1. 2013.03.02

    バングラデシュと日本での人材育成

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    バングラデシュでも日本と同じように人材育成っぽいことをしてました。

     


    私が日本に帰る前にG君とM君を連れて、バングラデシュの大手検品会社さんに行きました。

     


    そこは日本のアパレル商品を主に扱っている検品会社さんで品質基準は最高峰です。欧米基準よりも日本基準は圧倒的に厳しく、工場に検品は○○さんに出すからね、と言ったら、イヤな顔をされるくらいのところです。

     


    G君とM君の品質基準と最高峰の検品会社さんの基準をいかに合わせることが出来るのか。そこで初期段階での品質チェックの向上が見込めると思ったからです。そしてその検品工場がどのように現地の人を育成しているのか、どうやって日本の品質基準を伝えていっているのか、なども教えていただきました。

     


     


    日本での人材育成として、自分がやったこと(やってもらったこと)として、良かったな、ということにたくさんの時間を共有するということ以外に下記の3つがあります。

     


    1.お客様に育てていただく。

    2.商売人に会いに行く。一番店・繁盛店・老舗に視察しに行く。(エリア52)

    3.日本一の会社&日本一を本気で目指している会社が集まる場を創る。(EC経営研究会)

     


    今回の検品会社さんへの視察も一緒です。私が品質に対して育成することが出来ませんので、他の人にしてもらったり、現場を見せてもらって感じてもらおうと思いました。かなり良い機会になったと思います。(実現して成果出してなんぼですが)

     


     


    エリア52とEC経営研究会についてはまた後日Blogに書きたいと思います。

     


     


    【お客様に育てていただく】

    これは本当にありがたいことですし、一番効果があると思います。お客様のためにどうにか成果を出そう、お客様に喜んでもらおう、という過程で自分も成長している。しかも前職では高額なお金をいただきながら、そういう形が取れてました。この仕組み凄いな、と。ステキなお客様に恵まれたからこそ今の自分があると本当に思います。

     


    自分がお客様に貢献できる強み・一点を集中して磨く。ボクの場合は何もなかったので、とりあえずお客様が一番苦労されていて、すぐに売上が上がるところをしたら喜ばれるだろう、ということを考えた結果・WEBの集客でした。WEBの集客でお客様に貢献しながら、商売のなんたるかとか、経営のこととか、商品のこととか、仕入れのこととか、人材育成のこととか、組織のこととか、人としてどうあるべきかとか、色んなことを教えてもらいました。そこで成果を出して、信頼をしてもらえるようになって、そこからちょっとずつ自分のお客様に貢献できる範囲を広げていっていたような気がします。

     


    どうやってそのお客様に貢献できる強み・一点を集中して磨いたか。答えは簡単で「量」です。もともと才能があるわけでもないので、やりまくるしかない。ひたすら勉強して、現場を見て、仮説検証。そしてうまくいった理由をルール化してまたグルグル。自分の力の範囲で出来ることですので、WEBの集客も全部がハイレベルになれたらいいですが、もし全部が無理だったら、さらに絞り込む。私の場合最初はWEBの集客の中でもリスティングをメインでやってました。(今はリスティングをすることすらオススメしていませんが)6年前は即効性が高く、効果も出ていました。グーグルさんから中小企業のWEB活用ということで取材され、それがグーグルが発行する小冊子に載るくらいにはなりました。(ボクの大好きなお客様が掲載されています)

     


    自分の強みを磨いて一点突破してお客様に貢献しまくる過程で、お客様から学びまくる。これ良いサイクルだと思います。

  2. 2013.02.08

    バングラデシュの物価やサービス料金編

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    バングラデシュと日本の物価やサービス料金等を意識しながらお金を払ってるとなんだかなぁ、と思うことも多く出てきます。バングラデシュ安すぎるだろ・・・というものもあれば、日本高くない!?日本安すぎない!?というものもあります。

     


    1タカ1円くらいに思っていただくと分かりやすいかもです。(ほんとは1タカ1.2円くらい。1円だと0.85タカくらい。)ただ今の円安でビックリするくらい苦しいです(涙)1月20日に両替した時が1万円が8560タカ。2月5日に両替した時が8310タカ。両替しただけで250タカどっかいきました。

     


    目安として給料は工場で働く人で一番多いラインが1ヶ月5000〜7000タカくらい。大学も出てて2ヶ国語話せてホワイトカラーで15000タカくらい。大学出て日本語しか話せなくてホワイトカラーで手取りが15万くらいだとすると10倍くらいです。1つの基準として。

     


    一番びびったのは【電話料金】

    バングラデシュでは国内通話でだいたい1分2タカです。日本だと私はドコモですが、1分42円です。ざっと15〜20倍。それはまぁ良いとして、バングラから日本に携帯から携帯にかけて1分20タカ。あれ?日本の国内通話よりも海外からかけた方が安い!?日本の通信会社が儲かっててしょうがないような気がする。

     


    【モバイルの機種代金】としては日本みたいに何か誤摩化されているのではないか!?というような価格体系はなくノキアのシンプルな携帯で1600タカ。意外と高いな、と思ったのが【インターネット使用料】家のインターネットが1ヶ月1450タカ。だから普通の人はインターネットとかまだしてません。ちなみにモバイルでもインターネットは出来ません。【パソコン】はレノボのノートパソコンでスペックにもよるけど30000〜50000タカ。給料の2〜3ヶ月分と思うとやっぱり購入障壁は高いですね。

     


    コモディティ商品としては【コーラ】が200mlで15タカ。【水】は1.5Lで20タカ。【Tシャツ】は50タカ。【ボールペン】は5タカ。【バス】は距離にもよりますが、30分くらい乗って15タカ。

     


