JAL応援団など一番店や繁盛店には応援団がいると思っております。
お客様や地域から愛されないと一番店や繁盛店にはなり得ませんから当然といえば当然かもしれません。
本日会社に行くと上司が『これ知ってる?』と言って、1枚のカードを出してきました。
≪JAL応援団≫皆様知ってらっしゃいますでしょうか?
盛和塾という稲盛和夫さん主催の団体です。
そこがJAL応援団として、カードを配っています。
『このカードを何かの機会に手にしたら、是非、JALの社員に心のこもったメッセージを書いてお渡し頂くようお願いします』という内容です。
JALもしんどい状況が続いてますが、現場の人に元気になってもらおう!
現場の人にありがとうを伝えよう!という試みで、素晴らしいと思いました。
一番店や繁盛店と呼ばれているところは現場の方のことを経営者は常に考えているし、一番に思っていると思います。
話は変わりますが、この頃楽天で≪航空券+宿泊≫というプランが激安で出ているみたいです。
大阪-東京で東京一泊が付いて、最安20600円・・・!?
普通に飛行機乗るより安くないですか??しかもホテルが付いてるなんて・・・。
大阪-札幌でも飛行機往復と宿泊が付いて30000円でいけるとか。
たぶん景気後退で出張費が削減され、日帰り出張が多くなった。
そこに入り込んで、飛行機往復+宿泊というプランを提示する楽天って凄いです。
また日本が縮んだ気がします。
世界も縮んでいる気がします。
東アジアなら週末ツアーで気軽に行けるようになりました。
地域からも世界からも愛されないといけなくなると思います。
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2010.04.18
JAL応援団に見る一番店繁盛店の応援団
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2010.03.26
バス会社の繁盛店ウィラートラベル
バス会社の繁盛店ウィラートラベルをテレビの特集で知った。
爆発的に成長しているバス会社である。
特に素晴らしいなぁ、と思ったのは顧客視点の発想。
価格は競合他社と同じくらい。ただ、価値が違う。
1席1席独立したシートであったり、電動リクライニングで快適に寝れるシートの提供であったり、
各座席に液晶テレビを付けたり、シートの柄も華やかなものにしてみたり、寝ているスッピン顔を見られないようにするためのカバーが付いていたり。
あらゆる価値提供をすることで、クチコミで利用者が利用者を呼んでいる。
リピート率も高く、特に女性にウケている。
2009年の実績で前年比21%増の63億円。利用人数は135万人で前年比30%増である。
そこに様々な旅行プランを組んだり、飛行機やフェリー、タクシーなどと組んでお客様へのサービスを充実させている。
バス業界でここ3年で3倍の成長をさせているのは凄いことだと思う。
顧客視点は現場を見ること、そして現場に一番近い人の意見を聞くこと。
そのような積み重ねが上記したようなバス会社がどこも取り組んでいなかったサービスとして表れ、その結果が売上の増大に帰結しているのだと考えられる。
今の商売でもまだまだお客様に今までしてなかった価値ある提案が出来るのではないかな?
と一度考えてみてもいいかもしれない。 -
2010.02.02
繁盛店の不景気心得
繁盛店であると、不景気は関係ないと感じる。
さて、不景気対応ということで、パナソニックと阪急。
前に起こった大不況はもちろん1929年。
パナソニックには「不況心得」という不況時の指針があるようで。
パナソニックの創業は1918年。もうすぐ100年企業の仲間入り。
1)不況といい好況といい人間がつくり出したものである。人間がそれを無くせないはずはない。
2)不況は贅肉を取るための注射である。今より健康になるための薬であるからいたずらにおびえてはならない。
3)不況は物の価値を知るための得難い経験である。
4)不況の時こそ会社発展の千載一遇の好機である。商売は考え方一つ、やりかた一つでどうにでもなるものだ。
5)かつてない困難、かつてない不況からはかつてない革新が生まれる。それは技術における革新、製品開発、販売、宣伝、営業における革新である。そしてかつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる。
6)不況、難局こそ何が正しいかを考える好機である。不況のときこそ事を起こすべし。
7)不況の時は素直な心で、お互い不信感を持たず、対処すべき正しい道を求めることである。そのためには一人一人の良心を涵養しなければならない。
8)不況のときは何が正しいか考え、訴え、改革せよ。
9)不景気になると商品が吟味され、経営が吟味され、経営者が吟味されて、そして事が決せられる。従って非常にいい経営者のもとに人が育っている会社は好況のときは勿論、不況のときにはさらに伸びる。
10)不景気になっても志さえしっかりと持っておれば、それは人を育てさらに経営の体質を強化する絶好のチャンスである。素晴らしい。
小林一三の阪急百貨店本店の増床も大恐慌の時。
その時の増床があるからこそ、今の阪急百貨店があると思う。
・環境や状況をどう捉えるか。