京都の繁盛店を巡る旅もパート5。前日に引き続き。
タクシーに乗ると、おもしろい人だった。
おもしろいお店教えて!と言うと、
金平糖の専門店。緑寿庵清水http://www.konpeito.co.jp/創業140年以上。
皇室の引出物の常連。
この金平糖をボンボニエール(皇室の慶事に欠かせない入れ物)に入れて配る。
1粒作るのに2週間かかるのだと。
また色々教えたるわ、と運転手さんが名刺をくれた。
京都研究会みたいなとこに所属しておられる。
だから通常見れないところを色々連れてってくれるらしい。
夜飯は【いもぼう】http://www.imobou.com/top/top.html
創業300年。前々から行きたかった。めちゃめちゃうまい。
いも・・・最高。
最初から日本酒を頼み、畳の部屋で庭園を眺めながら、旨いメシを食う。至福。
かに食うわ、いも食うわ、ぼうだら食うわ。飲むわ。
やっぱ老舗の味を知っとかんといかんですね。
中途半端なとこでメシ食うぐらいなら少し高いけど、こんなとこで食う方がステキだなと。
これからはメシも繁盛店、老舗に極力行こうと思う。
京都の繁盛店を巡りながら、想いを馳せたこと。
【遠くをはかる者は者は富み、近くをはかる者は貧す】
【損得で考えるより、尊徳で考える】
【ネイティブアメリカンのイロコイ族は「7世代」先を考えて、物事を決めるという哲学を持っている】
社会人になるまで、「give and take」しか知らなかった。
社会人1年目で「give and give」(見返りを求めず、与える)を知り、
社会人2年目で「give away」(与え尽くす)を知り、
社会人3年目で「give and forgot」(与えたことさえ忘れてしまう)を知る。
京都の繁盛店にはそう思わせる何かがあった。