    高額商品としては【パジェロ】が700万タカ(関税300%のお陰)、【結婚式】が50人くらい呼んで30000タカ。【医者】にかかると検診だけで500タカ。【冷蔵庫】で35000タカ。【エアコン】は60000タカ。医者と家電の高さにびびりました。

     


    その他【家賃】は今住んでいるところが3LDKで15000タカ。【WEBサイト】を作るのが10ページで10000タカ。【名刺】は500枚で1000タカ。【タバコ】は20本入りで140タカ。

     


    などなどでした。(全部ノーマルなスペックの価格と現地の人の予算感という感じです)

     


     


    日本と比べて相対的に高い物も安い物もあると思いますが、商品やサービスによってその相対的な価格差が大きく変わるところが面白いな、と思います。バングラデシュの国としてのライフサイクルと共にここらへんがどうやって変化していくのか、そしてそこにどのように入っていけばおもしろいのか、など考えると面白いと思います。

     


    海外ビジネスを考えるときはその国ごとの、その産業ごとの、その業界ごとの、その業種ごとの、ライフサイクルを考えると良いタイミングとビジネスの形が見えてくると思います。

  3. 2013.02.08

    バングラデシュでのおもてなしとお土産編

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    先日、M君の家に招かれました。ここ数日体調が優れていなかったのですが、どうしても来てほしい!というので行きました。バングラデシュでも下層の家庭(自己申告)で、正方形の六畳一間の家です。屋根はトタンと葉っぱで構成されていて、床は無く土です。

     


    家の中にはM君の嫁、子供、母、嫁の父が勢揃い。一家が揃うから来てほしかったんだろうなぁ、と。これは盛大な会が始まりそうな勢い。こういうテレビ番組あったなぁ、と思いながら。

     


    家の真ん中に1つだけベッドがあり、そこに座らされ、M君の家族に囲まれる。すると、M君嫁からご飯が出てくる出てくる。ドローカルなご飯でした。残念ながらお口には合いませんでしたが、これは全部食べてこそだろうと思ったので、飲み込んでいると、新しいご飯が次から次へと。。

     


    そして停電になってからはさらに大変。嫁父がロウソクで私の手元を照らし、嫁がスパイシー過ぎて汗をかいている私を扇ぎ、M君母が次のおかわりを注ぐのを狙い、M君は私の汗を拭いてくれます。M君娘はつぶらな瞳でこちらを見ています。

     


    儀式のような雰囲気になりながら、ひたすらメシを食う私。途中からお腹いっぱい過ぎて目眩がしてきましたが、なんとか水をガブ飲みしながら完食。すごく満足していただきました。

     


    心からのおもてなしが嬉しかった。

     


    どんだけ口に合わなくても出された物は完食する、というのが現地スタッフ(お客様先で出されたらお客様)のモチベーションを上げることになると思います。あとはお誘いは断らない、ということも大事だと思います。やっぱりご飯おいしい!って言ってもらったらテンション上がりますもんね☆

     


     


     


    また中学・高校・大学の同級生が仕事でバングラデシュに来るというので、先日ご飯を食べにいきました。しっかりしゃべったのは12・3年ぶりだと思いますが、めちゃくちゃ楽しかった。昔話から今の仕事の話までダダダーと。

     


    そしてなんとお土産を持って来てくれて、内容は、、、カップヌードル!

     


    マジで嬉しかった。最強レベル!その友人も中国で半年住んでいたということから、どんなものが嬉しいか分かってたらしく、、、感動。こちらは調理器具も怪しいので、お湯を入れたら出来る、というのはほんと画期的。その他にも高級なお酒と高価なペン2本いただきました。ありがたき幸せ!

     


    食が不自由そうなところで長い間いる人にカップヌードルの差し入れは以後神様と崇めたくなるくらい嬉しいので、そのような機会があれば是非差し入れしてみてください。

     


     


     


    あと、海外でのお土産で喜ばれるのは、実用的で日本だから高品質低価格なもので言葉いらずで説明がつくもの、だと思います。持っていく側のことまで考えると、大きくないもの。

     


    あとはその国によって変わりますが、バングラデシュは今でもテレビがある家はほとんどなく、人が集まっているお店を覗くとみんなでテレビでクリケット見てる、というのが当たり前の光景です。三丁目の夕日状態。

     


    だからローカルの子へのお土産は100円ショップとかで見つけたら良いと思います。時計とか電卓とか後進国で買ったらもしかしたら高いかもな、という想像力で選んだら良いんじゃないかな、と思います。子供にはあめちゃん。

     


    経営者にはオーダー(注文)がお土産には一番良いと思います(笑)もしくは経営者は基本スマホなので、そこらへん周辺の便利グッズなんかも良いかもしれません。

     


    この頃の鉄板は【フリクション】フリクションを渡して書いてもらって、それを消すとアンビリーバボーみたいなリアクションをしてくれます。

     


    日本っぽいものももっていったことはたくさんありますが、どれもあんまりしっくりきていない感じがしました。あんまり意味が分からないのだと思います。

     


     


     


    ビジネスライクな付き合いも良いですが、心通わせることも大事だと思いますので、おもてなしやお土産について思うところをつらつらと。

  4. 2013.02.06

    バングラデシュでの交渉術編

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    バングラデシュでの交渉はなかなか厳しいものがありますが、どうしたらうまくいくのだろうということと今後の対策等も含めて、つらつらとまとめてみようと思います。きっと海外とのビジネス(特に後進国でのものづくり)をやっている方には共感いただけるのではないかと。

     


    まずベストな解決策は

    1.信頼できるパートナー(人・会社・工場等)とやること

    2.現地のビジネス感覚と工程を熟知しておくこと

    だと思います。ただそこまでには長い道のりも必要なわけで。

     


     


