1. 2013.11.13

    大船渡屋台村

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    ずっと行きたかった場所【大船渡屋台村】に行ってきました。







    『村田が今一番必要とされてるのはどこやと思う?』



    いつも分かり切ってるけど、その答えを言うのをためらってしまう質問をしてくる。



    『それは・・・東北だと思います。』



    『そやな。今どんだけ忙しくても時間を創って行くべきやな。』



    2011年4月上旬。その当時の上司君(以後Fさん)との会話。この時期、Fさんとボクは新規事業の立ち上げをメインにコンサルティングをしていました。



    (分かってる。分かっちゃいるけど、何が出来るか分からないし、何より時間が無い。)←心の声。



    この頃、連日震災の報道がされていて、でもまだ全貌も掴めていない時でした。



    『でも、僕たちが行って何が出来ますかね?』



    『分からん。だから行って聞かないといけない。推測で考えたり、こちらがこうだろうと提案するのではなく、その人たちが何を望んでるか。どうしてほしいのか。それを聞かないと。』



    『でも、時間が・・・』と言うと、



    『お前がちゃんとお客様に伝えたら、分かってくれるはずだ。それをダメというような人とお付き合いをしているのか?』



    『・・・』



    たぶん静岡のあの人や福井のあの人や奈良のあの人や愛知のあの人やその他の皆さんもたぶんちゃんと伝えたら分かってくれたと思います。



    ただその時は誰にも伝えることもなく。。自分の弱さや逃げてる自分を再確認させてくれました。



    家も仕事も失ってしまった人たちに何かお役に立てることが出来るんじゃないか?そういう時にこそ新規事業の立ち上げの経験やノウハウを活かさないといけないんじゃないのか?と思ってはったんだと思います。



    その後、Fさんは月に何度も東北に行き、色んな場所の色んな人と出逢い話を聞いていました。



    東北を見ておけ、と言われていたので、たまに行ってましたが、行っても何も出来ず、その圧倒的な光景の前に途方に暮れる、という感じでした。



    Fさんはその後も継続して行き続け、その活動の1つとして【大船渡屋台村】を企画し被災地の皆さんと創り上げました。

     



    それを見てみたかった。ずいぶんと経ってしまったけど。


    一ノ関からレンタカーで1時間半くらいで大船渡へ。がれきもないけど、何もない。周りはそんな感じでした。

     


     


    約20くらいのプレハブの屋台が並んで、そのどれもがコの字型のカウンターになっていて席は8つくらい。そのコの真ん中の部分に店主がいて、料理を振る舞うという形。

     


     


    店主とお客様、お客様とお客様の距離も近く笑顔や笑い声がぶつかり合って、その空間にいるだけで想いが伝播するような。

     


    どのお店も窓から中の様子が見えて楽しそうにしてる。

     


     


    飾りっけはないけど、そのお店の主人の顔やお客さんの顔がそのままお店の魅力を表してる。

     


    屋台村のリーフレットにはこう書いてあります。【おいしい!楽しい!元気の街へようこそ】

     


     


    ご利用手引きにはこう書いてあります。【大船渡の元気の源になりたい屋台村です。明るく遊びましょう。屋台で会ったら皆友達!仲良く楽しく遊びましょう!店主もお客様も皆で一緒に楽しい場所を作ります。オイシイ時は笑顔をください。】

     


    元々この屋台は料理人だった人もそうでない人もいると聞きました。色んな人が1つの旗や想いの元に小さな力を出し合ってここまできたんだと思います。

     


    Fさんのお知り合いの方が日本全国から屋台村に赴き料理の仕方や料理の素材などの工面をしてくれたしたとも聞きました。

     


    また、屋台村の人もFさんの知り合いのところに修行しに行ったりしたとも聞きました。

     


    屋台だから1つのところにずっといるというのではなく、こっちもあっちも色んなところに行ってみんなでみんな楽しむ。

     


    みんなオープン。個々人の個性や人柄を出して、1つのパワーにしていって、みんなで発展していく。そういう形。

     


    屋台村の真ん中にはステージがあって、ボクが行った時にももう唄うたいがフォークソングを奏でていました。

     


     


    そこには屋台で買った料理を片手に、もう一方の手にはお酒を持って、歌を聴いたり談笑したり、みんなが集まってきます。

     


    そのステージの横っちょには薪をくべらせ暖がとれるようになっている石釜が。おぉ・・・これがあの石釜か。。と感動しました。

     


     


    普段会社では仕事をしてるんだかしてないんだか分からないFさんですが、その時は妙に真剣な顔をしてA3の紙に書いては消し書いては消ししてました。

     


    これはもしかして伝説の当たるチラシでも書いてるのではないか!?と思って、覗き見たら・・・書いていたのは石釜。

     


    奇跡をありがとう。チラシを書いていると思ったボクがバカでした。当時はそう思ったものです。

     


    そんなことを思い出しながら、そこの前に立ってステージを眺めていました。

     


    このステージにいつも酔っぱらったFさんが寝っ転がってるんだな、と。

     


    周りを見るときゃっきゃと走り回る子供もいたり、慣れない感じのMCさんが頑張っていたり、歌を聞くよりも熱心に自分の話をしている人がいたり、ただの吞ん兵衛がいたり。なんでもありなんでしょう。

     


    なんかよく分からないけど、なんか楽しい。みんな元気。そんな感じがして良いなぁ、と思いました。

     


     


    屋台に入っても店主は1人とか2人なのでお客さんが接客とかお店の良さを伝える係り。

     


    ビール注いだり、席の準備したり、ここの何々がおいしいとすすめてくれたり。。

     


    良いお店、良い場所(コミュニティ)には、良いお客様(ヒト)が集まるものです。屋台村はそうなっている。

     


    この屋台村があるからココロ救われた人がどれだけいるのかは1日行っただけでは推し量れるものではないですし、この良さも1日行っただけではその深くまで知ることは出来ないのかもしれません。

     


    何も無い中から本気の人たちが集まり、その想いと行動があって、こういうステキな場が生まれた。

     


    たぶん多くの人に楽しさや元気を届けてきたんじゃないかな、と感じました。

     


     


     


    こんなにココロ優しい地域活性化・マーケティング・新規事業ってあるんだなぁ、と屋台村に行って改めて思いました。

     


    屋台村に行って、ブログを書こうと思ってからFさんのブログを読み返してみました。

     


    もしご興味があれば、屋台村が出来る経緯も断片的に書かれていますのでどうぞ。

     


    オープンした時の記事。『大船渡屋台村開店御礼』http://ohnaruhodo.hamazo.tv/e4726748.html

     


    屋台村にどうやって集客するのか。『ブログで人柄・店柄を伝える』http://ohnaruhodo.hamazo.tv/e4726588.html

     


    面白い街にするには?個性を引き出し集団化すること。『開店半年いまのところ順調です。』http://ohnaruhodo.hamazo.tv/e4726651.html

     


    機能的なだけじゃ人は集まらない、楽しくしないとね。『石釜お洒落化作業完了!』http://ohnaruhodo.hamazo.tv/e4726688.html

     


    「何ができるかではなく、何をしてほしいと彼の地の人たちが望んでいるのか」『大船渡屋台村は、次のステージへ』http://ohnaruhodo.hamazo.tv/e4726692.html

     


    どんな想いで取り組んできたのか。『面白いことが出来そうです!』http://ohnaruhodo.hamazo.tv/e4726713.html

     


    まぁ、こういうブログを書いたり、Fさんのことを紹介すると『村田は全然分かっていない』『分かっていないのにこういうことを書くな』『ほんとダメ』と愛想無く言われるんだろうけど(笑)

     


    1%も屋台村やFさんの魅力についてお伝えすることは出来てないと思いますが、1人でも屋台村に興味を持ってもらえた人がいたらそれでいいかと。

     


    最後に。

     


    『阪神のときはなにもしなかった。』http://ohnaruhodo.hamazo.tv/e4726584.html

     


    ボクは2年前28歳。

     


    これからは迷わず向かえるようになりたいと思います。

  2. 2013.04.22

    シンガポール視察ツアー2日目

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    シンガポール視察ツアー2日目(2013年4月22日)ということで。

     


    朝からドービーゴートへ行きまして。

     


    ドービーゴート駅の改札出たところにあるシンガポールQBハウスの繁盛ぶりを確認。

    朝の11時半で2人待ち。理容師さんは1人。セット面は3つあったんだけど。。

     


    ドービーゴート付近をフラフラ。地元の小さなショッピングセンターの中にあった雑貨屋さん。シンガポールで4店舗展開しているTOTALLY HOT STUFFというショップ。繁盛していました。仕入れは色んな国ということですが、香港からのが多いとのこと。

     


    チャイナタウンで貿易関係の人と待ち合わせ。

     


    お昼ご飯は飲茶レストランというチャイナタウンの雑踏の2階。めちゃうま。

    ただもう一度行きたいと思ってもどこか分からない(涙)

     


    そこでシンガポールのことや貿易のことなどを伺う。

     


    その後、その方の案内でリトルインディアのムスタファセンターへ。

    盗難防止のために全員のバッグを閉じてます。

     


    とにかく圧縮陳列。在庫がとんでもないくらいある。

     


    こちらはイーグルバーム。

    日本で売れそうなものを物色しながら、シンガポールの流通や物価などを体感しながら。

     


    こんなノリ。世界中から売れ残ったものとかB品などが集まっているんだろうな、と感じる。ムスタファセンターのバイヤーさんとお友達になれないかな、、、

     


    インドのマハラジャが経営しているらしいけど、これはほんとにすごい。雑多な感じも。庶民の生活用品はほぼここでいける。食料品から衣料品から日用雑貨から家電など全部ある。安いし。

     


    ムスタファセンターを後にして、次は同じリトルインディアにあるシムリムスクエアへ。ここはITというか家電というか、秋葉の電気街みたいな感じ。

     


    こちらmacの充電ケーブルみたい。1シンガポールドルが今は80円くらいだからだいたい240円くらい。こういうのが所狭しと並んでる。

    シムリムスクエアにはインクトナーのインクだけ注入してくれるショップもあります。インクがなくなったトナーを持っていくと、インクを入れてくれるらしい。意外と技術力が必要なのだとか(笑)

     


    ナイスな感じの注射器が用意されてます。5シンガポールドル(400円)くらい。1つ日本で買うと1000円は越えて来るのでお得感はあります。

     


    スマホの修理屋さん。30分のスピード仕上げをウリにしていました。たぶんアジアの方が日本人よりスマホいじりまくってるから、ニーズはあるんでしょうね!スマホ修理のショップをフランチャイズで世界展開とかしてくる企業とか出て来ないんだろうか。。

     


    このお店は繁盛していたのですが、各パソコンの充電器やバッテリーを販売しているショップ。純正なのか!?かなり怪しいが。。macは今在庫切れでそろそろ入ってくるらしい(笑)どこで作ってるかを教えてくれ!

