1. 2010.04.21

    一番店繁盛店の納期に対する考え方

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    一番店繁盛店の納期に対する考え方について今1つ確信めいたものとしては、

    繁盛するためには納期は物凄く大切ということである。

    ネットショップでは即日配送(即納)できる商品の売上とそうでない商品の売上は7:3くらいである。

    アマゾンの方もそのようなことをおっしゃられていた。

    ペットショップでも即納商品を増やすことで、売上が上がった。

    本日お伺いさせてもらったショップ様も納期に関する問い合わせが多かった。

    そこで納期に対しての考え方や表記の仕方を抜本的に変えることで、

    どのくらい数字が変わるのかを検証しよう!ということになった。

    その場で納期に対する表記や設定を変えて、実験スタートである。

    お祭り屋さんの仕入先である問屋様が話されていましたが、この頃商品を買うのがみんな遅くなった、と。

    お祭りの当日とかにお祭り屋さんに行って、商品を買うことが多くなってきている、と。

    私もこの頃凄く感じていることの1つに納期に対する消費者の考え方変化があげられる。

    即納という概念が広まってきたからかもしれないが、消費が遅い。

    昨年と同じ週を見ても少しズレが生じている。

    1週間か2週間遅れて昨年と同じような動きになっている。

    余裕をもって買っていただいたら特典が付くというような

    打ち出しをしたこともあるが、それでも効果はほとんどなかった。

    納期の短縮化という流れと、消費行動のスタート時期が遅れているという流れに

    対応するために各ショップ何をしていくか。

    ここがこの夏の業績を左右しかねないと感じる。

  2. 2010.04.20

    お祭り用品の一番店繁盛店【橋本屋】

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    お祭り用品の一番店繁盛店【橋本屋:http://www.hashimotoya-maturi.com/index.html】の2日目。

    朝礼に参加させてもらいました。物凄く感動的な朝礼でした。

    4月20日をもって41年間勤め上げられた方が退社される送別会がそこで行われました。

    退社される方の一言に続いて、全社員からその方へ一言。

    そこでは皆様感謝の気持ちがいっぱいで、涙ながらに『今までありがとうございました』

    『第三のお母さんだと思ってます』

    『色々と叱っていただきましたが、厳しいことを言っていただくことも温かかったです』

    というようなメッセージを皆様が伝えられてました。

    41年間勤め上げるということは本当に凄いことだと思うし、

    みんなから涙ながらに感謝されて、見送られるということも凄いと思う。

    やはり素晴らしい会社様だと感じた。

    しっかり叱ってくれた、という声が多かった。でも皆様に愛されている。

    怒っているのではなく、愛を持って叱っている、ということが目に浮かぶ。

    この頃は本当の意味で【叱る】ということが出来る人が少なくなってきているのではないかな、と思う。

    本当の意味で【叱ることが出来る】とは、その人のこと、その会社やお店のことを真剣に考えて、

    深く入り込んで、責任を持つ、というところにまで達しなければ出来ない。

    またそのベースに愛がないといけないし、自分自身にも厳しくなければならない。

    一番店繁盛店には【叱ることが出来る人】がいるのだと思う。

  3. 2010.04.19

    祭り用品の一番店繁盛店【橋本屋】

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    祭り用品の一番店繁盛店である橋本屋様(海外サイト:http://hashimotoya.jp-stores.com/)へ。

