先日、千利休が遺した唯一の茶室である妙喜庵の待庵に行って来ました。
念願叶いました。この千利休の茶室、普通に見れるわけも無く、1ヶ月以上前に往復はがきでもって、
拝観のお願いをして、もちろん断られる場合もある。(月曜と水曜は不可)
そしてもちろん写真撮影は不可。(このブログに出てくる写真はパンフレットを撮影・・・すいません)
JR山崎駅から徒歩10秒くらい。山崎駅はJR京都から15分で着きます。
何も主張しないけど雰囲気が素晴らしい日本庭園を見ながら、待庵へ。
めちゃくちゃ小さい。想像以上の小ささ。2.5畳くらい。これまでの茶室の最小だった4.5畳をさらに小さくしたのだそうで。
ただ、天井の設えや構造的に2.5畳としては広く感じられるつくりになっています。
また、茶室に初めて窓がつくられたのも待庵だそうです。
壁の素材や風合、窓のつくりや配置なども地のものと繋がり、また、侘びさびを伝えるのに適していると思います。
素朴すぎます。素敵すぎます。
この中で千利休と豊臣秀吉が話していたと思うと感動もの。
「茶室の中に世俗的な身分の上下を持ち込まない。人間は本来身分の上下など無い。」
そのとおり。世の中全部茶室で覆ったら良いのに。
嬉しすぎて図面買っちゃいました。
そういえばチームラボさんに行った時にも茶室がオフィスの中にあった。上記のようなことを思ってつくったのだという。おもしろい会社である。
深い友情と信頼で結ばれていた花の名手・池坊専好と茶の名人・千利休の話が書かれた本として【花いくさ】がありますが、
これはめちゃくちゃ良かった。池坊に行った時に売られていた本です。
待庵は400年くらいの歴史があり、池坊は550年ですか。。。すごいものです。
もちろん行きました。六角堂。
日本の良い文化は何も変わらずに残っているものだなぁ、と。
もっと感じ、もっと大切にしたいと思います。