     


    シムリムスクエアから若者の流行の発信地【ブギス】まで歩いて。

    ちょうどシムリムスクエアからブギスまでは写真のようにBUGIS STRRETという名称でお店がびっちり詰まったストリートになっていて、露天を物色しながら歩いているとブギスジャンクションやイルマに到着します。

     


    ブギスストリートの繁盛ジュース屋さん。1杯80円くらい。

     


    ブギスヴィレッジとブギスジャンクションとイルマというブギス周辺のショッピングセンターで繁盛しているショップを。

     


    Kiehl’s というコスメのショップ。どのアジアの国に行ってもありました。骸骨が白衣着ている置き物が出迎えてくれます。

    b2bはTシャツ専門店みたいなショップ。シンガポールでもそうだったけど、東南アジアの販促はまとめ買いで安くなる系が多かった。細かい販促はあんまりやっていないような感じ。日本の販促って進んでいると思う。

     


    ミュゼさんは東南アジアの先進国には必ず進出している。先進国になるにつれて美容に対する意識が上がって、そこにスルッと入り込むんだと思うけど、美+サービス、っていうのは日本食に次いで風穴を開けれそうなビジネスなんだと思う。しかも美容師みたいにセンスとかスタイルが国によって違う、ということもなく、「脱毛」という分かりやすい成果も得られるというのが良い。

     


    こちらはネットゲーマー達が集まる場。garenaというスタジアム。


    中にはドデカスクリーンが何面もあって、観客席も100席くらいあって、ゲーマーさん達がえぐいくらいの集中力でゲームしているブースがこれも100くらいありました。こんなんありなのですね。

    ゲームに関連した商品を隣で売っています。ここら辺のグッズはわざわざ日本からも買いたい、という連絡も来るみたいです。ゲーム市場って凄い。。

     


    シンガポールは日本食が大量に進出しているみたいで、しかもうまくいっているところも多いみたいで、なによりです。その中でもラーメンと寿司は凄い。上記の写真はラーメンチャンピオンというエリアで、ラーメン屋さんが6店舗集まっていて、毎月投票があって、ビリだったら退店という仕組み。新しいラーメン屋さんと美味しい定番ラーメン屋さんがいつ行っても味わえるのは良い仕組みですね。経営側からはイヤだろうけど。

     


    ラーメンチャンピオンの投票所と現在のランキング。

     


    ド定番の定食屋【やよい軒】ラインナップも豊富。

    からあげ定食で1120円くらい!ちょっとお高めの様子。

     


    BOBCHONは色んな国で展開しているメシ屋さん。メシ屋さんで世界展開って楽しそう。

     


    高級感満点のCoCo壱番屋。1人で食べるというより、ファミリーや大勢で食べるって感じになってる。

     


    シンガポールのCoCo壱番屋のメニュー!

     


    お客様が入っていたアイスクリーム屋さん。ちょっとどぎつい見せ方ですが、まぁ、おいしかったらいいんだろうと。

     


    日本のものを集めただけのショップってけっこうアジア中にありましたが、基本的にはうまくいっていないような気がします。置いておいて売れるようなものではないし、価格に対する市場からの要望は無視、みたいなことが多いと感じました。日本のモノを売り出す、っていうのはそういうこととは違うんだと思います。

     


    アジアのどの国に行っても今のイベントや展示はアイアンマンに占領されていました。そんなにおもしろいのか、この鉄人。

     


    FOURSKINというショップさん。なかなかおしゃれなものを取り揃えていて、スマホ周辺機器やTシャツなども自社企画で生産している。こういうセレクトショップ増えていくんだろうなぁ、と。

     


    ブギスエリアから歩いてシティホールの方面へ。途中ラッフルズホテルがあるのですが、格式が高そうな雰囲気をプンプン出していました。

     


    ラッフルズホテルのロングバー。シンガポール・スリングを生み出したところらしい。

    同じくラッフルズホテルのラッフルズギフトショップ。紳士淑女だけ入っても良し、という雰囲気。かっこいい。

     


    シティホールに到着。ここで貿易関係の人とはお別れして、シティホールのショッピングモールへ。まずお出迎えしてくれたのが大阪王将!

    メニューも豊富。

    ド定番の餃子6個は300円くらい。

     


    ACMEって良いよなーと思っていたら、海外進出してました。

     


    Buffet Townには行列が。。

    ランチで2000円、ディナーで3000円くらいのバイキング。ラーメンでも1杯1000円越えるお店ばっかりなので、バイキングでこれくらいだったら出すのかな、、

     


    シンガポール発のファストファッションのお店チャールズ&キース。2013年4月に日本で初めてのショップが原宿に出来たみたいですが。。シンガポールではどこにでもあるような感じ。坪数もそれほど取らないので、出店はしやすいんだと思う。

     


    シティエリアにあるパダン広場。都会のど真ん中にめちゃくちゃ大きな面積で芝生のコートがあってスポーツしやすそう。

     


    そんなシンガポールの街並みを見ながら、フナンショッピングモールへ。


    カメラの専門店Riceball。自分が見たシンガポールの中で一番専門店の雰囲気を出しているショップでした。カメラに詳しそうな店員と詳しそうなお客様がおしゃべりしてました。専門店は店員もお客様もマニアックであり、相乗効果を生み出す形にしなければな、と再確認。そうすると人は集まるんだろうと。

    QB完璧にパクられているやん!って感じです。(どちらが先にやり出したのか知りませんが)ここもお客様が待っているくらいの活況っぷり。

     


    funanの中に入っている文房具屋さん。Stationery Superstore。まぁまぁの広さだけど、日本の文房具屋さんが来たら良い勝負できるのになぁ、と思う。

    商品は日本のモノも多かったです。そしてパッケージなど変えてないから日本語のまま勝負している(笑)でもこのくらいの貪欲さが欲しいです。あと、見に行った時に日本のメーカーさんの人が4人くらいいたのですが、お店の人の話聞いて、ニコニコしているだけ。。それじゃぁ、売れないのでは!?っていうか見に来た意味あるの!?って感じはしました。

     


    シンガポールの文房具店のStationery Superstoreではないもう1つがevergreenというショップ。こちらもあまり品揃えが良いとは言いがたい。。

     


     


    この日お会いした貿易関係のお仕事をされている人と話してて分かったこと。両国間の流通が分かっていたらおもしろいことはけっこう出来るんじゃないか、と。

     


    全部自分が知ってる必要もないけど、協力してくれそうなパートナーがいれば、おもしろい展開が出来るんじゃないかと感じました。

     


    地域差という価値の出し方もありだし、その地域の人にマッチさせるためのプチ加工で付加価値を付けるのもありだし。売り方1つ変えるだけで売れそうなものもたくさんありました。

     


    どの人に聞いても、日本のモノは良い、というイメージがあるのは確か。ただ、だからと言って売り方が微妙だったり、マーケティングしてなかったり、価格設定がダメだったり、というのが多いような気もします。日本という良いブランド価値がまだ通用する間にそこら辺を変えていかないと、そのポジショニングさえ失ってしまうのでは、とも思ってしまいます。

     


    マスに向けて、コモディティの商品で、そのイメージを踏襲した形で展開したら面白いのだな、と。それがシンガポール、その他アジア地域で日本企業で一番できているのはダイソーだと思いました。(だから繁盛しているのだと思う)

     


    またそこら辺はダイソーに行った日のブログに詳細書きたいと思います。

     


    Facebookのシンガポール視察ツアー2日目の様子はこちらをクリック

    シンガポール視察ツアー1日目のブログはこちらをクリック

  3. 2013.04.21

    シンガポール視察ツアー1日目

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    4月21日は日曜日だったので、企業訪問や人に会う事はせずにシンガポールのエンターテイメントを散策。

     


    セントーサ島に行きました☆

     


    まず運命の分かれ目。

    シンガポールのカジノに行くのか、ユニバーサルスタジオに行くのか。

     


    シンガポールのユニバーサルスタジオの正面。日本にもある地球儀みたいなものがありました。

     


    ユニバーサルスタジオは枚方のヒラパーくらいではないか!?という噂を聞いたので、こちらもスルー。

     


    近頃できた世界最大級の水族館へ。世界最大級というコトバに弱いのです。

    そしてすごい人・・・

     


    長蛇の列でした。繁盛店みたい。

     


    中の見せ方もかっちょいい。水槽の中に沈没船を入れているのは日本では見た事がない。

    めちゃくちゃかっこいい。水族館といえども魚だけ見てもらったら良いということではないと思う。

     


    水槽の中の人はみんなと写真を撮るためにいるのではないかと思えるくらい愛想良く対応している。(ほんとはたぶん掃除係)こうやって写真→拡散の流れはどこのエンターテイメントでも必要になって来ると思う。

     


    通路には被り物まで用意されている。拡散の仕掛けだったり、お客様もエンターテイメントの輪の中にいれてしまおうということだと思う。

     


    足場もスケルトン。360°だから水槽の中にいる気分の演出。

     


    そんな配慮してるか知らないけど、水族館でキレイに写真が撮れることって重要だと思う。そういう光の演出はしてるんだろうな、と。

     


    伝統漁法などの展示もある。

     


    水族館を見終わったら、セントーサ島から本島に帰ってきて、ビボシティをウロウロ。このマーライオン、トイザらスのエントランスにあったんだけど、遊び心がステキだと思う。

     


    あと、子供が遊ぶスペースもたくさん人がいました。

     


    フランフラン。めちゃくちゃ売り場面積を持って、圧倒的に陳列してる。でも価格帯が・・・日本での認知度はあるけど、、もったいない。

     


    フランフランの中に【j.】という日本のモノを集めた展示エリアがあるのですが、やはりここも人が入っていなく。。日本のものとなると良いもの&高い=基本売れない。という図式。売るならもう少し接客するなり、意味を伝えないと、置いておいても意味分からない&購入しようという意欲がわかない、になると思う。

     


    ナショナルジオグラフィック。かなりコンセプチュアルなショップ。異様な雰囲気を醸し出していました。ここまで世界観を出せるのもステキだな、と。

     


    まだ開園して1年も経っていない「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」という植物園。えげつない塔がお出迎え。

     


    エントランスを入ったらどでかい滝がお出迎え。

     


    中は近未来的な感じ。挑戦的なことが出来るって全体的にうまくいってる時なんだろうな、と感じる。

     


    展示の仕方やデジタルを使った訴求方法もステキ。親子共々学べる空間になっています。

     


     


    ちょっとした遊び心とここぞというところに投資する感じがエンターテイメントの中からも感じることが出来ました☆

     


    あと国でも企業でもそうだけど、調子が良い時には挑戦的なことが出来るので、そこに勢いも感じる。そういう時に原理原則だったり、本質を意識しないといけないと思うけど、それを外さずに楽しむことが出来たら、まだまだ勢いが続きそうな予感。

