決め、柄を決める。
柄の型紙をその物に貼り付け、染めていく。
染料は8つ。
その色の中で濃淡を付けたり、色の組み合わせで色を出したりする。
ボクは商売繁盛を祈願して、招き猫と梟の柄を選ぶ。
染めるということの一端を垣間見れた。
【舞妓さんとお遊び】http://www.kanikakuni.com/
1つ1つの所作、言葉遣い、しびれた。はんなり。
【もの言わぬものに、もの言わすモノづくり】いかしている。
もともと羽裏(着物の裏)の柄を作っていた染屋さんだった。
羽裏は派手な柄が多い。
見えないところに贅を施すのが粋という考えなのである。
今は羽裏だけではなく、その柄を元に色んな商品展開をしている。
着物で行ったので、色々聞けたし、よくしてもらった。皇后様もお買いになられて愛用されていたり、欧州の有名鞄屋さんとコラボしたバッグは70万円以上。
自分が色んな老舗や繁盛店を回っているという話をすると、斎造酢店なる老舗を教えてくださった。
創業190年。そこに行かないと絶対買えない。
知らない人は店前を通り過ぎるだろう。そんなとこ。ホームページもない。そんなとこ。
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2010.01.25
京都繁盛店巡りパート3
京都の繁盛店、老舗を巡る旅。パート3。書ききれなかったことを。
まつひろhttp://matsuhiroshoten.com/へ。
がま口専門店かつ繁盛店。
テンション上がりました。
がま口の商品が所狭しと並んでる。
しかも一切の妥協なく、がま口商品のみ!
ただラインナップは豊富で、様々な形の商品展開をしている。
またがま口製作体験をやっていたり、修理は何回でもOKというサービスであったり。
そして秀逸なのは、そのショップカード。ショップカードもがま口である。感服。
市澤信三郎帆布http://www.ichizawashinzaburohanpu.co.jp/cgi-bin/index.cgiへ。
鞄の基本的価値である丈夫さを保った上で、機能的価値も追求する。
あと良かったのがカタログ1部につき100円でイラクやチェルノブイリに寄付するというやり方。
カタログって意外にお金がかかるので、バンバン配るわけにもいかない。
かといって、お金を取るのにも抵抗がある。
そこで、社会貢献。うまいやり方である。
吉水http://www.yoshimizu.com/へ。本当は宿泊がメインなのだけど、今回はカフェ使用。
そこではお客様が満員だった。何をやっているのですか?と聞くと、金接(きんつぎ)だそうで。
陶磁器を修復することを言う。純金でやるんだってね。
中には壊れた陶磁器がなかったから、わざとぶっ壊して来ていた強者も。
その他にも色んなイベントやってる。だから名簿書いてね。だって。
おばちゃんうまいこと言うやん、と感心しながら、どんなDM(案内)が届くか楽しみ。
城たいがhttp://jotaiga.com/のギャラリーへ。
文字が笑ってる。良いですな。
そこにあった言葉
【未来志幸】
未来というのは確率。
確率を変えるために意志というエネルギーがある。 -
2010.01.24
京都繁盛店巡りパート2
京都の繁盛店、老舗を巡る旅。パート2。
まず、永楽屋http://www.eirakuya.jp/top.htmlへ。創業390年。
時代の流れに合わせて様々な商品を展開している。
風呂敷、てぬぐい、ふくさ、封筒、便箋などなど。
また素材や柄なども今に合わせている。
専門店ならではの風呂敷の包み方の提案など付加価値も付けて。
次に田中彌http://www.kyoto-wel.com/shop/S81010/index.htmlへ。
創業から200年以上経つ老舗。日本人形。
ここも今の時代に合わせて小さいものを主力に。