    基本的に言っていることは信じない。現物・現実主義でいかないといけない。

    生地にしても、前と同じ生地でお願いします!とこちらが伝えたとしても『うん、前と一緒だよ(ちょっと違うけどね、てへっ☆)』ということがある。

    納期にしても、ほんまに間に合うんやろうね!?と伝えたとしても『うん、間に合うよ(○○次第だけどね、だはっ☆)』というのが出てくる。

    このかっこの中(心の中と言葉の条件設定)を見抜かないといけない。

    どうやって見抜くかと言うと、直感力も大事だし、強く念押ししてみることも。そうすると、ちょっと自信のない表情をしたり、言ってることのつじつまが合わなくなったりする。

    生地だったら基本的に領収書を見て前と同じサプライヤーかどうか、生地の価格は前と一緒かどうか、など現物で確認できるところまで落としこむ。出来れば生地の工場とも連絡を取ったり、重さを測ったり、生地の伸びる率を測ったりする機械を持ち込んで自分の目で確信できるところまでやる。商品を入れる袋まで指示しないととんでもないもの(袋があるのは確認したが、袋が開くのを確認しなかった!開かない袋作って誰が得するねん!そしてよく見つけたな!)を持ってきたりする。

     


     


     


    次に自分に対して妥協を許さないこと。小さな妥協が大きな妥協を生む。小さなウソが大きなウソを生むように。

    まぁ、これでいっか、とか、ここはちゃんとやってくれるだろう!とか、これだけ言ったしな、というのは見事に裏切られる。少しの妥協も許さない強い心を持てるかどうか(めちゃくちゃしんどいし、めんどくさい)が試される。

     


     


     


    交渉をこちらのペースでやること。時に大きな声や威嚇もあるし、バングラ人同士では階級もあるから、なかなかこちらのペースでは交渉できないけど、こちら側で出来る事は最善の準備をする。

    まずは形容詞や指示語はなくす。そして交渉前に相手が言い訳を出来る要素を取り除いておく。あと、こうやって言い逃れしてきそうだな、ということは先に潰しておく。全ての情報、人、モノ等必要物が揃っているのかを確認する。(あっ、この情報が足りてない。あっ、誰々が来ていない、などが頻繁にある)バングラ人の感覚も知っておくこと。どのくらいのサイズのズレやったら、こいつら報告しないな、とか、ちょっと遅れそうで挽回がきかなそうな時にこんな言い訳してくるか、とか、ダメージ加工はどの程度のことを一緒と思うか、とか。

    あと、『じゃあどうしたらいいねん!』と逆ギレしてきた時に的確な答えを言えること。これがなかなか言えないんだけど・・・。逆ギレに対して的確な答えなどそもそもあるのだろうか。

     


     


     


    全てのことを知っていると交渉の仕方も変わる。

    ブラックボックスが多いから、そこで小細工をされる。

    未来が確信を持って確定できる情報量をどれだけ持つ事が出来るか。

     


     


     


    1商品が出来るまでの工程は細かく書き出すと無限になる。そのほぼ全てに交渉とチェックが必要になる。

    日々ビックリと出会う。でもビックリばかりもしてられない。お客様が待っている。

    まぁ、こちらをだまそうとしてくる工場や企業とは付き合わないし、今は良いところと付き合うことが出来ている。ちょっとずつ改善。

     


     


    ほんとにバングラに来て実際にモノヅクリをかじらせてもらうと、商品が日本のお店とかで普通に売られているのが奇跡に思える(笑)

  5. 2013.02.04

    バングラデシュでの人材育成

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    バングラデシュに来て2週間。ずっとG君と一緒。

     


    彼はバングラデシュのローカルマネージャー。現地にずっといて、日本側の想いを伝えたり、貿易の実務的なところとか生産管理等をしないといけない役割。

     


    めちゃくちゃ重要な訳です。だから色んなことを教えてあげることに。

     


    こうやって1人の人とずっと一緒にいて、全てを伝えていく、というのは楽しいこと。

     


    時に冗談を言ったり、わざと怒ってみたり、心が折れてる時は寄り添ってあげたり(笑)

     


     


    整理整頓から、コピーの取り方から、挨拶の仕方から、ミーティングの進め方から、優先順位の付け方、

     


    スケジュールの立て方、パソコンの使い方というベーシックなところから、

     


    交渉の仕方、約束の守ってもらい方、データベースの構築の仕方と使い方、

     


    商売の事、日本のマーケットのこと、商品の商流と物流とお金の流れと情報の流れのこと、

     


    とかを教えてあげる。

     


     


     


    あと大事なのが、なんでこういう意思決定になったのかという過程の見える化。

     


    これは日本でも一緒だと思うけど、意思決定事項だけ伝えてもその背景を伝えることをしなければ、

     


    上っ面の理解に終わってしまうと思う。もしくは【察せい!】と言うのもありだけど・・・やめておいた方が良い。

     


    人それぞれ環境や経験や感性や視座も違うので。

     


    長く一緒にいて、その人の時間の使い方、行動などを通じて、少しずつ伝わるんだと思う。

     


    だから丁稚奉公とか良いなぁ、と思う。

     


    秋山木工さんの【丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方】とか良いなぁ、と。

     


    あと、平松陽一さんの【この老舗に学べ!「100年続く店」の人の育て方】もなかなか痺れるものがありました。

     


     


     


    たまにG君の発言・行動・意思決定が自分の想像した以上だったり、おぉおぉそれやんか!となると嬉しいものがあります。

     


    ただ人材育成っていうのは、その人自身の強みを活かしながら、色んな人の良いところは吸収しながら、

     


    教えてもらった人を越えること(越える可能性を感じるさせること)が出来て始めて、成果と言えるんだと思います。

     


     


     


    バングラでも伝わったか、理解できたか、腑に落ちたか、実践したいと思ったか、

     


    というのはだいたいの表情や仕草で分かります(笑)日本でもそうだと思いますが。

     