  4. 2013.04.20

    台湾視察ツアー

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    4月20日からブログを書いておりませんでした☆

     


    海外だとIP制限がかかって、ログインできなったのです(涙)解除してもらいました☆

     


    さて、4月20日。ジェットスターで関空→台湾→シンガポールという移動の日だったので、去年台湾に行った時に感じたことなどを。。

     


     


    去年の同じくらいの時期に台湾に行ってました。台湾へは2時間半くらいで行ける。飛行機は全部込みで往復でも30000円もかからない。

     


    ほんとにちょこっと出張に行ってきまーす、くらいのノリでいける。

     


    去年の台湾は朝の10時に出て、次の日の18時には家に帰ってきてました。

     


    台湾では日本のモノが売れるのか現地の人を見物がてらプラプラと。

     


    まずは小籠包一番店である鼎泰豐の本店へ。うます。

     


    一番店のド定番は安心できる。

     


    そして、アパレルの問屋、生地のマーケットである迪化街へ。

     


    バングラデシュとの生地の違いに驚きを隠せませんでした。

     


    レースや手の細かいものもある。縫製場も近くに併設されているので、仕事も早い。

     


    その後ショッピングセンターの台湾101と三越と最近出来た阪急を散策。

     


    その当時ブランドショップってあんまり行ったことがないし、興味がなかったのですが、

     


    【舶来屋】という本を行きの飛行機で読んで、絶好調に興味が出たので行ってみた。

     


    やっぱり素晴らしい。そして【舶来屋】最高。

     


    海外とのビジネス、特にブローカーや貿易系の仕事に関わる人なら是非オススメです。

     


    お店の見せ方、ブランドの見せ方が日本とは違う。台湾おもしろい。

     


    日本に入ってきていないブランドも多くあるし、ラインナップも日本とは違う。

     


    あと一番勉強になったのは、阪急の隣にある【誠品書局】

     


    トレンドの発信基地はここだと思う。やっぱり現場に行って感じるのが一番。

     


    そーとーおもしろい。台湾に行った際には是非、行ってください。

     


    雑貨が好きとかおしゃれなインテリアが好きであればお気に入りになるはず。

     


    その後、マンゴーのスイーツが有名なのでその繁盛店へ。

     


    スイーツのお店も日本とは少し勝手が違うショップが多かった。

     


    23時を越していたので夜市へ。台湾の活気を感じたかったのですが、歩き回ってヘトヘトだったので、

     


    一番大きな夜市は行かずに、小さいところへ。わけのわからない個店が元気でおもしろかった。

     


    やっぱりまだ発展しきっていない国や地域は小さな個店が元気。

     


    そして訳分からないモノを売ってるのである。それでいい。

     


    個店が元気があれば地域やエリアの色が出るし、楽しめる。どこの街にいっても似通った風景となってしまってはつまらない。

     


    2日目は朝早く起きて太極拳の集会を見に行こうと思いましたが、、雨。

     


    ということで、パワースポットの龍山寺へ。お線香の長いバージョンを持ち、どうしたらいいのか分からなかったら、地元の人が教えてくれます。

     


    しっかり巡礼してパワーマックスになり、市場を見ながら帰国しました☆

     


     


    今回はトランジットで外に出る時間もなかったのですが、台湾行って嫌いになる人はいないと思う。

     


    なんの準備なしでも行けるし、危ない事はほぼ無いと思うし、海外の最初の一歩としては絶賛オススメ。よく海外行く人でもある種マニアなところに行って見る楽しみもふんだんにありそうなのでショートトリップにも適していると思います。

     


    さて、あと10個ブログ・・・書くぞーー!!

  5. 2013.04.05

    中東のドバイ

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    今日は中東のドバイの珍道中を。

     


     


    アフリカへはだいたい中東で乗り換えをすることになります。ということで、ドバイを経由地に選び、ついでなら1泊しちゃえ!ということで、ドバイ珍道中となりました。

     


    まず着いたのが深夜0時を回る頃。ということで、バーにでも繰り出そうとくりちゃんという一緒にアフリカに行った不可能を可能にする経営者さんと街に出る。

     


    すると、セレブ映画ではないか!?と思われるくらいの外国人の美男美女が集まっている。めちゃくちゃかっこいい。感じから察するにクラブとかの類いだろう。

     


    ノコノコと入ろうとすると、屈強なガードマンが取り押さえてきた。『分かったよ、入場料でしょ!?いくら!?』と聞くと、

     


    『違う。君達はノットエレガントだ。だから入れない。』という衝撃の一言。聞き間違いではないかともう一度聞こえなかった感じで聞くと、

     


    『ノットエレガントだ!』と一喝。

     


    初めての経験である。パーカーやトレーナーに半パンやジーパンの人はそりゃ周りにはいなかったけど。。みなさんももしそのようなところに行く事があるなら、それっぽい恰好で行った方が良いと思います。

     


    最終的にはふつーの野外バーみたいなところで飲みました。(意外と0時を越えて飲めるところも少ない)

     


    そして、驚いた事にドバイはカジノもありません。雰囲気的にはありそうなのですが、無いのです。

     


     


    翌朝、バージュ・アル・アラブというよく見るホテルへ。泊まる事は出来ませんので、朝飯だけでも食いにいこう、と!

     


    すると、ホテルのはるか前で検問があり、【おっ!またか!】と思いましたが、同じ事は繰り返さないようにいちよう襟付きの服は着てました。

     


    検問の人が『リザベーションはあるのか?』と聞いてきたので、『ない!』と言うと、『マジ!?か・・・帰れよ・・』みたいな感じで相手にしてくれませんでした。

     


    セレブが集まるクラブにも五つ星ホテルにも行くにはまだ早過ぎたということです。

     


    その後、海岸線をタクシーにぶっ飛ばしてもらい並び立つ高級ホテルを見ながら行った気になり、お勉強のために

     


    モールオブジエミレーツやドバイモールというショッピングモールへ。ショッピングモールも普通のノリではありません。

     


    ショッピングモールの中にスキー場や水族館やスケートリンクがあります。なんでもあり状態。

     


    世界一の高層ビルバージュハリファにも行きました。まぁ、いろんなものが圧倒的。中途半端はダメだよ、突き抜けないと!

     


    ということを教えてもらいました。どうやって観光立国にしていったのか、どういう政策や誘致の仕方をしているのか分かりませんが、

     


    ここまでの突き抜け方は清々しいし、人が集まってくる要素を備えているんだな、と感じました。

     


    一度、そういうところもドバイの人たちに聞いてみたいな、と思います。

     


    謎にオトコ2人でエステに興じたり、迷い込んで水上タクシーに乗ってみたり、ゴールドスークやオールドスークをブラついてみたり。

     


    スークには現地の匂いがプンプンしてて、中東の感覚も味わわせてもらいました。

     


    土地や金融という側面からは捉えることはしませんでしたので、ふつーの観光客みたいな感じですが、

     


    観光するには良いですね。特に家族連れには極上だと思います。

     


    どのホテルにもプールやそれに付随するエンターテイメントがあるから子供は喜ぶし、女の人はエステやショッピングしたい放題ですし、男の人にはゴルフやウォータースポーツも豊富です。

     


    しかも狭い土地に全てがギュッて圧縮されているので、移動時間とかなしに3日くらい遊び尽くす、というのには楽しいと思います。

     


    アフリカ・中東・ヨーロッパ、どこにでも行けますしね。オススメでーす☆

     


     


    村田光俊(MITSUTOSHI MURATA)

  6. 2013.04.04

    アフリカで出会ったステキな人

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    ちょっと前にアフリカのタンザニアに行ってました。

     


    アフリカってどんな感じなのか想像もつかなかったし、アジアとアフリカの関係がどんな感じになっているのか、アフリカってのを体感したかったので。

     


    ご無理をきいてもらいアフリカで活躍されているベンチャー経営者の方に4日間ずっとご一緒させてもらいました。是非【プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ】を読んでみてもらいたいです。アフリカで0からビジネスを興していった奮闘記はほんとに凄みがあります。

     


     


    またアフリカでどこに行ったのか、商売としての魅力はどうなのか、とかはまた別の機会に書かせてもらうとして、その方々から学ばせていただいたことを書いてみたいと思います。

     


    大学卒業後、日本の会社で働くこと無しに、アフリカへ。。その時点で凄いですが(笑)25歳でアフリカに行ってから4年で企業の後ろ盾とか無しで300億円。現在31歳の皆様。もちろん凄いですし、想像もつきませんが、何が一番凄いかと言うと、【謙虚さ】【自然体】【現地での溶け込み具合】というところ。売上が凄いとか、ビジネスモデルが凄いとかそういうのではなく、みなさんの人柄が素晴らし過ぎて度肝抜かれました。

     


    現地のみなさんがこの人たちや、この人たちの会社を応援しよう!という、その想いをたくさん感じる旅でした。経営陣のみなさんも現地の人たちの上にたつとか、変に気に入ってもらうためにへりくだるとか、そういうのではなく、本当に対等にされてました。それは大企業のオーナー(マハラジャみたいな人とか)と接する時でも、スラムに住む人たちと接する時でも、まったく変わらない姿。

     


    海外に行くとコネがどうとか、お金がどうとか、パートナーがどうとか、ビジネスモデルがどうとか、そういう話も多くあると思います。ただ本当に大事なところはどこなんだろう、ということを気付かされる体験でした。

     


    大手企業の駐在員さんたちは安全な場所に住居を構えていらっしゃいますが、この方々はスラムの危険地域に住んでいて、その周りの人みんなお友達みたいな状態(笑)日本のガイドブックでは行ってはいけない地域に指定されているのだとか。もちろんお食事もそこらへんの人たちと一緒。服装も人ごみに混ざってしまえば分からないくらいの感じ。ほんとに溶け込んでいるというか、普通というか。。

     


    みんなと一緒でみんなと共にある、っていう感じ。コトバではそうはおっしゃらないけど、コトバよりも行動とか仕草とかの方がリアル。だからそう感じた。ビジネスでうまくいっているっていうより、人生楽しそう!!っていうところに惹き付けられた。

     


    どこで商売しようが、やっぱり最後は人なんだなぁ、と常々感じる。ビジネスマンや社会人である前に人として、っていうところ、もっともっとしっかりしなきゃな、と思う。

     


     


    ・・・ジャンボ!!

