一番店や繁盛店や老舗の商品を引出物に出したいですね。
最近結婚式が多くて。その中の引出物って老舗の物が多い。
松野醤油。創業文化二年。205年。 http://www.matsunoshouyu.co.jp/
象彦。漆器。創業1661年。349年。 http://www.zohiko.co.jp/
たち吉。うつわ屋。創業宝暦ニ年。258年。http://www.tachikichi.co.jp/
皇室では日本で唯一の金平糖の専門店【緑寿庵清水】http://www.konpeito.co.jp/の金平糖らしい。
老舗の職人さんが言っていたコトバ。
『昔は知恵を使っていたが、今は知識でやるようになった』
モノ作りの職人さんを見て思うこと。
向上心と競争心。向上心に他人は関係ない。
自分自身が前に進んでいるか、それが気になる。自分自身を観察するところから始まる。
競争心は周りの同類たちとの競争関係だけにこだわっている。
相対優位に立とうとする人間は周りの人間の足を引っ張る。
外形的・数値的に示された社会的評価ばかり気に病む。疲れちゃうよね。たぶん。
この頃めちゃ向上心がある人に惹かれる。
自分の道を突き進み、頑張ろうとしている人。
モノづくりの職人にそんな人が多いと思う。
たぶん職人さんに『あなたの最高傑作は何ですか?』と聞くと、
『次回作です』と言うと思う。喜劇王チャップリンがいっつも言っていたように。
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2010.02.28
一番店、繁盛店、老舗の引出物
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2010.02.07
京都繁盛店を巡る旅パート5
京都の繁盛店を巡る旅もパート5。前日に引き続き。
タクシーに乗ると、おもしろい人だった。
おもしろいお店教えて!と言うと、
金平糖の専門店。緑寿庵清水http://www.konpeito.co.jp/創業140年以上。
皇室の引出物の常連。
この金平糖をボンボニエール(皇室の慶事に欠かせない入れ物)に入れて配る。
1粒作るのに2週間かかるのだと。
また色々教えたるわ、と運転手さんが名刺をくれた。
京都研究会みたいなとこに所属しておられる。
だから通常見れないところを色々連れてってくれるらしい。
夜飯は【いもぼう】http://www.imobou.com/top/top.html
創業300年。前々から行きたかった。めちゃめちゃうまい。
いも・・・最高。
最初から日本酒を頼み、畳の部屋で庭園を眺めながら、旨いメシを食う。至福。
かに食うわ、いも食うわ、ぼうだら食うわ。飲むわ。
やっぱ老舗の味を知っとかんといかんですね。
中途半端なとこでメシ食うぐらいなら少し高いけど、こんなとこで食う方がステキだなと。
これからはメシも繁盛店、老舗に極力行こうと思う。
京都の繁盛店を巡りながら、想いを馳せたこと。
【遠くをはかる者は者は富み、近くをはかる者は貧す】
【損得で考えるより、尊徳で考える】
【ネイティブアメリカンのイロコイ族は「7世代」先を考えて、物事を決めるという哲学を持っている】
社会人になるまで、「give and take」しか知らなかった。
社会人1年目で「give and give」(見返りを求めず、与える)を知り、
社会人2年目で「give away」(与え尽くす)を知り、
社会人3年目で「give and forgot」(与えたことさえ忘れてしまう)を知る。
京都の繁盛店にはそう思わせる何かがあった。