    なぁなぁで終わらさずに、しっかり向き合って(その時間がくさるほどあるから良い)、

     


    心ゆくまで分かり合いたいと思います。

     


    伝えたやん、、、なんも分かってくれない、、、最初はそうかもしれないけど、そこで終わらずにじっくりいきたいと思います。

     


    あと、良いなぁ、と思ったのが、暗闇での語らい。

     


    バングラデシュでは基本的に停電しますので、夜真っ暗闇になるわけです。

     


    だからそんな時はこれまでの歩みとか、趣味思考とか、これからのライフプランとかを聞いてます。

     


    暗闇だから素が出るというか、飾らないようになるというか、そんな感じが意外と心地良いなぁ、と。

     


    パソコン見ながらとか、スマホいじりながらではなく、暗闇で語らってみる事もオススメします。

     


    まぁ、なんにせよ強い組織、伸びる組織には素晴らしいナンバー2が必要な訳です。

     


    G君はバングラのトップにして、株式会社わんピースのナンバー2。(たぶん)

     


     


     


    最終的にはバングラデシュのことはオレに任せておけ!もう来なくて良い!

     


    と力強く言ってくれるくらいになってもらいたいと思っています。

  6. 2013.02.03

    バングラデシュでのビジネス編

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    バングラデシュでのビジネス。一筋縄ではいかない。二筋くらい血管が浮き出そうなくらいキレたくなる。

     


    というかすでに3回キレた。

     


    自分は事なかれ主義だし、怒ったりキレたりすることは無い。

     


    船井総研の時も漢字が書けない丸坊主がいても、驚きはしたが、怒ったりはしなかった。

     


     


    ビジネスというのは本当に信頼の上に成り立っているというのをつくづく実感する。

     


    これから日本でも、より自由をベースとしたビジネスに移行していく。

     


    ルールやマニュアルではなく、企業文化や想いによって行動していく形。

     


    ブラジルのセムコ(←めちゃくちゃ行きたい!!)とか、ザッポスとか。

     


    セムコをご存知でない方は【リカルド・セムラー著 奇跡の経営】を是非。

     


    自分も前職では自由にさせてもらっていたし、管理するのは嫌いだった。

     


    ただそれはある一定の信頼の元、成り立っていて、ここバングラデシュではなかなか通用しないものだった。

     


     


    なんでなん!!?ということが常に起こる。

     


    今日コンプリートする!と言って、3日ぐらい完成せずに、完成した!と言ったら、作るのが完成しただけで、チェックをすると15%くらいダメでまた納期が延びたり。

     


    サンプル持って行くわ!と言われて待っていたら、16色中7色だけだったり。

     


    全然スケジュールを守らない工場のオーナーに、スケジュール違反しないように、バンクチェック(小切手)を書いて、それをこちらが保管しておく、と伝え、OKをもらったのに、当日になったら打ち合わせ場に来ずに、なんで?と聞いたら、書きたくないから、と言ったり。

     


    前と同じ生地でお願いね、と言っても、似ている生地で誤摩化そうとしたり。

     


    ジッパーはYKKで絶対やってや!と言っても、パチもんのYKKで誤摩化そうとしたり。

     


    関係工場に指示出しておいてや!と言っても、出してなくて、なんでなん?と聞いたら、お母さんが死にそうだったから、とか言ってきたり。

     


    とある工場のオーナーが音信不通になってて、やっと繋がったら、バスに乗ってて、窓の外から果物を買って食べたら一服盛られて生死を彷徨ってた、とか。(これはリアルっぽいけど)

     


    とある工場が全然納期が守れてないからなんでだと調べたら、オーナーが生地をマーケットで売ってトンズラこいた、とか。(これもリアル)

     


    バングラから送った商品の数と日本に着いた商品の数が違ったり。(通関で何個か抜かれてるか、工場が適当な数を申告したか)

     


     


     


    そんなこんなを一歩ずつ突破しているところ。

     


    日本のお客様に迷惑(品質と納期)をかけないように。

     


    やるっていったやん・・・とか、なんで約束守ってくれないの?とかは、それを言ってもしゃーない訳です。(ほんとは正しくても)

     


    あの手この手で実現させていかないといけない。

     


    管理するにしても、【一服盛られない事】とか【生地をマーケットで販売してトンズラこかない事】とかまで管理できないのです。

     


     


     


    まずは先にお金を渡さない事。これはめちゃくちゃ大事。先に渡さないといけない場合(TTなど)でもアグリーメントとバンクチェックはもらっておくこと。

     


    あと言葉と感覚の共有。例えば【完成】という言葉にも何通りもの解釈が出来るわけです。こういう状態の事をこの言葉では言うんだよ、というのを全員で確認しないといけないです。(それでも知っていて裏切られることは多々ですが)

     


    どうしようもない時の奥の手を常に考えて、それを出来る状態にしておく。(いつでも切り札もっておく)

     


    もちろん一番良いのは信頼できるパートナーと取り組む事ですけど。でもそれも手のひらを返したように裏切られたりする場合もあります。

     


    もっと良いやり方もあるんだろうけど、今のところの実体験。

     


    1つずつクリアしていって、信頼関係を築いて、いずれ管理しなくても良い関係になれたら最高やな、と。

     


    そういうパートナーとだけ付き合いながら、お互いハッピーになれたら良いな、と。

     


     


     


    あとはなんでそうやってお願いしているのか、の意図を何回も説明すること。

     


    生地が間に合わないからファーストサンプル(見本みたいなもの)と本生産の生地が違っても良いだろうとバングラでは思ってる。

     


    ファーストサンプルだったらサイズが若干違っても良いだろうと思ってる。

     


    でも日本側はそれでその商品の注文数が変わってくるから、しっかり作ってほしい。

     


    ファーストサンプルをしっかり作ったらその工場のためにもなるということを何回も伝えて理解してもらわないといけない。

     