    ちなみにマサイ族の方に断りも無く写真は撮らないようにしてくださいね☆

  7. 2013.03.02

    バングラデシュと日本での人材育成

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    バングラデシュでも日本と同じように人材育成っぽいことをしてました。

     


    私が日本に帰る前にG君とM君を連れて、バングラデシュの大手検品会社さんに行きました。

     


    そこは日本のアパレル商品を主に扱っている検品会社さんで品質基準は最高峰です。欧米基準よりも日本基準は圧倒的に厳しく、工場に検品は○○さんに出すからね、と言ったら、イヤな顔をされるくらいのところです。

     


    G君とM君の品質基準と最高峰の検品会社さんの基準をいかに合わせることが出来るのか。そこで初期段階での品質チェックの向上が見込めると思ったからです。そしてその検品工場がどのように現地の人を育成しているのか、どうやって日本の品質基準を伝えていっているのか、なども教えていただきました。

     


     


    日本での人材育成として、自分がやったこと(やってもらったこと)として、良かったな、ということにたくさんの時間を共有するということ以外に下記の3つがあります。

     


    1.お客様に育てていただく。

    2.商売人に会いに行く。一番店・繁盛店・老舗に視察しに行く。(エリア52)

    3.日本一の会社&日本一を本気で目指している会社が集まる場を創る。(EC経営研究会)

     


    今回の検品会社さんへの視察も一緒です。私が品質に対して育成することが出来ませんので、他の人にしてもらったり、現場を見せてもらって感じてもらおうと思いました。かなり良い機会になったと思います。(実現して成果出してなんぼですが)

     


     


    エリア52とEC経営研究会についてはまた後日Blogに書きたいと思います。

     


     


    【お客様に育てていただく】

    これは本当にありがたいことですし、一番効果があると思います。お客様のためにどうにか成果を出そう、お客様に喜んでもらおう、という過程で自分も成長している。しかも前職では高額なお金をいただきながら、そういう形が取れてました。この仕組み凄いな、と。ステキなお客様に恵まれたからこそ今の自分があると本当に思います。

     


    自分がお客様に貢献できる強み・一点を集中して磨く。ボクの場合は何もなかったので、とりあえずお客様が一番苦労されていて、すぐに売上が上がるところをしたら喜ばれるだろう、ということを考えた結果・WEBの集客でした。WEBの集客でお客様に貢献しながら、商売のなんたるかとか、経営のこととか、商品のこととか、仕入れのこととか、人材育成のこととか、組織のこととか、人としてどうあるべきかとか、色んなことを教えてもらいました。そこで成果を出して、信頼をしてもらえるようになって、そこからちょっとずつ自分のお客様に貢献できる範囲を広げていっていたような気がします。

     


    どうやってそのお客様に貢献できる強み・一点を集中して磨いたか。答えは簡単で「量」です。もともと才能があるわけでもないので、やりまくるしかない。ひたすら勉強して、現場を見て、仮説検証。そしてうまくいった理由をルール化してまたグルグル。自分の力の範囲で出来ることですので、WEBの集客も全部がハイレベルになれたらいいですが、もし全部が無理だったら、さらに絞り込む。私の場合最初はWEBの集客の中でもリスティングをメインでやってました。(今はリスティングをすることすらオススメしていませんが)6年前は即効性が高く、効果も出ていました。グーグルさんから中小企業のWEB活用ということで取材され、それがグーグルが発行する小冊子に載るくらいにはなりました。(ボクの大好きなお客様が掲載されています)

     


    自分の強みを磨いて一点突破してお客様に貢献しまくる過程で、お客様から学びまくる。これ良いサイクルだと思います。

  8. 2013.02.08

    バングラデシュの物価やサービス料金編

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    バングラデシュと日本の物価やサービス料金等を意識しながらお金を払ってるとなんだかなぁ、と思うことも多く出てきます。バングラデシュ安すぎるだろ・・・というものもあれば、日本高くない!?日本安すぎない!?というものもあります。

     


    1タカ1円くらいに思っていただくと分かりやすいかもです。(ほんとは1タカ1.2円くらい。1円だと0.85タカくらい。)ただ今の円安でビックリするくらい苦しいです(涙)1月20日に両替した時が1万円が8560タカ。2月5日に両替した時が8310タカ。両替しただけで250タカどっかいきました。

     


    目安として給料は工場で働く人で一番多いラインが1ヶ月5000〜7000タカくらい。大学も出てて2ヶ国語話せてホワイトカラーで15000タカくらい。大学出て日本語しか話せなくてホワイトカラーで手取りが15万くらいだとすると10倍くらいです。1つの基準として。

     


    一番びびったのは【電話料金】

    バングラデシュでは国内通話でだいたい1分2タカです。日本だと私はドコモですが、1分42円です。ざっと15〜20倍。それはまぁ良いとして、バングラから日本に携帯から携帯にかけて1分20タカ。あれ?日本の国内通話よりも海外からかけた方が安い!?日本の通信会社が儲かっててしょうがないような気がする。

     


    【モバイルの機種代金】としては日本みたいに何か誤摩化されているのではないか!?というような価格体系はなくノキアのシンプルな携帯で1600タカ。意外と高いな、と思ったのが【インターネット使用料】家のインターネットが1ヶ月1450タカ。だから普通の人はインターネットとかまだしてません。ちなみにモバイルでもインターネットは出来ません。【パソコン】はレノボのノートパソコンでスペックにもよるけど30000〜50000タカ。給料の2〜3ヶ月分と思うとやっぱり購入障壁は高いですね。

     


    コモディティ商品としては【コーラ】が200mlで15タカ。【水】は1.5Lで20タカ。【Tシャツ】は50タカ。【ボールペン】は5タカ。【バス】は距離にもよりますが、30分くらい乗って15タカ。

     


    高額商品としては【パジェロ】が700万タカ(関税300%のお陰)、【結婚式】が50人くらい呼んで30000タカ。【医者】にかかると検診だけで500タカ。【冷蔵庫】で35000タカ。【エアコン】は60000タカ。医者と家電の高さにびびりました。

     


    その他【家賃】は今住んでいるところが3LDKで15000タカ。【WEBサイト】を作るのが10ページで10000タカ。【名刺】は500枚で1000タカ。【タバコ】は20本入りで140タカ。

     


    などなどでした。(全部ノーマルなスペックの価格と現地の人の予算感という感じです)

     


     


    日本と比べて相対的に高い物も安い物もあると思いますが、商品やサービスによってその相対的な価格差が大きく変わるところが面白いな、と思います。バングラデシュの国としてのライフサイクルと共にここらへんがどうやって変化していくのか、そしてそこにどのように入っていけばおもしろいのか、など考えると面白いと思います。

     


    海外ビジネスを考えるときはその国ごとの、その産業ごとの、その業界ごとの、その業種ごとの、ライフサイクルを考えると良いタイミングとビジネスの形が見えてくると思います。

  9. 2013.02.08

    バングラデシュでのおもてなしとお土産編

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    先日、M君の家に招かれました。ここ数日体調が優れていなかったのですが、どうしても来てほしい!というので行きました。バングラデシュでも下層の家庭(自己申告)で、正方形の六畳一間の家です。屋根はトタンと葉っぱで構成されていて、床は無く土です。

     


    家の中にはM君の嫁、子供、母、嫁の父が勢揃い。一家が揃うから来てほしかったんだろうなぁ、と。これは盛大な会が始まりそうな勢い。こういうテレビ番組あったなぁ、と思いながら。

     


    家の真ん中に1つだけベッドがあり、そこに座らされ、M君の家族に囲まれる。すると、M君嫁からご飯が出てくる出てくる。ドローカルなご飯でした。残念ながらお口には合いませんでしたが、これは全部食べてこそだろうと思ったので、飲み込んでいると、新しいご飯が次から次へと。。

     


    そして停電になってからはさらに大変。嫁父がロウソクで私の手元を照らし、嫁がスパイシー過ぎて汗をかいている私を扇ぎ、M君母が次のおかわりを注ぐのを狙い、M君は私の汗を拭いてくれます。M君娘はつぶらな瞳でこちらを見ています。

     


    儀式のような雰囲気になりながら、ひたすらメシを食う私。途中からお腹いっぱい過ぎて目眩がしてきましたが、なんとか水をガブ飲みしながら完食。すごく満足していただきました。

     


    心からのおもてなしが嬉しかった。

     


    どんだけ口に合わなくても出された物は完食する、というのが現地スタッフ(お客様先で出されたらお客様)のモチベーションを上げることになると思います。あとはお誘いは断らない、ということも大事だと思います。やっぱりご飯おいしい!って言ってもらったらテンション上がりますもんね☆

     


     


     


    また中学・高校・大学の同級生が仕事でバングラデシュに来るというので、先日ご飯を食べにいきました。しっかりしゃべったのは12・3年ぶりだと思いますが、めちゃくちゃ楽しかった。昔話から今の仕事の話までダダダーと。

     


    そしてなんとお土産を持って来てくれて、内容は、、、カップヌードル!

     


    マジで嬉しかった。最強レベル!その友人も中国で半年住んでいたということから、どんなものが嬉しいか分かってたらしく、、、感動。こちらは調理器具も怪しいので、お湯を入れたら出来る、というのはほんと画期的。その他にも高級なお酒と高価なペン2本いただきました。ありがたき幸せ!

     


    食が不自由そうなところで長い間いる人にカップヌードルの差し入れは以後神様と崇めたくなるくらい嬉しいので、そのような機会があれば是非差し入れしてみてください。

     


     


     


    あと、海外でのお土産で喜ばれるのは、実用的で日本だから高品質低価格なもので言葉いらずで説明がつくもの、だと思います。持っていく側のことまで考えると、大きくないもの。

     


    あとはその国によって変わりますが、バングラデシュは今でもテレビがある家はほとんどなく、人が集まっているお店を覗くとみんなでテレビでクリケット見てる、というのが当たり前の光景です。三丁目の夕日状態。

     


    だからローカルの子へのお土産は100円ショップとかで見つけたら良いと思います。時計とか電卓とか後進国で買ったらもしかしたら高いかもな、という想像力で選んだら良いんじゃないかな、と思います。子供にはあめちゃん。

     


    経営者にはオーダー(注文)がお土産には一番良いと思います(笑)もしくは経営者は基本スマホなので、そこらへん周辺の便利グッズなんかも良いかもしれません。

     


    この頃の鉄板は【フリクション】フリクションを渡して書いてもらって、それを消すとアンビリーバボーみたいなリアクションをしてくれます。

     


    日本っぽいものももっていったことはたくさんありますが、どれもあんまりしっくりきていない感じがしました。あんまり意味が分からないのだと思います。

     


     


     


    ビジネスライクな付き合いも良いですが、心通わせることも大事だと思いますので、おもてなしやお土産について思うところをつらつらと。

  10. 2013.02.06

    バングラデシュでの交渉術編

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    バングラデシュでの交渉はなかなか厳しいものがありますが、どうしたらうまくいくのだろうということと今後の対策等も含めて、つらつらとまとめてみようと思います。きっと海外とのビジネス(特に後進国でのものづくり)をやっている方には共感いただけるのではないかと。

     


    まずベストな解決策は

    1.信頼できるパートナー(人・会社・工場等)とやること

    2.現地のビジネス感覚と工程を熟知しておくこと

    だと思います。ただそこまでには長い道のりも必要なわけで。

     


     