    少し早く着いたので、専務とドライブへ。

    御前崎の原発を見たり、風力発電を見たり、なぶら市場:http://nabula.jp/

    (なぶらとは、小魚を食べる魚(鰹など)が、小魚を水面まで追い込み、

    水面はさらに上に逃げようとする魚で、バシャバシャとなり、それを見て今度は海鳥が集まってくる。

    その状態を見て、漁師は狙いを付ける、というような絵図。)に行ったり。

    上記のような、なぶらの説明なども専務からしていただく。

    また、御前崎エコパークに行って、草木やどんぶち染めをしている場所なども見せていただいた。

    なぶらのことや草木のことなど、自然(原点)のことを非常に良く知っていらっしゃる。

    いつも勉強させてもらっている。

    自然や原点を知らずして、商品のことを伝えられない、という心があるのだと感じる。

    私が知っている素晴らしい商売人や尊敬している人はみんな自然や原点のことに詳しい。

    そうなりたいと思う。

    橋本屋様の祭りの店長も凄い人である。私より1個上で、素晴らしい感覚の持ち主である。

    祭りに関する知識や素材・柄などに対する知識が深い。

    売る力も組織を運営していく力もある。

    専務の元で育った方なので、そうなっていらっしゃるのだと思う。

    店長の元には、修行に来ていらっしゃる方がサポートしている。

    その方も初めてお会いさせていただいて、1年くらいになる。

    今ではすごい勢いで成長されている姿にいつも驚かされる。

    夜ご飯をご一緒させてもらった時も素晴らしい意見をお持ちである。

    どんな人の元で仕事をするのか、ということが本当に大事であると思う。

    考え方・行動など全て似てくる。

    素晴らしい師と出会い、素晴らしい友(同期など)と歩む。

    こんな環境があれば、その会社は繁盛していくのだと思う。

  4. 2010.04.18

    JAL応援団に見る一番店繁盛店の応援団

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    JAL応援団など一番店や繁盛店には応援団がいると思っております。

    お客様や地域から愛されないと一番店や繁盛店にはなり得ませんから当然といえば当然かもしれません。

    本日会社に行くと上司が『これ知ってる?』と言って、1枚のカードを出してきました。

    ≪JAL応援団≫皆様知ってらっしゃいますでしょうか?

    盛和塾という稲盛和夫さん主催の団体です。

    そこがJAL応援団として、カードを配っています。

    『このカードを何かの機会に手にしたら、是非、JALの社員に心のこもったメッセージを書いてお渡し頂くようお願いします』という内容です。

    JALもしんどい状況が続いてますが、現場の人に元気になってもらおう!

    現場の人にありがとうを伝えよう!という試みで、素晴らしいと思いました。

    一番店や繁盛店と呼ばれているところは現場の方のことを経営者は常に考えているし、一番に思っていると思います。

    話は変わりますが、この頃楽天で≪航空券+宿泊≫というプランが激安で出ているみたいです。

    大阪-東京で東京一泊が付いて、最安20600円・・・!?

    普通に飛行機乗るより安くないですか??しかもホテルが付いてるなんて・・・。

    大阪-札幌でも飛行機往復と宿泊が付いて30000円でいけるとか。

    たぶん景気後退で出張費が削減され、日帰り出張が多くなった。

    そこに入り込んで、飛行機往復+宿泊というプランを提示する楽天って凄いです。

    また日本が縮んだ気がします。

    世界も縮んでいる気がします。

    東アジアなら週末ツアーで気軽に行けるようになりました。

    地域からも世界からも愛されないといけなくなると思います。

  5. 2010.04.17

    北川本家と中村藤吉本店や三宅玄祥など京都の老舗繁盛店

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    北川本家と中村藤吉本店や三宅玄祥など京都の老舗繁盛店へ行ってきました。

    【北川本家:http://www.tomio-sake.co.jp/】は創業350年以上の老舗お酒メーカー様。

    月桂冠の次に古い。北川本家のショップおきな屋でお話を聞く。

    この間天皇もお召しになられたお酒が富翁http://www.tomio-sake.co.jp/item/yamada.htmlですね。

    色々おもしろい商品がある。

    ワールドカップ2010年南アフリカの「日本の酒」シリーズ(日本で17酒造メーカー)にも選ばれています。http://www.hasegawasaketen.com/2010_fifa_worldcup/jp/goods/index.html