    逆に日本側にもバングラ側を見える化してもらえるように情報を伝えないといけない。

     


    なんで納期が遅れるのか、どんな想いをもっていそうなのか、などなど。

     


     


     


    信頼があると、ビジネスのスピードや可能性がグングン広がる。

     


     


     


    今が気合いの入れ時。

     


    株式会社わんピースの山口代表が2年かけて築き上げてきたビジネス。

     


    もう少しで跳ねるところまで来ている。

     


    最初とかほんまえぐかったんやろうなぁ、と想像しただけで震える。

     


    会ったり電話のたびに吐きそうだ、とか、胃が痛い、と言っていたのが分かる。

     


    0から工場開拓して、アパレルや貿易のことを勉強して、今の形まで構築して、、、まじ凄い。

     


    大変なことがありすぎるからこそ、それが参入障壁にもなり、競争優位性を生む源泉にもなる。

     


    金もコネもなんもなく、行動力と根性で海外ビジネスのベンチャーを立ち上げるなら、こういう形なんだろうな、と実感中。

  7. 2013.02.01

    バングラデシュでの日々編

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    バングラデシュでお仕事をして10日以上が経ちました。

     


    イギリスの経済誌エコノミストで【世界で最も住みやすい都市ランキング】べべだったダッカにいます。http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

     


    >最下位の「最も住みにくい都市」はバングラデシュの首都・ダッカだった。過密な人口密度と都市化、インフラ整備の遅れ、貧困、大気汚染などの衛生環境・治安の悪さなどが要因となった。

     


    だとさ。

     


    想像以上に大変なことばかりで笑えない&バングラデシュはイスラム圏なので本日・金曜日がお休み。

     


    ということで、気晴らしにBlogでも書こうかと思います。

     


    現在、絶賛同棲中でして、現地バングラ人のG君(右・25歳・男性)と2人暮らしです。

     


    人生初めての同棲が異国の地で外人さんとで野郎だとは思いませんでした。

     


    今流行りのシェアハウスだと思っておく事にします。

     


    あと、たまに従業員の子M君(左)も来ます。最大限のおしゃれをしてきてくれましたが、残念ながら靴下が指3つ分開いてました。

     


    住居兼オフィス↓↓

    G君は仕事がうまくいかず、たまに心が真っ二つになっていることがあります。

     


    暗い部屋できれいな三角座りを何回も見ました。

     


    気が優しいところもあって、ラーメンを作ってあげる!と言われて楽しみにしてたら、ボクの知ってるラーメンではありませんでした。

    食生活にも慣れたもので、朝はそこらの屋台で2つ10円のパンをリキシャの移動の中で食べ、

     


    昼は訪問先のオフィスや工場で出された現地食(カレーのようなもの)を手で食べ、

     


    夜はそこらの露天で未だに天秤で値段が決まる方式の売り方の野菜を買って家でG君が作ってくれます。

    1日移動しなければ50円〜100円くらいで生きる事が出来ます。

     


    一番厳しいのは意外と寒い(4枚くらい着込んでます)のに、シャワーが冷水。。

     


    精神と肉体の鍛錬です。

     


    あと、蚊帳の中で寝てます。現地の人もそうです。我が部屋↓↓

    今のところ日本人には1人も出会っておらず。。。

     


    街中はこんな感じ。

     


    子供達はだいたいクリケットとバトミントンをしている。

     


    果物とか魚はこんな感じで売られていて、それを買います。

    商売はどこでもいつでも出来るのです。

     


    言葉は基本的にはベンガル語。

     


    それに英語がミックスされてくるので、みんなルー大柴みたいになってます。

     


     


    【まずは現地化するということ】

     


    旅行とか旅とか視察とかではないし、仕事の相手も全員現地の人。

     


    今までバックパッカーとして30ヶ国くらい行ったり、

     


    前の会社でシリコンバレーや上海やバングラデシュにも視察ツアーを組ませてもらったことはあったけど、

     


    ガチで仕事をするということになると全然違う。しかも周りに日本人はいない。

     


    だからこそ現地化しなければならないと思ってる。

     


    2年前に行った中国で現地の人とうまくやってる大手日系企業も、

     


    去年行かせてもらったアフリカ・タンザニアの日系ベンチャー企業も、そうだった。

     


    前のコンサル会社の時もそうだった。現場を一番大事にする事。

     


    現地化しながら、いかに実現させていくのか。めちゃくちゃ難しいことだけは分かった。

     


    【現地化】しながら【実現力】を高めていく事。身をもって体感中。

  8. 2012.02.22

    バングラデシュで活躍中の若手起業家・山口悠介氏講演会

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    【バングラデシュで活躍中の若手起業家・山口悠介氏講演会】

     


    -若手起業家が志した国際ビジネスー

     


    ■講師    山口悠介氏

    ■日程    4月22日(日)

    ■講演時間 16:00~18:00 (受付15:30~) 懇親会  18:00~19:00

    ■申し込み方法roomtoread_kansai@yahoo.co.jp までお申し込みください。(会場のお席に限りがございますので、お早めにお願いします。)

    ■締め切り  4月20日(金)

    ■参加費   2,000円

    ■寄付金  本講演の参加費から懇親会の経費を差し引いた残額は寄付金といたします。宜しくご協力お願いします。

    (本年度、Room to Read Kansai Groupへ寄せられた寄付金は すべてバングラデシュのRoom toRead のプログラムへ送金いたします。)

    ■会場   日栄ビル(7F) 大阪市西区土佐堀1丁目4番8号

    ■講師紹介 株式会社わんピース 代表取締役 山口悠介

    前職、株式会社船井総合研究所で培われたビジネスノウハウを基にバングラデシュが得意とするアパレル関連の事業を展開する株式会社わんピース  2011年1月に立ち上げ。http://www.onepi.co.jp/concept/