    基本的に言っていることは信じない。現物・現実主義でいかないといけない。

    生地にしても、前と同じ生地でお願いします!とこちらが伝えたとしても『うん、前と一緒だよ(ちょっと違うけどね、てへっ☆)』ということがある。

    納期にしても、ほんまに間に合うんやろうね!?と伝えたとしても『うん、間に合うよ(○○次第だけどね、だはっ☆)』というのが出てくる。

    このかっこの中(心の中と言葉の条件設定)を見抜かないといけない。

    どうやって見抜くかと言うと、直感力も大事だし、強く念押ししてみることも。そうすると、ちょっと自信のない表情をしたり、言ってることのつじつまが合わなくなったりする。

    生地だったら基本的に領収書を見て前と同じサプライヤーかどうか、生地の価格は前と一緒かどうか、など現物で確認できるところまで落としこむ。出来れば生地の工場とも連絡を取ったり、重さを測ったり、生地の伸びる率を測ったりする機械を持ち込んで自分の目で確信できるところまでやる。商品を入れる袋まで指示しないととんでもないもの(袋があるのは確認したが、袋が開くのを確認しなかった!開かない袋作って誰が得するねん!そしてよく見つけたな!)を持ってきたりする。

     


     


     


    次に自分に対して妥協を許さないこと。小さな妥協が大きな妥協を生む。小さなウソが大きなウソを生むように。

    まぁ、これでいっか、とか、ここはちゃんとやってくれるだろう!とか、これだけ言ったしな、というのは見事に裏切られる。少しの妥協も許さない強い心を持てるかどうか(めちゃくちゃしんどいし、めんどくさい)が試される。

     


     


     


    交渉をこちらのペースでやること。時に大きな声や威嚇もあるし、バングラ人同士では階級もあるから、なかなかこちらのペースでは交渉できないけど、こちら側で出来る事は最善の準備をする。

    まずは形容詞や指示語はなくす。そして交渉前に相手が言い訳を出来る要素を取り除いておく。あと、こうやって言い逃れしてきそうだな、ということは先に潰しておく。全ての情報、人、モノ等必要物が揃っているのかを確認する。(あっ、この情報が足りてない。あっ、誰々が来ていない、などが頻繁にある)バングラ人の感覚も知っておくこと。どのくらいのサイズのズレやったら、こいつら報告しないな、とか、ちょっと遅れそうで挽回がきかなそうな時にこんな言い訳してくるか、とか、ダメージ加工はどの程度のことを一緒と思うか、とか。

    あと、『じゃあどうしたらいいねん!』と逆ギレしてきた時に的確な答えを言えること。これがなかなか言えないんだけど・・・。逆ギレに対して的確な答えなどそもそもあるのだろうか。

     


     


     


    全てのことを知っていると交渉の仕方も変わる。

    ブラックボックスが多いから、そこで小細工をされる。

    未来が確信を持って確定できる情報量をどれだけ持つ事が出来るか。

     


     


     


    1商品が出来るまでの工程は細かく書き出すと無限になる。そのほぼ全てに交渉とチェックが必要になる。

    日々ビックリと出会う。でもビックリばかりもしてられない。お客様が待っている。

    まぁ、こちらをだまそうとしてくる工場や企業とは付き合わないし、今は良いところと付き合うことが出来ている。ちょっとずつ改善。

     


     


    ほんとにバングラに来て実際にモノヅクリをかじらせてもらうと、商品が日本のお店とかで普通に売られているのが奇跡に思える(笑)

  11. 2013.02.04

    バングラデシュでの人材育成

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    バングラデシュに来て2週間。ずっとG君と一緒。

     


    彼はバングラデシュのローカルマネージャー。現地にずっといて、日本側の想いを伝えたり、貿易の実務的なところとか生産管理等をしないといけない役割。

     


    めちゃくちゃ重要な訳です。だから色んなことを教えてあげることに。

     


    こうやって1人の人とずっと一緒にいて、全てを伝えていく、というのは楽しいこと。

     


    時に冗談を言ったり、わざと怒ってみたり、心が折れてる時は寄り添ってあげたり(笑)

     


     


    整理整頓から、コピーの取り方から、挨拶の仕方から、ミーティングの進め方から、優先順位の付け方、

     


    スケジュールの立て方、パソコンの使い方というベーシックなところから、

     


    交渉の仕方、約束の守ってもらい方、データベースの構築の仕方と使い方、

     


    商売の事、日本のマーケットのこと、商品の商流と物流とお金の流れと情報の流れのこと、

     


    とかを教えてあげる。

     


     


     


    あと大事なのが、なんでこういう意思決定になったのかという過程の見える化。

     


    これは日本でも一緒だと思うけど、意思決定事項だけ伝えてもその背景を伝えることをしなければ、

     


    上っ面の理解に終わってしまうと思う。もしくは【察せい!】と言うのもありだけど・・・やめておいた方が良い。

     


    人それぞれ環境や経験や感性や視座も違うので。

     


    長く一緒にいて、その人の時間の使い方、行動などを通じて、少しずつ伝わるんだと思う。

     


    だから丁稚奉公とか良いなぁ、と思う。

     


    秋山木工さんの【丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方】とか良いなぁ、と。

     


    あと、平松陽一さんの【この老舗に学べ!「100年続く店」の人の育て方】もなかなか痺れるものがありました。

     


     


     


    たまにG君の発言・行動・意思決定が自分の想像した以上だったり、おぉおぉそれやんか!となると嬉しいものがあります。

     


    ただ人材育成っていうのは、その人自身の強みを活かしながら、色んな人の良いところは吸収しながら、

     


    教えてもらった人を越えること(越える可能性を感じるさせること)が出来て始めて、成果と言えるんだと思います。

     


     


     


    バングラでも伝わったか、理解できたか、腑に落ちたか、実践したいと思ったか、

     


    というのはだいたいの表情や仕草で分かります(笑)日本でもそうだと思いますが。

     


    なぁなぁで終わらさずに、しっかり向き合って(その時間がくさるほどあるから良い)、

     


    心ゆくまで分かり合いたいと思います。

     


    伝えたやん、、、なんも分かってくれない、、、最初はそうかもしれないけど、そこで終わらずにじっくりいきたいと思います。

     


    あと、良いなぁ、と思ったのが、暗闇での語らい。

     


    バングラデシュでは基本的に停電しますので、夜真っ暗闇になるわけです。

     


    だからそんな時はこれまでの歩みとか、趣味思考とか、これからのライフプランとかを聞いてます。

     


    暗闇だから素が出るというか、飾らないようになるというか、そんな感じが意外と心地良いなぁ、と。

     


    パソコン見ながらとか、スマホいじりながらではなく、暗闇で語らってみる事もオススメします。

     


    まぁ、なんにせよ強い組織、伸びる組織には素晴らしいナンバー2が必要な訳です。

     


    G君はバングラのトップにして、株式会社わんピースのナンバー2。(たぶん)

     


     


     


    最終的にはバングラデシュのことはオレに任せておけ!もう来なくて良い!

     


    と力強く言ってくれるくらいになってもらいたいと思っています。

  12. 2013.02.03

    バングラデシュでのビジネス編

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    バングラデシュでのビジネス。一筋縄ではいかない。二筋くらい血管が浮き出そうなくらいキレたくなる。

     


    というかすでに3回キレた。

     


    自分は事なかれ主義だし、怒ったりキレたりすることは無い。

     


    船井総研の時も漢字が書けない丸坊主がいても、驚きはしたが、怒ったりはしなかった。

     


     


    ビジネスというのは本当に信頼の上に成り立っているというのをつくづく実感する。

     


    これから日本でも、より自由をベースとしたビジネスに移行していく。

     


    ルールやマニュアルではなく、企業文化や想いによって行動していく形。

     


    ブラジルのセムコ(←めちゃくちゃ行きたい!!)とか、ザッポスとか。

     


    セムコをご存知でない方は【リカルド・セムラー著 奇跡の経営】を是非。

     


    自分も前職では自由にさせてもらっていたし、管理するのは嫌いだった。

     


    ただそれはある一定の信頼の元、成り立っていて、ここバングラデシュではなかなか通用しないものだった。

     


     


    なんでなん!!?ということが常に起こる。

     


    今日コンプリートする!と言って、3日ぐらい完成せずに、完成した!と言ったら、作るのが完成しただけで、チェックをすると15%くらいダメでまた納期が延びたり。

     


    サンプル持って行くわ!と言われて待っていたら、16色中7色だけだったり。

     


    全然スケジュールを守らない工場のオーナーに、スケジュール違反しないように、バンクチェック(小切手)を書いて、それをこちらが保管しておく、と伝え、OKをもらったのに、当日になったら打ち合わせ場に来ずに、なんで?と聞いたら、書きたくないから、と言ったり。

     


    前と同じ生地でお願いね、と言っても、似ている生地で誤摩化そうとしたり。

     


    ジッパーはYKKで絶対やってや!と言っても、パチもんのYKKで誤摩化そうとしたり。

     


    関係工場に指示出しておいてや!と言っても、出してなくて、なんでなん?と聞いたら、お母さんが死にそうだったから、とか言ってきたり。

     


    とある工場のオーナーが音信不通になってて、やっと繋がったら、バスに乗ってて、窓の外から果物を買って食べたら一服盛られて生死を彷徨ってた、とか。(これはリアルっぽいけど)

     


    とある工場が全然納期が守れてないからなんでだと調べたら、オーナーが生地をマーケットで売ってトンズラこいた、とか。(これもリアル)

     


    バングラから送った商品の数と日本に着いた商品の数が違ったり。(通関で何個か抜かれてるか、工場が適当な数を申告したか)

     


     


     


    そんなこんなを一歩ずつ突破しているところ。

     


    日本のお客様に迷惑(品質と納期)をかけないように。

     


    やるっていったやん・・・とか、なんで約束守ってくれないの?とかは、それを言ってもしゃーない訳です。(ほんとは正しくても)

     


    あの手この手で実現させていかないといけない。

     


    管理するにしても、【一服盛られない事】とか【生地をマーケットで販売してトンズラこかない事】とかまで管理できないのです。

     


     


     


    まずは先にお金を渡さない事。これはめちゃくちゃ大事。先に渡さないといけない場合(TTなど)でもアグリーメントとバンクチェックはもらっておくこと。

     


    あと言葉と感覚の共有。例えば【完成】という言葉にも何通りもの解釈が出来るわけです。こういう状態の事をこの言葉では言うんだよ、というのを全員で確認しないといけないです。(それでも知っていて裏切られることは多々ですが)

     


    どうしようもない時の奥の手を常に考えて、それを出来る状態にしておく。(いつでも切り札もっておく)

     


    もちろん一番良いのは信頼できるパートナーと取り組む事ですけど。でもそれも手のひらを返したように裏切られたりする場合もあります。

     


    もっと良いやり方もあるんだろうけど、今のところの実体験。

     


    1つずつクリアしていって、信頼関係を築いて、いずれ管理しなくても良い関係になれたら最高やな、と。

     


