1. 2010.11.05

    問屋として

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    問屋としての機能は色々とあると思いますが、昨日素晴らしい思想を持った問屋様と出会いました。この問屋様は業界では圧倒的な一番店です。ここしか総合問屋は残っていないというような状況です。

     

    そこの取締役の方や営業部長様とお話をさせてもらいました。

     

    そこで感じたこととしては、業界としての取り組みのあり方と違う切り口で新しいマーケットを切り開いていくということです。

     

    この取締役の方は違う業界から来られた方らしく、旧態依然とした業界のあり方に警鐘を鳴らしている方です。この商品を使う方の支援をしなければならない。この商品を使う人の数を増やすための取り組みを問屋もサポートしていかなければならない、という素晴らしいお考えの方でした。

     

    また、これからのことを考えて、新しい切り口の提案をしています。ライフサイクルが斜陽期にある業界の中、新しい成長期の商品提案を常に提案し続けなければなりません。そのための取り組みをされております。

     

    私も少しでも小売店様の方から問屋様の力にもなれたらな、業界のためにもなれたらな、と思います。

  2. 2010.07.30

    繁盛店になるための問屋3

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    本日も大阪で繁盛店になるための問屋との交渉がありました。

     

    この頃多いなぁ、とは思っておりますが、新店オープンが重なってきているので、当たり前のことです。

     

    この会社様も素晴らしい問屋でした。

     

    売上も順調に伸ばしており、新しい商品の開発や開拓を怠ることなく励んでらっしゃる。

     

    リアル店舗も運営されており、お客様の声もリアルに拾い上げてきている。

     

    また、テレビ通販も実施されていたり、メーカーとしてヒット商品を飛ばすなど、おもしろい取り組みをされている。

     

    メーカー、問屋、小売まで全てを網羅されている。

     

    それでいて、門戸は開いてくれているという素晴らしい問屋様です。

     

    この頃思うのが、メーカー、問屋、小売という垣根がいよいよなくなってきているな、ということ。

     

    メーカーは小売へ、小売はメーカーへ、問屋はどちらかへ。もしくはどちらへも。

     

    この転換、めちゃくちゃ難しい。本来有している機能や、求められている役割が違うから。

     

    でも、やらなければならなくなってきているのかもしれない。

     

    これからはそれぞれの儲かっているメーカー、問屋、小売がどのような動きをしているのか、

     

    さらにチェックしていき、それぞれの業態の動向を伺うことで、自分達のあり方も変えていかなければならないかもしれない。

  3. 2010.07.27

    繁盛店になるための問屋2

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    本日も繁盛店になるための問屋との交渉がありました。

     

    新規のお取り引きをお願いするための挨拶という形。

     

    ただ、今回の業界はかなり与信が厳しかった。

     

    これまでにないくらいの厳しさ。しっかりとした計画と数字があれば

     

    取り引きは出来るんだけど、やはり与信のために調べたり、

     

    保証金を積んでもらわないといけない、と言われる。

     

    また違う問屋の九州の営業さんもすれ違いで来ていただいたのだが、

     

    この方も与信が厳しいと言っていた。

     

    業界全体が厳しいらしく、与信がしっかりしていたから、この会社も難を逃れたという。

     

    そのため、与信を司る管理本部の意向が大きく反映されるようになったのだという。

     

    売上を伸ばすより、リスクを減らす方に流れている。

     

    営業は売りたいけど、売れないという状態になっている。

     

    本部の与信管理部隊は数字や担保でしか判断しない。

     

    営業の熱い想いというのは関係ないところである。

     

    でもそれが与信管理部隊の役目である。

     

    ただし、本部の営業本部長がOKを出せばOKらしい。

     

    その方を口説いてください!と言われる。

     

    みんなが納得できて、それならいける!という計画表が作れるように、

     

    営業の本部や管理の本部の人にもこの会社・この計画書なら大丈夫!

     

    と思ってもらえるようにしていかなければならない。

  4. 2010.07.26

    繁盛店になるための問屋

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    繁盛店になるためには様々な人たちの協力が必要である。

     

    その中でも直接的に影響があるのが、問屋である。

     

    問屋で取り扱っていないものは基本的には取り扱えないし、

     

    在庫を持ってくれていなかったら、すぐにお客さまに商品を届けることもできない。

     

    また仕入れねも売価に跳ね返ってくるので、いかに良い条件でお互いハッピーになれるかを模索する連続である。

     

    本日お伺いさせてもらった問屋は凄かった。

     

    基本的に小売・問屋・メーカーという構造であるとすると、どこが力を持っているか、

     

    ということが商売をする上では大切になってくる。

     

    今回の問屋は絶大なる力を持っていた。メーカーに対して、かなりの力を持っている。

     

    このような情報をいただきたいのです、と伝えると、メーカーに出してもらいます、

     

    という形でご用意いただけるとのことである。

     

    また、色んな提案を小売に対してしてくれる。

     

    やはり伸びている問屋は違うなぁ、と思いながら、その思いというか期待に

     

    応えられるようにしっかり売っていかなければならないな、と気を引き締めさせてもらった。

  5. 2010.07.07

    バングラディッシュ【バイイングハウス】

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    バングラディッシュの5日目。本日は帰るだけなので、4日目の続きを。