     


     


    山口悠介氏は27歳で異国の地、バングラデシュで海外ビジネスを興されました。

     


    バングラデシュに単身乗り込み、頼りになる者もなく、現地の言葉も話せない中、ご自身でアパレル工場を開拓。

     


    現地の人と心の触れ合いを大切にし、大企業が入り込めない手付かずの地域で一人一人と信頼関係をつくりました。

     


    心の繋がりで多くの企業が出来なかった高品質の商品生産、小ロット体制を築き上げられました。

     


    現在、大手アパレルショップなど多くのアパレル企業が山口氏の動向に注目しています。

     


    山口氏の実績と行動力は新聞、テレビなどメディアにも取り上げられ、日本のアパレル業界では日に日に大きな存在となってきています。

     


    2011年12月には来日されたバングラデシュ国務大臣と対談され、日本とバングラデシュを繋ぐ役目も託され、将来を嘱望される若手起業家です。

     


    この度、Room to Readの活動に共感していただき、チャリティ講演会が実現いたしました。バングラデシュの現状を学べる大変貴重な機会となります。

     


    【バングラデシュ】【海外ビジネス】【起業】【アパレル事業】にご興味のある方、そして山口氏の経験談から様々な気付きを得て、学びたい方、ホットな情報が欲しい方、是非、多数のお申し込み、ご来場をお待ちしております

     


    Room to Read Kansai Group

     


     


     


     


     


     


    楽しい講演会になると思います!是非、ご検討ください。

  9. 2011.06.25

    ブログ再スタート!

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    ブログ半年もサボってました!!

     


    その間にも色々ありまして。

     


    ザッポスの奇跡】の著者である石塚しのぶさんとセミナーをさせてもらったり、

     


    Tech Wave】の主宰をされている湯川鶴章さんとセミナーをさせてもらったり、

     


    ルームトゥリード】というNGOの活動に参加させてもらったり、

     


    日経流通新聞の一面に出たり、中途採用の選考したり、

     


    バングラの国務大臣の弟と会談したり、全社プロジェクトを遂行したり、

     


    仲良くさせてもらっている会社様と日々ドタバタと共に歩ませてもらったり、

     


    去年一緒に海外行きまくった同志が独立したり。。。

     


     


    ちなみに上記同志の会社→わんピースhttp://www.onepi.co.jp/

     


    たぶんスゴイ会社になります。今から要チェックです!!

     


     


    本日は祭り用品の一番店(リアルでもネットでも)の橋本屋様に伺ってました。

     


    150坪の祭り用品専門店はやっぱド迫力です。すごいのヒトコト!

     


    【祭りで日本を元気にする】をドンドン発信していきます。

     


     


    おいらも【船井流で日本を元気にする】をドンドンやっていきます!!!

     


     


     


    →写真がいっぱい&ビジネスネタをシェアします。
    ついったー:http://twitter.com/mchotwit
    →つぶやきますっ!!
    アメリカ視察ツアー奮闘記→http://www.mcho-mcho.com/up/america-inspectiontour/
    アメリカのグーグル、ヤフー、イーベイ、ザッポスに行ってきました。
    バングラディッシュ奮闘記→http://www.mcho-mcho.com/regional/bangladesh/
    ベトナム視察ツアー奮闘記→http://www.mcho-mcho.com/regional/vietnam/
    孫正義さんの自伝の著者:井上篤夫さんと勉強会を開催
    TechWave主幹の湯川さんと勉強会を開催
    オフィシャルプロフィール

  10. 2011.01.15

    バングラビジネス

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    バングラビジネスが本格稼動してきました。このブログからも多くのお問い合わせをいただきまして、是非お力になっていきたいと思っております。

     

    今案件をいただいている会社様やブログからお問い合わせいただく会社様も共通項は行動力だと思います。

     

    知らない世界に飛び込む、知らない人に連絡してみる、ということはなかなか取り組めないことですが、そこを前に進める行動力が素晴らしいと思います。

     

    この頃、大手の方ともお話をさせてもらいますが、色んなしがらみや権限の問題で行動力もなく、進むスピードも遅いのが実情です。

     

    ですので、このような新しい世界に打って出るのは、スピード感がある力のある中小企業様が一番適していると思います。

     

    そこで先行者利益を取り、業界のリポジショニングを目指す。これこそが成すべきことではないかと思います。

     

    その中ではバングラデシュという国は非常に魅力的です。今チャイナリスクの軽減で話題にはなってきておりますが、実際のビジネスとして前に進んでいるのは意外と少ないのです。ここで前に進み、実際のビジネスとして取り組むことが出来るのか。大きな岐路に立っているのかもしれません。

  11. 2010.12.26

    バングラビジネス近況~小ロットと検品工場~

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    バングラビジネスの近況ということで、バングラデシュでお世話になった方が日本に来られているというので、お打ち合わせをさせてもらいました。

    今のバングラデシュの状況や今後の流れなどの取り決めのために。

     

    まず今のバングラディシュの状況としては、日本企業が物凄い勢いで入り込んでこようとしている、とのことでした。ただ、なかなか入り込みきれていないというのが現状らしいです。ただやはり大手のバイイング力でもって、大きなラインごとブックするということも起こってきているみたいです。

     

    ただ私たちは中小企業のためにどうあるべきか、ということを常に考えておりますので、やはり一番大事なのはロットの問題です。今回12月後輩にバングラディッシュに行ってもらった一番の目的は小ロット対応の工場の開拓です。バングラで検品会社をしているところに聞くと、○○個以下の小ロット対応している工場はないということを言われるみたいですが、今回はその基準を大きく下回るロットで出来るところを多く見つけてきてくれたり、交渉をまとめてきてもらいました。

     

    現地の検品会社も把握できていないような工場がバングラディシュには数多くあります。中小企業の小回りの良さとスピードでここらへんを活用して、一気に伸びていきたいと思います。