    酒樽でも販売されていたり、お酒の量り売りなども好評をいただいているそうで。

    この頃は梅酒にも力をいれていらっしゃって、本当においしい。

    特に宇治茶ベースの梅酒は飲みやすくて、香りも素晴らしく、大人気らしい。

    また美肌:http://www.cosme.net/product/product_id/271119/topという商品は化粧品としても

    使用できる優れもので@コスメの化粧品ランキングで1位を獲っている。

    350年も続いてきた秘訣を教えていただこうと質問すると、

    『長いことやってるのは正直にやってきたからかなぁ』と教えていただいた。

    正直商売。小手先商売ではない。儲け主義に走り過ぎない。

    最後に本社の方にも伺うと、玄関に昔使っていたのであろう釜が展示されていた。

    昔の道具に敬意を表しているのが見て取れました。

    その後【中村藤吉本店:http://www.tokichi.jp/index.php】へ。

    茶業150年という老舗企業。

    このような老舗企業やブランドがある企業に行くと、高い商品の方が魅力的に映る。

    高いものを買いたくなる。

    抹茶だと30g840円~10500円まで取り揃えている。

    いつかは10500円と思いながら、1575円か2100円の商品を買い、

    おいしいと思い、1つずつランクが高くなっていくのだろうと思う。

    1つの茶葉のランクも多いし、茶葉の取り扱いのラインナップも多い。

    カフェでは茶蕎麦やぜんざいやスイーツなども数多く取り揃えられており、若い女性が多かった。

    最後に【三宅玄祥:http://www.miyake-genshow.jp/top.html】というお人形の職人様とのお話。

    後を継ぐ人とお話をさせてもらう機会をいただきました。

    内容は割愛させてもらいますが、作り手と売り手がリンクしていることは非常に大切だと思いました。

    11月~5月はメインが販売で、その期間ではない時は創作活動がメイン。

    なかなか価値が伝わりにくいものであったり、金額の差が分かりにくいものは

    作り手がそのまま伝えることで、そのギャップが伝わりやすい。

    そうなると価格以外の価値で商品購買の影響力が増す。

    本日は価格以外の価値で商品購買の影響力を持っていらっしゃる企業ばかりで楽しかった。

  6. 2010.04.16

    一番店繁盛店への道~情報共有~

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    一番店繁盛店への道ということで、今回は情報共有について。

    本日も一番店繁盛店になるべく新規事業の打ち合わせ。

    現段階ではシステム開発とサイト制作が少し始まった段階。

    まだ事業内容としても不確実性の多いテーマで今回は取り組んでいたので、内容変更や修正も多い。

    そこで、本日がサイト制作会社とシステム開発会社と運営者で打ち合わせ。

    進捗の確認をしながら、近況の報告。

    日々それぞれが前進しながら様々な問題や事柄に当たっている。

    どこまで共有するのか、というところはあるが、やはり複数の関係者の方で仕事が進んでいく場合、

    しかもこれまでやったことのないことである場合は情報共有が一番大切になってくる。

    またそれぞれ専門分野が違うから、自分達にとってはそんなに問題ではないことで共有しなかったことも、

    どこかの部門では非常に大事なポイントだったりする。

    それをどう解決するのかも丁寧に話し合った。

    情報共有とイメージ共有。

    非常に大切だと痛感。

    やはりそのような場合はPMと呼ばれる人が統括しないといけないんだろうな、と。

    それぞれの専門性を活かして最高のプロダクトを創っていく上でのPMの役割は非常に大切だな、と。

    お互いがお互いを見えている、分かっている状態を気持ちよく、負担なく築けるか。

    チャレンジである。

  7. 2010.04.15

    ペットショップの繁盛店

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    ペットショップの繁盛店で打ち合わせ。

    3月後半~4月前半は人の入れ替わりが激しいので、それに対応した形で運営しなければならない。

    新規客を見つけるチャンスでもあるが、既存客が離れる可能性もある。

    特に年度に合わせた形での転勤や引越しの類のお客様。

    このようなお客様の心境を察知しなければならない。

    不慣れな土地に来て、何も分からない時に、ショップに来てくれただけで感謝である。

    その人たちが求めていること。

    やはり信頼感だと思う。

    このショップに任せていいのかな?このショップで失敗しないかな?