店の中に水辺があり、畳の部屋も陳列に使い、奥には日本庭園がある。
こんな贅沢な売場の演出が出来るのが京都の強み。
売場はその土地土地に合わせた方が良い。
お蕎麦の繁盛店。先立つ想いがある。
お店に入るとすぐに【大切な人には健康でいてほしい】と。
その想いが緑を多く取り入れた質素な佇まいの店構えにし、メニュー表は手書きの温かいものになり、ユニフォームは甚平となる。
NYにも店があり、リチャードギアやニコールキッドマンも来てる。
和雑貨の繁盛店。かわいらしい雑貨がたくさん。
衣http://www.koromo-kyoto.com/index.htmlへ。
和柄アパレルの繁盛店。柄と素材と染めにこだわってるショップ。
大西常商店http://www.ohnishitune.com/へ。扇子の繁盛店。
京都の老舗さんは商品で客層別グレード別を展開して、接客で顧客密着をしっかりしていると思う。
やっぱ永く続いている会社にはそれなりの理由がある。
白檀の扇子が良い趣を出していた。もうなかなか取れないとのこと。
・客層別グレード別を顧客密着接客で伝える
・専門店ならではの付加価値を付ける。
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2010.01.23
千葉ニュータウンの繁盛店を3つ。
千葉ニュータウンの繁盛店を3つ。
昨日書いた巣鴨に行ったのが午後。
午前に千葉ニュータウンに来ていた。
トライアルを視察。激安スーパー。
地域最安は【ロックオン】と商品POPに書かれていて、ほんまに安い。
とんかつ弁当は280円。自動販売機のお茶は40円。
ここは元々システム会社。
物流とシステムでローコスト、ロー売上で営業利益がわんさかでる仕組みを作った。
そこが強い。一朝一夕では出来ない。
大阪のトライアルは売場がガタガタ。汚い。
ただ、安い!!
表面上だけ見ているのであれば、どこのスーパーにも負けている。
けど、急成長。
それはビジネスモデルの組み方で、ローコストでロープライスでロー売上でも利益が出る仕組み。
これの根幹は目に見える部分ではない。
目に見えないところが優位性の源泉になっている。
あと、自社のできるけどやらないことを徹底的に決めていた。
売場の整理はしない。
その代わりロープライスだ、と。
目に見えないところで商品やサービスに資源を投入できる力を保有できる仕組み作りが非常に大切になる。
次にサンキという衣料系の激安店。
スーツが上下で3980円。
次にジョイフルHONDA。
ホームセンター業界での一番店。
集客商品が商品ではなくて、ガソリンスタンドという業種を使ってるとこに規模のでかさを感じる。
単品内のMDではなく、業態での戦略的MDが組める。
巣鴨はではシステム化や激安、や品揃え一番、とかいう発想で商売はしてない。
千葉ニュータウンと巣鴨の比較はおもしろかった。
成長(千葉)と安定(巣鴨)。 -
2010.01.22
繁盛商店街【巣鴨】
繁盛店の考え方として、昨日お客様をとことん喜ばせる、と書きましたが、前に行った巣鴨でも同じようなことを思った。
なぜ、巣鴨の商店街は繁盛しているのだろうか?と思って、色んな人とお話をした。
その中でも【適当な売り方をしない。お年寄りは安心して買いたいんだろうな】というコトバに刺さるモノがあった。
お店の方の対応もマニュアル化されたものではない、本当にお客様のことを長年考えてやってきたら、
こういう形になった、という自然な感じを受ける。
また、どこの商店を見ても、笑顔とコミュニケーションに溢れている。
親しみやすい雰囲気が出ている。
効率至上主義、売上至上主義というところとは一線を画す商店街であるような気がする。
ここの人は数字・数字言ってる人はいないと思う。
お客様はどうしたら喜んでくれるやろか?
お客様とどうしたら仲良くなれるやろか?