  12. 2010.12.18

    BOPビジネス

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    BOPとは何の略かと言うとBaseOfPyramidであり、全世界を所得別の人口で見てみた時に最も収入が低い所得層を指す言葉です。年間所得が3000ドル(25万円)以下の低所得者層が現在40億人いると言われています。BOPビジネスの市場規模は約5兆ドル(約410兆円)と試算されており、この低所得者層をターゲットとしたビジネスのことをBOPビジネスと言います。

     

    経済産業省なども積極的に推進しているビジネスで、まだまだこれからの市場だと言われています。

     

    代表的なモデルとしては、バングラデシュのグラミン銀行のマイクロクレジットなどがあげられると思います。

     

    今年バングラデシュなど色んな国に行って、この層の可能性と難しさを感じました。ただだからこそ取り組まないといけないところだと思います。特に日本企業が寄与できる部分は多くあると感じました。是非、取り組んでいきたいテーマの1つです。

     

    企業の利益はもちろん追求しつつ、低所得者層の生活水準の向上に貢献できるウィンウィンのビジネスモデルを創っていかなければなりません。

  13. 2010.12.12

    バングラデシュでのビジネス

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    バングラデシュに行っていた後輩の皆様が帰ってきました。

    今回の視察も非常に有意義なものになったみたいで、実際にモノを動かしたり、仕入れたりしたことによって、色んなことが分かってくると思います。

    バングラディッシュと貿易をするのであれば、貿易許可証のようなものが必要になりますが、これの所得に非常に時間も手間もかかるみたいです。

    ここも日本企業がバングラディシュとの架け橋を築くのに後ずさりしているポイントかもしれません。

     

    今回の視察で実際のモノの流れを把握することが出来ましたし、小ロットの工場も何個も開拓してきてくれました。また、品質や価格などそれぞれのニーズにマッチした工場も紹介することが出来るようになりました。

     

    もちろん貿易業務も大丈夫ですし、決済のやり方も大丈夫になりました。

    これからバングラディッシュとビジネスをしていく上でも基盤は作れたのではないかな、と思います。

    どんどんモノを動かして、経験を積み、信頼も積み重ねていきたいと思います。

  14. 2010.12.02

    チャイナプラス1

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    いよいよ中国での商品企画や仕入れが難しい局面を迎えようとしています。パキスタンの大洪水で綿花の価格が急上昇しているという情報が入ってきました。その影響が中国のアパレルや繊維系の商材にもろに波及しているというのです。商品によっては2ヶ月待ちなどの商材もあるみたいです。

     

    これでは問屋は壊滅です。小売業も欲しい商品が欲しい時に欲しい価格で入らないという状況におかれています。なんとかしなければならないということで、ベトナムからの仕入れで難を逃れたという例も聞いておりますが、やはりリスクヘッジしておかなければならないと思います。チャイナプラスワンと言われて、リスク分散を真剣に考えなければならなくなってからベトナムやバングラデシュやインドネシアに対する期待は非常に大きなものになっております。

     

    今年の10月に行ったベトナムの着物の縫製工場はどうやって仕事を受注したかと言うと、社長が日本向けに営業をかけたそうです。

     

    このように中国プラス1の国々(特にベトナムとインドネシア)は今後、日本に営業をかけてくると思います。中国以外でもベトナムやインドネシアやバングラデシュなどの国の人とうまく人脈を構築しながら、海外とのシナジーを商売に効果的に反映させていくことが必要になってくると思います。

  15. 2010.11.28

    バングラデシュと中国とベトナム

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    いよいよ中国での商品企画や仕入れが難しい局面を迎えようとしています。

     

    パキスタンの大洪水で綿花の価格が急上昇しているという情報が入ってきました。その影響が中国のアパレルや繊維系の商材にもろに波及しているというのです。

     

    商品によっては2ヶ月待ちなどの商材もあるみたいです。これでは問屋は壊滅です。小売業も欲しい商品が欲しい時に欲しい価格で入らないという状況におかれています。なんとかしなければならないということで、ベトナムからの仕入れで難を逃れたという例も聞いておりますが、やはりリスクヘッジしておかなければならないと思います。

     

    チャイナプラスワンと言われて、リスク分散を真剣に考えなければならなくなってからバングラデシュに対する期待は非常に大きなものになっております。

     

    再度バングラディッシュに12月に行きたかったのですが、日程が取れなかったので、また後輩に行ってもらうことにしました。今回は視察ではなく、色んな会社様からの案件を持ってのバングラディシュ訪問です。実り多いものにしてもらいたいと思います。

  16. 2010.11.18

    インドネシアビジネス

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    インドネシア視察の報告を受けていました。私が行く時間が持てなかったので、後輩に行ってもらっていたのです。インドネシアは人口2.3億人でバングラデシュやベトナムよりも人口が多い。ちなみに世界第四位。

     

    人口は日本の2倍近いのに、GDPは10%くらい。ただ伸び率は4~6%を近年維持しています。

     

    主にアパレルとIT関連を見てきてもらいましたが、アパレルはおもしろいことになりそうです。H&Mの工場やキッズ専門のアパレル工場などおもしろい企業をたくさん見つけてきてくれました。

     

    またIT関連ではネットショップのオフショアも単発で安く出来るような企業もあって、そのような会社は日本のネットショップからのオフショアを是非やってみたい!と言っているみたいです。

     

    バングラデシュにも行ってもらった後輩曰くバングラディッシュと同じくらいおもしろい可能性に満ちた国でした。ということでした。パリで販売している鞄やアパレルの商品などいろいろと持ち帰ってきてくれて、実際に見てみましたが、売れそうな商品ばかりでした。また1つ可能性が広がったような気がします。