    そういうパートナーとだけ付き合いながら、お互いハッピーになれたら良いな、と。

     


     


     


    あとはなんでそうやってお願いしているのか、の意図を何回も説明すること。

     


    生地が間に合わないからファーストサンプル(見本みたいなもの)と本生産の生地が違っても良いだろうとバングラでは思ってる。

     


    ファーストサンプルだったらサイズが若干違っても良いだろうと思ってる。

     


    でも日本側はそれでその商品の注文数が変わってくるから、しっかり作ってほしい。

     


    ファーストサンプルをしっかり作ったらその工場のためにもなるということを何回も伝えて理解してもらわないといけない。

     


    逆に日本側にもバングラ側を見える化してもらえるように情報を伝えないといけない。

     


    なんで納期が遅れるのか、どんな想いをもっていそうなのか、などなど。

     


     


     


    信頼があると、ビジネスのスピードや可能性がグングン広がる。

     


     


     


    今が気合いの入れ時。

     


    株式会社わんピースの山口代表が2年かけて築き上げてきたビジネス。

     


    もう少しで跳ねるところまで来ている。

     


    最初とかほんまえぐかったんやろうなぁ、と想像しただけで震える。

     


    会ったり電話のたびに吐きそうだ、とか、胃が痛い、と言っていたのが分かる。

     


    0から工場開拓して、アパレルや貿易のことを勉強して、今の形まで構築して、、、まじ凄い。

     


    大変なことがありすぎるからこそ、それが参入障壁にもなり、競争優位性を生む源泉にもなる。

     


    金もコネもなんもなく、行動力と根性で海外ビジネスのベンチャーを立ち上げるなら、こういう形なんだろうな、と実感中。

  13. 2013.02.01

    バングラデシュでの日々編

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    バングラデシュでお仕事をして10日以上が経ちました。

     


    イギリスの経済誌エコノミストで【世界で最も住みやすい都市ランキング】べべだったダッカにいます。http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

     


    >最下位の「最も住みにくい都市」はバングラデシュの首都・ダッカだった。過密な人口密度と都市化、インフラ整備の遅れ、貧困、大気汚染などの衛生環境・治安の悪さなどが要因となった。

     


    だとさ。

     


    想像以上に大変なことばかりで笑えない&バングラデシュはイスラム圏なので本日・金曜日がお休み。

     


    ということで、気晴らしにBlogでも書こうかと思います。

     


    現在、絶賛同棲中でして、現地バングラ人のG君(右・25歳・男性)と2人暮らしです。

     


    人生初めての同棲が異国の地で外人さんとで野郎だとは思いませんでした。

     


    今流行りのシェアハウスだと思っておく事にします。

     


    あと、たまに従業員の子M君(左)も来ます。最大限のおしゃれをしてきてくれましたが、残念ながら靴下が指3つ分開いてました。

     


    住居兼オフィス↓↓

    G君は仕事がうまくいかず、たまに心が真っ二つになっていることがあります。

     


    暗い部屋できれいな三角座りを何回も見ました。

     


    気が優しいところもあって、ラーメンを作ってあげる!と言われて楽しみにしてたら、ボクの知ってるラーメンではありませんでした。

    食生活にも慣れたもので、朝はそこらの屋台で2つ10円のパンをリキシャの移動の中で食べ、

     


    昼は訪問先のオフィスや工場で出された現地食(カレーのようなもの)を手で食べ、

     


    夜はそこらの露天で未だに天秤で値段が決まる方式の売り方の野菜を買って家でG君が作ってくれます。

    1日移動しなければ50円〜100円くらいで生きる事が出来ます。

     


    一番厳しいのは意外と寒い(4枚くらい着込んでます)のに、シャワーが冷水。。

     


    精神と肉体の鍛錬です。

     


    あと、蚊帳の中で寝てます。現地の人もそうです。我が部屋↓↓

    今のところ日本人には1人も出会っておらず。。。

     


    街中はこんな感じ。

     


    子供達はだいたいクリケットとバトミントンをしている。

     


    果物とか魚はこんな感じで売られていて、それを買います。

    商売はどこでもいつでも出来るのです。

     


    言葉は基本的にはベンガル語。

     


    それに英語がミックスされてくるので、みんなルー大柴みたいになってます。

     


     


    【まずは現地化するということ】

     


    旅行とか旅とか視察とかではないし、仕事の相手も全員現地の人。

     


    今までバックパッカーとして30ヶ国くらい行ったり、

     


    前の会社でシリコンバレーや上海やバングラデシュにも視察ツアーを組ませてもらったことはあったけど、

     


    ガチで仕事をするということになると全然違う。しかも周りに日本人はいない。

     


    だからこそ現地化しなければならないと思ってる。

     


    2年前に行った中国で現地の人とうまくやってる大手日系企業も、

     


    去年行かせてもらったアフリカ・タンザニアの日系ベンチャー企業も、そうだった。

     


    前のコンサル会社の時もそうだった。現場を一番大事にする事。

     


    現地化しながら、いかに実現させていくのか。めちゃくちゃ難しいことだけは分かった。

     


    【現地化】しながら【実現力】を高めていく事。身をもって体感中。

  14. 2012.07.11

    香川の繁盛店と老舗(宝生堂、吉岡源平餅本舗、熊岡菓子、三友堂)

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    香川県高松市と善光寺市の繁盛店と老舗をプラプラと。

     


    まずは高松の三越のちょうど裏手にある【三友堂】(HP無し)

     


    香川県高松市の老舗和菓子屋さんの三友堂は明治5年創業。

     


    女将さんに聞くと、明治維新で武士が鍛冶屋になったり、お菓子屋さんになったのだと言う。

     


    色んな老舗さんに行きますが、創業140年くらいが多いのはこの頃の武士が職を求めて商売をしだしたんだなぁ、と納得。

     


    だから老舗さんには武士の魂が残ってるのかもしれません。

     


    お菓子はこんな感じ↓↓

     


     


    次に三友堂の並びをずっと琴電方面に行くと出てくる吉岡源平餅本舗。

     


    お店に入ると、誰もいないなーと思っていたら、

     


    『おおばあば!お客さんだよーー!!』とかわいい小さい子の大きな声。

     


    すると、まさに≪おおばあば≫と呼ばれるにふさわしい気品溢れるばあちゃんが。

     


    『おおばあばなんですね!』と言うとにっこりして、『はい、ひ孫なんです』と。

     


    今は孫の代が暖簾を守っていて、6代目。おおばあばは4代目。

     


    ステキな家族経営の老舗さんである。カウンターの奥では商品を作られている。

     


    お菓子はもちろん源平餅。

     


     


    琴電に乗り込んで、香川で一番行きたかっためがねの繁盛店・宝生堂さんへ。

     


     


    まず店内に入ると、家族連れのお客様が多数来店中。

     


    邪魔しないようにお店の中をプラプラ。その間も店員さんとお客様の張りのある元気な声が聞こえてくる。

     


    店員さんみんな楽しそうで、それがお客様にも伝播してるように、お客様も笑顔である。

     


    フラフラしてると河田さんが出てきてくださり、ご挨拶。

     


    行くと伝えていなかったのに、めちゃくちゃ丁寧にご対応してくださる。

     


    店内を案内していただきながら、色んなことを教えていただきました。

     


    基本的には3倍。売場もアイテム数もメンテナンス道具も。さすが一番店。

     


    目の検査についても5m視力検査室を持っている。今は少ない売場で効率的に、となっているから小型測定機が主流。

     


    ただ、一番正確に視力が測れる5mの場所を確保している。95%か100%かの違いだと言う。

     


    せっかく5m検査をしていたのに、お客様に古いと言われたので、小型測定機も買われたのだという。どこまでこだわるか。

     


    またメーカーから色んなものをくれたり、買ったりするけど、自社の基準に満たないものは使用しない。

     


    そして自分たちで作り上げるのだと言う。POPもそう。メガネ姿の確認のビデオカメラもそう。

     


    などなど、自分たちの基準を明確にして、それに対する妥協は無し。

     


    お客様にしっかり伝えたり、自社で試行錯誤しながらこだわり抜く。

     


    そのためには人も必要。実際に平均のメガネ屋さんの2倍くらい人がいるみたい。

     


    大手やチェーンは効率化を掲げ、人手を減らしていく時代の中、そこは効率化を求めず、

     


    お客様のためにお客様と商品と向き合う時間と質を高めること。

     


    河田様からも『大手が人を減らしてるんだったら、中小は増やさないと。大手の逆をやらないと。』と教えていただきました。

     


    ほんとそう。そのためにしっかりお客様を呼んで、利益も出さないといけないけど。

     


    卵が先か鶏が先かみたいな話になってしまいますが、これからの中小企業が儲かるためには人を入れていかないといけないと思う。

     


    儲かるから人を入れることが出来るということも分かりますが、儲かるために人を入れる。

     


    この舵取りが大事になるかな、と。

     


    お客様に対するところや、自社が大事にしたいものに対しては非効率化しないといけないと思う。

     


    それ以外のところの効率化はもちろん必要だけど。これからは非効率化へ。

     


    それが差別化になる。人と人との触れ合いの中で、良いお客様が良いお客様を呼ぶ流れを創る。

     


    プロの商売人が徹底的に商品とお客様のことを知る。それ相応のお客様が来る。

     


    ココロを揺り動かされて、購入し、満足し、また良いお客様を連れてきてくれる。

     


    永く続く老舗や繁盛店はこの流れがある。良いお客様で満ちている。

     


    チラシも何回も見返して、勉強させてもらいます!