というところが根幹にあるような気がする。
【塩大福のみずの】http://www.shiodaifuku.co.jp/
巣鴨で塩大福をはじめた店として、頑固に味を守り、地蔵通りの発展、できる限りのお客様の満足を考えてる店。
【ちりめんの布遊舎】http://www.sugamo.or.jp/shop.php?id=356
やわらかい感じ。今の時代に合わせた商品構成になっている。三世代で見に来ているお客様が多い。
【ふくろものの木屋】http://www.sugamo.or.jp/shop.php?id=373
店主・木崎さんが巣鴨の会長。創業101年。
【おいもやさんの興伸】http://www.oimoyasan.com/index.html
おいもだけで11店舗展開。親しみと笑顔が溢れるスタッフ。店舗で仕上げている商品もある。
【赤い下着の専門店まるじ】http://www.sugamo-maruji.jp/
はぎれをただで配り幸せのおすそ分けをしてくれている。プチ袋も105円で手作り。
商品はメーカーに作ってもらっている。
色のこだわりはなく、出た感じを大切にしている。カタログも作っていて、どのくらい商品アイテム数があるか不明。
ホームページも作りこんでおり、楽しい。
【清水畳店】http://www.sugamo.or.jp/shop.php?id=396
創業明治38年。四代続いている。繁盛の秘訣は長くやっているだけ、でも大変なことだよ。
と教えてくれた。永くやっているから信頼してくれる。と。大変貴重な視座だと思う。
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2010.01.17
京都繁盛店巡り
京都の繁盛店を巡る旅。
【伊と忠】http://www.kyoto-itochu.co.jp/
創業115年。草履が2万円~7万円。かっこいい。
ターゲットが明確で、そのターゲット用の売場作りや訴求の仕方が勉強になる。
【SOUSOU】http://www.sousou.co.jp/
ドミナント展開していて、手拭いだけの店、女性アパレルの店、おしゃれ足袋だけの店、メンズアパレルの店
などと客層別店舗別の提案をしている。伝統文化×今。必見。
【三日月百子】http://www.momoko300.com/
300円均一の雑貨屋さん。伸びているらしいので。
店内にいると10~20の若い女の子の『きゃーかわいい』という声がいっぱい聞ける。
その声が接客の代わりをしている気がした。
【イノダコーヒー】http://www.momoko300.com/
関西でコーヒーならココということで。
席が1階だけで70席はあろうかというのに、いつも待ち人がいる状態。ここもドミナント展開。
【衣】http://www.koromo-kyoto.com/index.html
一貫したメッセージがタッチポイントにちらばっている。
【恵文社】http://www.keibunsha-books.com/
めちゃめちゃいかした本屋さん。
最小分類の売場最大化とこの店だから出逢えた商品、価値、驚き、プラスがあったらクチコミやリピートになる。
・1つの領域を究めること。
するとターゲティングも絞り込まれ、商圏が拡大される。
SOUSOUや恵文社はその最もたるものだと思われる。 -
2010.01.11
一番店、繁盛店への活かし方2
繁盛店へのヒントをインドで学ぶシリーズ第二段。
インドではなんでもOKという感じ・パワーを感じた。なんでも包み込むと言うか。
仏教もヒンドゥー教に包み込まれた感じだし。公用語も16個もある。
とりあえず、国家として包み込んでおくという感じ。
向こうの人がよく言うコトバの1つに『ノープロブレム』がある。とりあえず問題ない。と言う。
問題があってもである。大きな問題ではない。気にするなよ。である。
それよりもやってみようぜ!という感じ。
基本的にインドの人は何も気にしていないような節がある。では、何を気にしているんだろうか・・・と思うと、【生き方】であったり、【宗教】だったりするんじゃないかな、と。
【他人からの評価】や【外見】などとは気にするレベルが違う。
どちらが裕福な精神を有するだろうと思うと・・・どうだろう。
インドで色んなことを考えた。本当に色んなこと。考えるには時間がありすぎて。
考えて、考えて、考えて、考えても、なんともならないことが分かる。動かないと。
思考と行動と分けるとすると、木の根っこが思考で普通見えない。
すごそうに見せることは出来るけど。行動が土から上の部分で、見えるところ。
具体的な成果が表れる。根っこが豊かでないと、良い幹・枝・葉・実が成らない。
ほんまどんなこと考えたり、感じたりしたところで、動かないとどないもならない。
そこをどんどん踏み出せるかどうか。動けるかどうか。
そこにはパワーが存在していくと思う。いつまでも動いているガンジス河のように。
草履と布の服だけで旅したガンジーのように。