  17. 2010.11.14

    バングラディッシュのビジネス

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    バングラディッシュのビジネスとしてお話していたことを少し紹介します。

     

    バングラディシュが日本の会社に求めていることとしましては、日本の技術指導と資本なのです。日本の企業とタイアップしたい、という会社はバングラには多くあります。

     

    特に有望なのが建築関連。基本的な考えとして、垂直であるとか、水平であるとか、そのようなところの概念から日本の建築技術とタイアップすることを望まれている会社があります。また、配線や配管などのインフラビジネスもこれからのバングラディッシュには必要になってくると思われます。

     

    また飲食もおもしろい存在になってくると思います。今は世界的なフランチャイズで言うと、KFCとピザハットくらいしか参入しておりませんが、今後は出てくるかもしれません。特にコーヒーショップが国内で増えてきているので、そこらへんが有望だと思います。

     

    あとは製薬業界です。製薬の設備や工場がありますので、パテントのお金無しに自由に貿易が2016年まで出来るみたいです。政府はこの延長を求めておりますが。

     

    この3業種の大企業ではなく、中小企業がバングラに打って出て、成功を収める。そんな時が来るのではないかな、と思っております。

     

    その時に何かサポートが必要であれば、その準備をしておくのが、私たちの役目かな、と思っております。

  18. 2010.11.13

    バングラデシュのビジネス

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    バングラデシュのビジネスに詳しい方とお話をさせてもらいました。

     

    バングラディッシュのビジネスに対する調査代行やサンプルや見積もりの算出や投資関連、法律関連に詳しい方です。

     

    やはり日本企業からの問い合わせはここ最近で急増しているみたいです。ただやはり問い合わせや情報を仕入れるだけで実際のビジネスにまで進まれる方はまだまだ少ないみたいです。

     

    これからの流れを見ていくと、労働集約型の産業はバングラディッシュに行き着くと思います。それを見越した経営判断が出来るかどうか。そしてその方もおっしゃられていましたが、短期ではなく、長期的な視点で考えることが大切とおっしゃられていました。長期的な視点と広い目での視点。バングラディシュは周りを中国、インド、インドネシアといった人口の多い国を抱えています。ということは、このような国に対してビジネス展開していく時のモノづくりの拠点としても非常に重要なポイントになります。中国やインドはもう生産国として見ない方が良いと思います。これは去年からインドや中国やベトナムやバングラディッシュに行って感じたことです。世界的に見て、どのような流れになるのか。新聞やネットでの情報で知っているということは知らないことと一緒だと思います。だからこそ自分の目で見て、肌で感じて、足で歩かなければなりません。

     

    日本はもっと外に目を向けなければなりません。バングラの経済特区も中国と韓国に押さえられています。日本は・・・

     

    目だけではなく、体ごと海外に向けて、行動していかなければならないと思います。

  19. 2010.10.24

    バングラディシュの仕入れ

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    バングラディシュの仕入れに関する情報。バングラから仕入れるということは、バングラからして見れば、輸出になるわけですね。

     

    10月7日の日本経済新聞の夕刊の一面に【衣料品の生産 中国離れ加速】という見出しで、賃金上昇で後発新興国へというサブタイトルで、バングラディッシュのことが書かれていました。

     

    バングラデシュなど輸出が急拡大、ということで、

     

    バングラディッシュの8月の衣料品輸出は前年同月比で38%増の14億3600万ドル。

     

    ベトナムの1~9月の衣料品などの繊維の輸出額は前年同期比21%増の80億3800万ドル。

     

    カンボジアの1~6月の衣料品輸出は前年同期比12%増の12億5000万ドル。

     

    中国の今年1月~8月の衣料品輸出は前年同期比19%増の803億ドル。

     

    バングラデシュの勢いがどれくらい凄いかが分かる。しかし、このような数字だけを見ても分からない点は多い。やはり実際に行って見て感じなければならないと思う。

     

    バングラデシュも中国もベトナムも今年行かせてもらったが、それぞれの国の成り立ちや商習慣やビジネスの考え方などそれぞれ違う。数字という単一指標で見ることも大切だと思うが、その背後にあるリアルを見ることも大切だと思う。

  20. 2010.10.08

    海外ビジネスの未来と可能性

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    海外ビジネスの未来と可能性ということで。

     

    ぜんぜんこの頃更新できていませんが、(今日もベトナムでネットの繋がりが悪いですが)

     

    今年これまでに行ってきた海外ビジネスの種を紹介します。

     

    普通には行けないバングラディシュの商品仕入れや商品開発の工場開拓。そして人脈形成。

    http://www.mcho-mcho.com/regional/bangladesh/

     

    グーグル、ヤフー、イーベイ、ザッポスなどのアメリカ最先端IT系企業訪問。

    http://www.mcho-mcho.com/up/america-inspectiontour/

     

    中国成都での本当に素晴らしいBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)企業視察。

    http://www.mcho-mcho.com/regional/china/chengdu/

     

    中国大連でのオフショアや日本人の海外展開されている経営者との交流。

    http://www.mcho-mcho.com/regional/china/dalian/

     

    そして今はベトナム視察ツアー。こちらでも多くの人と交流を持てました。

    http://www.mcho-mcho.com/regional/vietnam/

     

    アメリカ視察ツアーもベトナム視察ツアーもまだ全然ブログに書けていません。。。

     

    またバングラディシュとのやり取りや今後についてもドンドンこのブログで発信していきたいと思います。

     

    海外とのビジネスや海外進出や海外で商品仕入れや商品企画をしたいと思われている方が

     

    いらっしゃいましたら、またはちょっとでもおもしろいな、と思っていただけましたら、

     

    左上の【メールを送る】からメールをください。

     

    日本でも海外でも色んな方とお会いして、さらにおもしろいことをしていきたいと思います。

     

    また随時更新していきますので(本当は毎日の予定)、見てくださいね!!