     


     


    もちろん商品構成なども抜群でした。

     


     


    高松を後にして、善光寺へ。

     


    善光寺の隣にある堅パンで有名な熊岡菓子店へ。

     


    こちらの熊岡菓子店さんも古く明治29年創業の老舗企業。

     


    こちらも家と店と作る場所が一体化している昔ながらの形態を残しているお店。

     


    道からフラッと見ると、

     


     


    こんな感じで堅パンが並んでいますが、1枚15円とか30円とか。

     


    お店構えが最高に良い感じ。四国八十八箇所のお遍路さんをしている人たちにとっては良いお休み処だと思われます。

     


     


     


    香川に行く際はうどんばっかり食べてないで、その地域の繁盛しているお店や老舗さんに行くと

     


    また違った深みのある旅になると思います。

     


    地域のこと、歴史、他のステキなお店などなど教えてくれます。

     


    そして人間味溢れる人との出逢いが一番の醍醐味。

  15. 2012.02.22

    バングラデシュで活躍中の若手起業家・山口悠介氏講演会

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    【バングラデシュで活躍中の若手起業家・山口悠介氏講演会】

     


    -若手起業家が志した国際ビジネスー

     


    ■講師    山口悠介氏

    ■日程    4月22日(日)

    ■講演時間 16:00~18:00 (受付15:30~) 懇親会  18:00~19:00

    ■申し込み方法roomtoread_kansai@yahoo.co.jp までお申し込みください。(会場のお席に限りがございますので、お早めにお願いします。)

    ■締め切り  4月20日(金)

    ■参加費   2,000円

    ■寄付金  本講演の参加費から懇親会の経費を差し引いた残額は寄付金といたします。宜しくご協力お願いします。

    (本年度、Room to Read Kansai Groupへ寄せられた寄付金は すべてバングラデシュのRoom toRead のプログラムへ送金いたします。)

    ■会場   日栄ビル(7F) 大阪市西区土佐堀1丁目4番8号

    ■講師紹介 株式会社わんピース 代表取締役 山口悠介

    前職、株式会社船井総合研究所で培われたビジネスノウハウを基にバングラデシュが得意とするアパレル関連の事業を展開する株式会社わんピース  2011年1月に立ち上げ。http://www.onepi.co.jp/concept/

     


     


    山口悠介氏は27歳で異国の地、バングラデシュで海外ビジネスを興されました。

     


    バングラデシュに単身乗り込み、頼りになる者もなく、現地の言葉も話せない中、ご自身でアパレル工場を開拓。

     


    現地の人と心の触れ合いを大切にし、大企業が入り込めない手付かずの地域で一人一人と信頼関係をつくりました。

     


    心の繋がりで多くの企業が出来なかった高品質の商品生産、小ロット体制を築き上げられました。

     


    現在、大手アパレルショップなど多くのアパレル企業が山口氏の動向に注目しています。

     


    山口氏の実績と行動力は新聞、テレビなどメディアにも取り上げられ、日本のアパレル業界では日に日に大きな存在となってきています。

     


    2011年12月には来日されたバングラデシュ国務大臣と対談され、日本とバングラデシュを繋ぐ役目も託され、将来を嘱望される若手起業家です。

     


    この度、Room to Readの活動に共感していただき、チャリティ講演会が実現いたしました。バングラデシュの現状を学べる大変貴重な機会となります。

     


    【バングラデシュ】【海外ビジネス】【起業】【アパレル事業】にご興味のある方、そして山口氏の経験談から様々な気付きを得て、学びたい方、ホットな情報が欲しい方、是非、多数のお申し込み、ご来場をお待ちしております

     


    Room to Read Kansai Group

     


     


     


     


     


     


    楽しい講演会になると思います!是非、ご検討ください。

  16. 2012.01.14

    京都老舗巡り

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    京都老舗巡りをしてきました。

     


    その前になんで老舗を巡るのか。

     


    たんに好き。というのが一番ですが、学ぶところ・気付きが多いから。

     


    長年にわたって商売を続けてきている企業というのには何かある。

     


    もちろんそれに気付けないこともあるし、見当違いのこともあるが、それはこちらの勉強不足。

     


    100年を越える企業を老舗と仮定するなら、戦争を経験してる。150年を越える企業は幕末・維新を経験してる。

     


    恐慌や不況も何回も経験してると思う。でも続いてきた。

     


    とても運とかその時の流れ、流行り廃りというものではない。

     


    色んなことを気付かされてきた。

     


    まず老舗はその町、従業員、お客様、関係者(仕入れ先など)から愛されている。

     


    みんなその会社のことを我がこととして想っている。

     


    大切にしている企業文化がある。それがお店と従業員に滲み出ていることが多い。

     


    お客様を選別することは基本的にはないが、商品やサービスについてはとことんこだわっている。

     


    だからこそその商品・サービスに合うお客様しかいなくなるが、永く良い関係が築ける。

     


    当たり前のことをずっと続けることの大切さと凄さも共有されているし、実践されている。

     


    短期的な視点や業績というところからの発想ではない。

     


    そして感謝する心、雰囲気がある。

     


     


    その他にもいろいろとあるのだけど、そんな風にありたいという想いと、どうしたらなれるのか、という想いで巡っているのである。

     


    さて、まずは京都の【尾張屋】というお蕎麦屋さん。http://www.honke-owariya.co.jp/

     


    創業1465年なので、まだ室町時代。すごい歴史。

     


     


     


    老舗さんの名物には物語があることが多い。商品の名前にしてもそう。

     


    またこうしてほしいというこだわりを伝えてくる。それは食べ方であったり、所作であったり。

     


    それはすぐに考えて短い時間で答えを出さないといけない今とは違う重みと趣がある。

     


    出入り口の戸はみんなの開けたり閉めたりと店主の掃除で磨り減っている。

     


    そういうのが信用力なんだと思う。表には出てこないレビューなんだと思う。

     


    さて、その後【田中直染料店】へ。http://www.tanaka-nao.co.jp/

     


    創業1733年の染料屋さんである。

     


    アパレル関連や着物、祭り用品などに携わらせていただいているので、染めについては知っておかなければならない。

     


    お客様が何組か先にいらっしゃった。その方々とのやり取りを聞いてみる。

     


    そうすると色んなこうありたい、こうしたいという要望を伝えている。

     


    どうすればいいのか?どの商品がいいのか?どういう方法がいいのか?

     


    それに対して分かりやすい言葉で1つ1つ丁寧に答えている。

     


    効率は悪いと思う。1人1人丁寧に接客をしているわけだから。

     


    でも、染めに関するあらゆることは圧倒的な専門的知識や商品で応えてくれる。

     


    また出版や教室などを展開して、染めの良さや裾野を広げようともされている。

     


    専門店の小売業のあるべき姿の1つだな、と。

     


    次はいけばなの根源【池坊】へ。http://www.ikenobo.jp/

     


    歴史に刻まれてから550年の節目の年。今550年祭を開催中である。

     


    日本の美の1つだと思う。

     


    【花いくさ】めちゃくちゃ良い。

    http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%B1%E3%81%84%E3%81%8F%E3%81%95-%E9%AC%BC%E5%A1%9A-%E5%BF%A0/dp/4041100690

    深い友情と信頼で結ばれていた花の名手・池坊専好と茶の名人・千利休。ところが、秀吉の怒りを買った利休は、非業の死を遂げる。花をも捨てかけた専好だったが花の力で立ち直った。しかしその後も、専好のまわりの罪なき人たちの命が失われていく。怒りに震える専好に、秀吉への復讐のまたとない機会が訪れる…。池坊専好と千利休感動の歴史ドラマ。

     


    260年の歴史を誇る暖簾の老舗【みす武】http://www.misu.co.jp/にふらっと立ち寄り、

     


    その後、お香の老舗【松栄堂】へhttp://www.shoyeido.co.jp/menu.html

     


    300年を越える歴史を持たれており、京都の神社仏閣に商品を納めている。

     


    中に入ると良い匂いがお出迎えしてくれますが、由緒正しき神社仏閣の名前が彫られた

     


    木々が飾られてあった。これこそ本当の信用力。

     


    最後は小腹が空いたので、【とり安】へ。

     


    めちゃうめぇ。親子丼びびった。夜でも定食してるし。安いし。

     


    聞くとそのお店は新しかったのですが、隣にある肉やさんは100年を越えているということ。

     


     


    どんどん開拓していこー。

  17. 2012.01.08

    鎌倉と野毛の老舗&繁盛店巡り

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    いざ鎌倉。

     


    1月4日夜、藤沢で仕事だったので、日中は古都・鎌倉へ。

     


    まずは鶴岡八幡宮の入り口!

    鶴岡八幡宮へ通じる産道を中心に左右に老舗感たっぷりのお店が並んでおりました。

     


    鳩サブレーで有名な豊島屋。めちゃくちゃ繁盛してました。http://www.hato.co.jp/index.html

     


    特に行列だったのは、下記2店舗。

     


    うなぎ屋【茅木家】(http://r.tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14009260/

     


    ホームページが無いのが粋である。

     


    次にわらびもちとお蕎麦屋さんの【段葛 こ寿々】(http://www.kamakuratoday.com/meiten/kosuzu.html

     


    お昼ごはんはカヤックが運営するBOWL(http://bowls-cafe.jp/)へ。

    こちらもやはり流行っておりました。

    ただ、客単価1500円くらいするどんぶりカフェで、お客様の途切れがなかったら儲かるなー、という感じ。

     


    鶴岡八幡宮で去年の感謝を伝える。

    神社に行って、お願いごとをするのではなく、感謝を伝えるのです、とお祭り屋さんの専務に教えてもらいました。

     


    ということで、去年の感謝と今年の誓いを伝えしました。

     


     


    ちょっと江ノ島電車に揺られて長谷まで移動。

     


    長谷寺で、大黒堂(鎌倉・江ノ島七福神の1つ)を拝む。

    神社にもお寺にも行けるのが日本人の素晴らしいところである。

     


    長谷寺は参拝するのにお金がかかるが、それでも納得くらい庭園が整備されていて、

     


    小丘になっているので、湘南の海が一望できる。

     


     


    鎌倉大仏がある高徳院へ。

     


    でかい。

     


     


    大仏さんを出たところにあるお店がすごかった。

     


    山海堂商店。http://www1.kamakuranet.ne.jp/sankaido/

     


    武器の専門店。(もちろんレプリカだけど)

     


    店内には武器が所狭しと陳列されており、ワンピースの尾田さんや映画関係者が

     


    デザインや製作をする際の参考に来られるのだという。

     


     


    いやはや。

     


     


    さて、1月5日は野毛(桜木町)へ。

     


    お昼ごはんはコディベーカリー(http://www.geocities.jp/coty_bakery/

     


    創業95年で色んな雑誌にも取り上げられている。メイン商品はシベリアと甘食。

     


     


    永く続く秘訣は?と聞いたら、『夫婦円満』というこちらが幸せになる素晴らしい答えが返ってきた。

     


     


     


    夜は上司と後輩と野毛の街を探索。

     


    今、野毛は日本で一番おもしろい街である!と上司が豪語していました。

     


    そして旨い飲食店の見つけ方を指南。

     


    看板はシンプルに!奇を衒わずに、店名を堂々と大きく。それが自信の表れになる、と。

    そしてそこに入っていくお客様や入っているお客様を見ること。地元の人でコストパフォーマンスを厳しく見る人たちが常連になっていたら美味しくて安いはずである。

     


    今回は行くのが遅かったので入れなかったですが、【焼肉 大衆】http://r.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14000451/てっぱんらしい。

     


    そして入りましたのが、焼き鳥屋さんの【末広】http://r.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14000551/

     


    店内満員だったのですが、常連とおぼしき人が席を空けようとしてくれました。

     


    それを見て上司・藤崎は『いつもこのお店に良くしてもらっているから、席を空けようとしてくれるんだよ』

     


    とポツリと呟きました。良いお店には良いお客様がいる。

     


    良いお客様とステキな大将で創られる空間はまさに相客吟味が自然に成り立っているお店でした。

     


    なんでもうんまっ!!