    アパレル工場を回ってから、ドイツのバイイングハウスに行くことに。

    バイイングハウスとは、バングラディッシュで商品を開発したい、仕入れたい、

    という日本のメーカーや小売の要望を聞き、それに見合った工場や人脈をバングラの中で見つけ出し、

    流通させていくという役割を担うものである。

    欧米の会社はバングラディッシュにバイイングハウスを持っているが、

    日本のバイイングハウスはないといっても過言ではない。

    今回はドイツのアパレルメーカーであるsOliver(エスオリバー)の

    バイイングハウスの方とお話をさせてもらう機会に恵まれた。そこで色々と質問をさせてもらった。

    日本バイイングハウスの可能性は?と聞くと、日本がどう考えるか。売り先はあるかが大事。ということだった。

    また、なんで今までバングラに日本のバイイングハウスがないのか?と聞くと、

    日本がバングラのことを知らない。バングラが日本に営業してない。からだと。

    成功する可能性は、工場選びと日本でどうさばくか。であると言い切られていた。

    まぁ、それがバイイングハウスの肝であるので、その通りだと思われる。

    バイイングハウスは現地での人脈や工場との繋がりがあれば、

    あとはマーチャンダイザーと品質管理と書類作成と事務所とインターネットがあったらOK。である。

    報酬形態は2つあり、1つはトレードハウスでやるやり方。

    トレードハウスとは、先方の予算に合わせるやり方。

    先方が500円だったら480円で出来るように動く。

    もう1つは一定の割合を抜くやり方。

    その仕事の流れはというと、企画書を送る。なんぼで出来るかを検討をつける。

    工場に行く。100枚サンプルを作ってもらう。

    バイイングハウスがはじき出した数字と工場の数字が合ったらOK。

    本国に送って、100サンプルが売れそうか調べて、他社に営業しに行く。

    だいたいこのくらいの値段で欲しいというものを再度聞いて、

    工場とバイイングハウスで再交渉するそこでまとまれば契約。

    このような流れである。

    バングラで商品の仕入れ、商品開発、商品企画、OEM生産などあらゆることをしたい場合、

    自社だけで開拓したり、現地とのコネを作り上げるのは難しい。

    このようなバイイングハウスがあれば、そこを流通の拠点として色んな動きが出来る。

    この日本バイイングハウスを創りあげていこうと思う。

  6. 2010.05.18

    繁盛店を支える問屋

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    繁盛店を支える問屋ということで、本日は問屋に行って感じたことを。

    問屋にて商品を物色していると、店員の方にお話を聞く幸運に恵まれる。

    そして、こんなショップをやろうと思っている、こんな方向性で考えている、と伝える。

    そのためには問屋様にこんな形で協力&サポートしていただけたら非常に助かるということをお話させていただいた。

    例えば、

    商品の一覧リストが欲しい!

    商品の画像と情報(スペックやウリなど)が欲しい!

    商品の在庫情報を共有したい!

    商品の発送は小ロットでも送料がかからないようにしたい!などなど。

    特に今は商品の回転が早く、ライフサイクルが短い。

    特にアパレルはそうである。

    そして、ショップも在庫を積むのはリスクである。

    でも上記要望は全て中々応えるのが難しいらしい。今の問屋では。

    そこは中々大きなところだったのだが、その現状である。

    たぶんどこもこのような状況なのだろう。

    IT化というところから取り残されてしまった。

    5年後10年後を憂慮する。

    これからはリアル店舗の商品回転の速さや在庫リスクを考えても、ネットショップの売り方を考えても、

    上記要望に応えられるような問屋が生き残っていくのではないかな、繁盛店を支えてくれるのかな、と思われる。

  7. 2010.05.03

    繁盛店を創るための問屋

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    繁盛店を創るための問屋の役割について考えてみたい。

    本当の意味での価値提案が出来ていないところは潰れてしまうだろう。

    これまでこんにちは営業(とりあえずルート回っているような営業)をしているところは厳しくなってきている。

    また何の付加価値も付けずに横流ししているような事業もダメになる。

    少なからず取引相手に対して価値を感じてもらわなければ。

    問屋だったら、リスクを取って、在庫しておくのが価値の1つ。

    でも貸し倒れや不良在庫が怖くてどこも積んでいない。

    これでは問屋の価値はなくなる。

    だが転じて考えると、在庫を持っている問屋は強くなっていく。

    また、不良在庫になりそうだったら、ただ物を横に流すだけではなく、色んな提案をしてみたり、

    小売に対して、どうしたら売れるのかを提案したり、様々な形で対応できるのではないかと思うのである。

    特にネットショップは問屋との繋がりが非常に大事になってくる。

    そこで、即日届けることが出来ない、メーカーに聞かなければいつ入ってくるのか分からない、

    という問屋はお付き合いしにくい。

    ロングテール商品をどこが受け持ってくれるのか、このポイントと、どのくらい売ってくれるのかという小売に対する要望。

    この2つのバランスをうまく取らなければならない。

    問屋がいかに価値を提供できるか、

    そして問屋の繁盛店がどんなことをしているのか、

    深く追求していきたい。