    という思いに対して、絶対的なプロとして任せてもらえるように接客しなければならない。

    プラスアルファとして、新生活に向けて明るいイメージを持ってもらうようにしたり、

    おいしいお店などの地元情報を教えてあげても良いと思う。

    TPOに合わせた接客が肝心である。

    また、追客に関してもちゃんと仕組みで対応できていないことも意外と多い。

    お客様はだいたい即決はされない。

    他のショップも見に行くだろうし、そこまで購買意欲が高まっていない場合も多い。

    そのような場合はだいたい『また来ます』『他のところも行ってから検討します』

    などと言って、お店を後にされる。

    このような場合でも1度接客はしているので、どのようなわんちゃんが好みで、

    どのような環境で、どのような背景で、というところさえヒアリング出来ていて、

    連絡先さえ聞いておけば次につなげる事が出来る。

    また、こんなわんちゃんがいたら教えてね、とか、いついつに連絡します、という方もいらっしゃる。

    ここらへんの方をしっかり仕組み化して、連絡するためにも、

    データベースをしっかり組み立てることが必要になる。

    連絡を取らなければならない日にはその旨の連絡が来たり、好みのわんちゃんが入ったら、

    その旨の連絡が来て、誰がそれを求めているかまで出るように。

    そこらへんはやはりコンピューターを活用した管理がベストである。

    これまでコンピューターに慣れていないスタッフの方は戸惑うかもしれないが、

    生産性が高まり、失客も格段に減ると思われる。

  8. 2010.04.14

    仙鶴という京都の繁盛店

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    仙鶴という京都の繁盛店でご飯を食べました。

    【仙鶴:http://r.gnavi.co.jp/k009301/】鴨川を眺めながら、着物で所作と言葉遣いに品のある日本美人に接客していただきました。

    京都のギフト屋さんの新規事業の立ち上げ1年のお祝いと計画達成のお祝いも兼ねて。

    新規事業立ち上げ当初手広くやりすぎて、中々成果が上がらりませんでした。

    半年くらいして絞り込んで取り組んでいくことで、結果が出始めて1年後の計画にはちょうど間に合った。

    やはり≪力相応一番主義≫が即時業績アップにも長期安定経営にもベストであると思われます。

    ギフトと言っても、それまで京都の商圏でやっていたものを全国の商圏に広げたので、その地域地域での特性を掴む必要があります。

    例えばこの季節であれば、北海道が活況になる。

    通常入学祝というのは小学校に上がる時に贈られるものだが、北海道では高校や大学に進学した際に

    進学祝というものがあり、そのお返しに進学内祝をするのである。

    また、お盆に活況になる地域もあれば、初老(厄除内祝い)の時に活況になる地域もある。

    全国を商圏とする商売の場合は≪全面的個別対応≫が必要になってくる。

    いかに全面的個別対応を進めながら、個別提案力も高めながら、ローコストオペレーションを推進できるか。

    これからのポイントになってくると思われます。

  9. 2010.04.12

    一番店、繁盛店への第一歩

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    一番店、繁盛店への第一歩ということで、新規事業立ち上げのお話をさせてもらいました。