     


     


    そして夜も更けるといつも ↓↓ こうなる上司でした。

  18. 2011.11.04

    中国視察セミナー ~アリババ~

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    アリババのタオバオモールの事業所に視察に行かせてもらいました。

    なぜアリババは急成長できたか!?3つのポイント。

     


    ・運が良い。

    →タイミングが良い。(WTOの加盟、ITバブルの崩壊で資金が入りやすかったなど)

     


    ・企業文化が独特。これが一番の原因。

    →お客様第一。社員第二。株主第三。社員が使命感をもっている。

     


    ・人事。大きな役割を果たしている。ここが違う。

    社員の募集や福利厚生ではなく、業務推進の後押しに大きな役割。
    人事だけ違う組織図。まったく別のライン。業務も知っていて、人事の仕事も担当している。
    2つの評価指標。KPIが50%(上司がみる)、価値観50%(人事がみる)。
    情熱、誠実、勤勉、お客様第一、チームワークなど。
    上司と部下が話し合う。KPIの達成とそのプロセス。クオーターごとにレビュー。
    20~30人の部署に1人派遣される。

     


     


    2009年から10年の3つの目標

     


    ・1000万社の中小企業をサポートする。

     


    ・1億人の就業チャンスを創り出す。

    1ショップ運営するのに2.85人。雇用が生み出せる。
    今タオバオでは100万人の就業を作り出した。

     


    ・10億人の消費者にショッピングを楽しんでもらう。

     


    ちょっと規模というか、桁が違いました、、、

     


     


    タオバオで売れているトップ3はアパレル、パソコン周辺、バーシャル商品(無形商品)

    次いでベビー。化粧品。雑貨。などが売れている。
    携帯は年に1000万台売れている。
    価格勝負はそれほど。サービスで差別化。納期、アフターサービス、対応の仕方など。
    一般的には損益分岐は200万円くらい。
    これからもやり取りはチャットが続くだろうと考えている。
    チャットは同時に2~30人を対応できる。電話は1人。チャットの方が効率が良い。
    万が一なにかあった時、履歴が残っている。

     


     


    BtoB、BtoC、CtoC全部やっているのはアリババだけ。

    しかもそのシェアが半端ない。凄いとしか言いようがない。
    いつ何がどこの人に売れているのかが分かる。
    中国の人はデリバリーのスピードを凄く気にするらしい。
    となると、いつ何がどこの人に売れているのか分かるアリババとしては、
    その先手を取って、各物流拠点に在庫の振り分けをして、最適化して、
    当日着できる体制を築いていくと思う。
    もちろんこれはアマゾンも考えていることだと思う。
    だから、アマゾンは日本ではFBAで在庫を集めたり、他モールで売れた商品でも配送して、
    全データを手に入れて、在庫を勝手に適正な拠点に割り振って当日着の体制を築こうとしているんだと思う。
    タオバオやアマゾンで商品を買うと、『フフフ、買うと思っていたぜ、そらよ!』という感じで
    半日くらいで届いてしまうのではないだろうか、、、
    楽天ではそれは出来ない。そこが最終的には決定的な差になるのかな、とも思う。
    お客様に近付くことが出来れば、近付くことが出来るほど、高く売れるし、よく売れる。
    コンビニがそう。安くないのに便利だから買ってしまう。
    その役割もタオバオやアマゾンが果たしてしまうとなると、、、
    アマゾンは赤字でタブレットを提供している。
    これもお客様に近付こうとしている1つの作戦。
    入り口と出口ということ。
    アリババも中国では自社OSを発売している。
    ネットショップはもうそこまで来ているのか、、、と勝手に妄想。
    (上記タオバオの話もアマゾンの話も私の勝手な考え)

     


     


    うちの会社では顧客密着という言葉をよく使う。

    顧客に近付いて、お客様が何を望み、何を価値とし、どんな想いなのか、などということと、
    商品を繋ぎ合わせてあげること。この距離を縮めていくのが商売人。
    だから商品のこととお客様のことを誰よりも知っていないといけない。
    それが前提としてグレード別客層別MDが組めるようになるんだと思う。
    あんたにはこれがオススメだよ!といって、価格分の価値の高い商品を提供してあげること。
    これが出来ているショップは価格競争からも逃れられる。

     


     


     


    アリババ様に視察に行かせてもらって、素晴らしい想いと仕組みを教えていただいた。

     


    でもやっぱりアリババ様も一番大切にしているのは【企業文化】と【人】

     


    最終的に行き着くところは一緒なんだと思う。

     


     


    アリババの岡田取締役、赤塚部長、本当にありがとうございました!!

     


    今度はネットショップ経営者の皆様でアメリカ視察ツアーみたいに中国視察ツアー行きたい!

  19. 2011.11.02

    中国視察セミナー ~ヤマト運輸~

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    9月26日~29日に中国視察セミナーを開催させてもらいました。

     


    ヤマト運輸様やアリババ様など多くの企業様にご協力いただきました。

     


    今回はヤマト運輸様のお取り組みを紹介させてもらいます。

     



     


    一番のターゲットは【通販市場】

     


    中国ではECの伸びに物流の伸びがついていけていない。

     


    国が物流の規制緩和と補助金を出し始めている。

     


    元々、ヤマト運輸様はクールと時間帯指定、365日営業、コレクトサービスを付加価値として展開。

     


    ただ現地にうけたのは、【挨拶】と【服装】だったらしいです。

     


    きれいな制服を着ていて、挨拶をしてくれることにお客様が感動してくれる。

     


    中国の現地の運送会社では荷物を置かずに放る、というのがスタンダード(笑)

     


    だから法律!?で地上から何m以上上から荷物は落としてはならない、というものまで出て

    きたらしいです。

     


    また、ダンボールが原型をとどめて届くことの方が稀みたいです。

     


    さらに小学館の総経理ともお食事をさせてもらいましたが、(中国でOggiやAneCanなどで通販を展開されている)

     


    返品の3割の理由はデリバリーによるところとのことでした。

     


    そう思うとヤマト様のサービスがいかに凄いかが分かると思います。

     


    基本的に荷物は会社届けが多い。会社のPCでモノを買っている。

     


    これはなかなか日本の感覚とは違うと思います。

     


    でも事実です。タオバオの本社では、社員の通販の荷物の受け取り場までありました。

     


    会社で昼休みに見せびらかすことがステータスになっているのです。

     


    ヤマト運輸様の何が一番凄いのかと言うと、企業文化が働いている人にまで浸透していることでした。

     


    日本品質のサービスを中国に持っていくのは、よくあることだと思います。

     


    でもなかなかそれを働いている人に浸透していくのが難しい。

     


    【ヤマトは我なり】をヤマト運輸様は中国でも出来ているのです。

     


    研修は日本で30~40日なのに、中国では45~60日。初期教育に時間をかけています。

     


    日本で手をあげた人が中国に教えにくる制度。だからモチベーションが高い。

     


    色んな制度や仕組みはあると思います。

     


    でも一番は会社の姿勢だな、と感じました。会社が働いている人のことを一番に思っている。

     


    中国に教えに来ていた日本人が中国人と同化していました。誰が日本の人か分からないくらい。

     


    それって凄い大事だな、と。

     


    あと一番は、服装と挨拶のところにも書きましたが、お客様が感動してくれること。

     


    やはりここが大事なところだと思います。

     


    ヤマトの制服には名札があります。もちろん責任感を持ってもらう意図もあるとおっしゃられておりましたが、

     


    自分を信じてもらうことにつながるということ。

     


    地域密着は自分を信じてもらうことと一緒という考え方。ヤマトさん、ではなく、○○さん、と。

     


    ヤマト運輸様が荷物を届けるとお客様が笑顔で感謝してくれる。そうすると働いている人も嬉しくなる。

     


    だからもっとお客様のために頑張ろうとする。

     


    素晴らしい企業文化がベースにあり、お客様が感動してくれる商品・サービスがあり、

     


    そのことにより働いている人が喜びを見出せる。働くことに誇りを持つ。我がコト化する。

     


    ステキな善循環に入る。

     


    日本の企業でも本当に理念や企業文化を大事にしている会社様は中国の進出は非常に可能性があると思います。

     


    でも、自社の利益ばかり考えたり、人件費が安いから良いなぁと考えたりしている会社はうまくいかないと思います。

     


    そのくらいのことは働いている人は肌で感じます。管理管理になってしまいます。

     


    そうすると優秀な人から独立していきます。頑張っても報われることが少なかった。ミドルマネジメントも育ちません。

     


    いつまでも品質は高くならず、結果的に良い方向に向かいません。

     


    会社は従業員のため、お客様のため、という考えの日本の素晴らしい経営者が中国へ進出しようとするとうまくいくと思うのです。

     


    中国には夢を持った職場が創れる可能性が多くあると感じました。

     


    それを実践されているヤマト運輸様が中国の流通やライフスタイルを変えてくれる可能性を持っていると思いましたし、

     


    日本の企業が中国に進出する際の心構えやあり方としてモデルとなると思いました。

     


    今回はヤマト運輸の常務執行役員の野田様に様々なご説明をいただき、

     


    また中国の営業部長の峰様に現場をご案内いただきました。

     


    本当にありがとうございました。

     


    現場(営業所・配送所)から私たちが出る時も、自然に従業員のみなさまが外に出てきてくださり、

     


    姿が見えなくなるまでお見送りしてくださいました。

     


    ここにヤマト運輸様の凄さをさらに実感しました。

     


     


     


    【こちらもどうぞ】→中国の素晴らしい会社インハナ様の記事はコチラ

    成都インハナの視察ツアーを2012年1月15日~18日で開催されるみたいです!

    ネットショップの経営者様必見!http://www.genesis-ec.com/log/2011/10/in20121.html

  20. 2011.06.25

    ブログ再スタート!

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    ブログ半年もサボってました!!

     


    その間にも色々ありまして。

     


    ザッポスの奇跡】の著者である石塚しのぶさんとセミナーをさせてもらったり、

     


    Tech Wave】の主宰をされている湯川鶴章さんとセミナーをさせてもらったり、

     


    ルームトゥリード】というNGOの活動に参加させてもらったり、

     


    日経流通新聞の一面に出たり、中途採用の選考したり、

     


    バングラの国務大臣の弟と会談したり、全社プロジェクトを遂行したり、

     


    仲良くさせてもらっている会社様と日々ドタバタと共に歩ませてもらったり、

     


    去年一緒に海外行きまくった同志が独立したり。。。

     


     


    ちなみに上記同志の会社→わんピースhttp://www.onepi.co.jp/

     


    たぶんスゴイ会社になります。今から要チェックです!!

     


     


    本日は祭り用品の一番店(リアルでもネットでも)の橋本屋様に伺ってました。

     


    150坪の祭り用品専門店はやっぱド迫力です。すごいのヒトコト!

     


    【祭りで日本を元気にする】をドンドン発信していきます。

     


     


    おいらも【船井流で日本を元気にする】をドンドンやっていきます!!!

     


     


     


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