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2010.01.10
一番店、繁盛店への活かし方1
繁盛店の皆様に許しを得て、年末にインドに行ってきました。
その旅で考えたこと・感じたことを2日に渡って。
インドは暇そうな人がいっぱいいる。メシ屋でも宿でも。なんでかな、と思って調べてみた。
すると、1人で出来ることを1人でやってしまったら、何人かが食えなくなる。それはダメなことだろう、と。
1人当たり生産性とか言われるが、それとはまた違ったベクトルの指標を持っている。
こういう考え方も良いなぁ、と。ただそこに成長性やスピードはやはりあまりないけど。
今まで一人当たり生産性の向上!!と自分も言っていたので、中々のカルチャーショックを味わう。
まぁ、そのようなショックが味わえると思ったからインドに行ったのだが。
また、インドはものがない。だから自分達で作る。工夫する。
皿がなかったら、葉っぱを重ねたら良いのである。現地の人と親しくなり、朝食をご馳走になった。
そこで出てきたお皿が葉っぱであった。ものがあるから、工夫しなくなった。衰退への第一歩である。
また、旅に出たらどうしたらいいか分からなくなることも多々ある。
でもなんとかしよう、なんとかなるさ、の意識でずっといると、クリアできることが多い。
自分にもあるはずである。なんとかする力。工夫する力。
商売に通じることがたくさんあった。高度経済成長の頃の日本もこんな感じだったのだろうか。 -
2010.01.09
大阪繁盛店巡り
大阪の繁盛店を巡る旅。西宮ガーデンズで待ち合わせ。
まず【印】http://www.in-net.gr.jp/へ。和柄アパレルの繁盛店。
円というジーパンブランドを置いていた時から好きだったのである。
新しいオリジナルシャツが出たとのこと。その接客が素晴らしかった。
コンセプトは着やすさ。動きやすさ。人間工学に基づいた設計で、こことこことここが普通のシャツと違います。
その開発をする上で、京都のお茶屋さんや大工さんや染め屋さんなどの職人さんに1週間試着してもらいました。
そこの人たちにも抜群の評価をもらいずっと着続けてもらってます。と。
日常生活ではこういう場面ではこういうポイントがあるから、こうなります。
などなどと説明していただき、うーむ、良いもんだなぁ。と。
通り一遍の『これ流行ってますよー』とか『おしゃれですねー』などと違うアプローチで、
コンセプト、ポイント、信用訴求、着用時幸せイメージの訴求を分かりやすく伝えていた。
接客もどんどん次元を上げていかないとね。
カレーうどんの繁盛店【古奈屋】でメシ。
http://www.konaya.ne.jp/index.html 関西では西宮ガーデンズしか出店していない。
その後、【西宮恵比寿】でお客様の商売繁盛を祈願。http://www.decca-apan.com/nishinomiya_ebisu/
松屋町へ移動し、お人形の繁盛店巡り。
http://www.matuyamati.com/ めちゃくちゃ雛人形について詳しくなりました。
昔から伝わっているものは趣深いですね。
140年以上続く老舗【宇治香園】でお茶の奥深さを堪能。http://www.ujikoen.co.jp/index.html
夜メシは法善寺横町の【貝や】という貝の専門店でメシを!
と思っていたのですが、カウンター6席みたいなお店だったので、満員で入れず・・・残念。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kaiya/
印でも人形屋さんでも接客で商品価値の伝え方が非常に良かった。
やはり接客を向上させようと思うと、素晴らしい接客を受けないといけない。
休みの日は外に出て、一番店や繁盛店を見て、接客を受ける。これに限る。 -
2010.01.04
ペットの繁盛店@名古屋
名古屋でペットショップをされている繁盛店でのお話。
オーナーと話していると、2010年の12月までのカレンダーにどの月に何をするのか書き込んでいる。
やることを忘れないためらしい。たぶんさらに前に進んでいけると思う。
オーナー(経営者)の決断力と行動力が業績を左右するとこの頃本当に思う。
九州の大きな会社のオーナーはお話をしていると【後でやります】なんてことは皆無。
打ち合わせの場ですぐにその担当に電話し、いつまでに何をするのかを伝える。
だから凄くスピードが早い。1ヶ月いかないとめちゃくちゃ変化している。
みんな良くなる方法とか幸せになる方法とか知っていたりする。
ただ少しめんどくさかったり、努力しないといけなかったり、ほんまにやった方がいいんかな、と思ったりする。
んで、後でやろうとする。いつまでたってもやらない。という流れになっているところもある。
この差は大きいな、と勉強になる。
その九州のオーナーから頂いた言葉
【朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝に眠る。過去には感謝を、現在には信頼を、未来には希望を。】