    前回のシステム会社様向けのセミナーにご参加いただいた会社様で、

    本格的に検討していただいているということで、再度お打ち合わせ。

    素晴らしい会社様でした。

    まず会社概要を簡単にお話していただいた後、会社の理念を代表自らご説明いただきました。

    理念を知っておいて欲しい!と言われたのです。

    従業員→お客様→社会という形でその理念は組み立てられておりました。

    今、ありがたいことに従業員→お客様のところは支持いただいている、と。

    ただ、社会への還元というところで、業界的にも厳しいところがある。

    だから成長市場のネットでもう1つ事業を立ち上げて、社会に還元していきたい!と。

    このような話(理念の話)はすごい興味があり、嬉しかった。

    興味津々で聞いていて、アイデアなども出せるところはお伝えしていると、

    『村田さんは本当に楽しそうにお話しますね。そういうところも新規事業を一緒にやっていくなら村田さんだと思った1つです。』

    とおっしゃっていただきました。

    意識はしてなかったですが、たぶんそうだったんだと思います。

    お祭り屋さんや節水屋さんなど素晴らしい方々と一緒に何年間もやってきたことを

    元にお話していると自然に楽しそうになるみたい。

    もちろん楽しいことばかりではなく、しんどいことも苦しいこともたくさんあることもお話させてもらったが、

    新しいことをやる時にはそんなワクワク感もないといけないと感じた。

    また理念を話してもらうと、こちらも俄然やる気が出てくるし、その理念に適うプランか行動か、

    なども思うことが出来る。

    また1社素晴らしい会社様との二人三脚が始まる。

  10. 2010.04.11

    コレクトポイントやブライダルボックスやマザーハウスなどの大阪の繁盛店

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    大阪の繁盛店巡りを2日続けて。

    【コレクトポイント:http://www.collect-point.jp/index2.html

    心斎橋の商店街に入っているファストファッションブランド。

    2月27日に関西で初めてオープンした。

    ファストファッションでまだポイントだけ行けてなかった。

    店舗やモノ自体はあまり目新しさもなく、価格と品質に驚くようなところはなかったですが、

    ブランドを多数展開していて、それぞれによってターゲットが分かれている形。

    客層で言うと、他のファストファッションよりも若年層化しているような気がした。

    その割に安くはなかったが。

    次にウェディンググッズの【ブライダルボックス:http://www.bridalbox.jp/

    ウェディンググッズの専門店。

    けっこう人が入っている。20人くらい。

    結婚する2人やお友達が買いに来ている。

    自分達でけっこう作るものであることが実感できた。

    心斎橋続きで、最後に【マザーハウス:http://www.mother-house.jp/

    関西のショップは心斎橋だけである。

    ふらっと寄ってみると、店内で誰かが講演していた。

    スタッフの人に聞いてみると、現地の縫製や染めをしている職人さんらしい。

    ビザの更新の関係で、今帰ってきているのだという。

    そして自主的に現地でどんなことをしているのか、どういう想いでやっているのか、現地の現状などをお話されていた。

    Theリアル。

    やはり経験した人が語るのが一番引き込まれる。

    職人さんのお話が終わって、スタッフの方と話していると盛り上がった。

    私がスタッフの方にお伝えした感想などは全部バングラディッシュに伝えるらしい。

    しかもすぐに。商品企画もお客様の提案から作られるものも多いらしい。

    そのくらいお客様がこのショップのことを考えたり、何か役に立ちたいと思ったりしていることだと思う。

    そして、店内は現地のスタッフの写真が目立つ位置に陳列されている。

    現地のスタッフが主役であることが見て取れる。

    現地の人も日本のスタッフもお客様も価値観に共感している。

    お店も全部手作り。

    お客様も良い人ばかり。

    値切られることもない。

    素晴らしかった。


    「こういうものを作って欲しい」という要望をいただけるというのは、そういうものが作れると思われているということで、

    素晴らしいし、お客様がそこまでお店のことを想っているということでもあると思う。

    お客様と店舗との関係性が良いところはお店にいて気持ちが良いし、不景気とか価格とか関係ないのだと思われる。

  11. 2010.04.10

    ゾフプラスとワッシーズと5okaiなど大阪の繁盛店巡り

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    大阪の繁盛店巡り。

    まず天王寺にある【zoff+:http://www.zoff.co.jp/shop/69/】へ。

    メガネ屋さんである。

    zoff(ゾフ)ではなく、zoff+(ゾフプラス)でなければならない。

    それは【コンソメ:http://www.consomme.jp/】を取り扱っているから。

    コンソメのコンセプトは【ケーキショップでお気に入りのスイーツを探すように】である。

    凄い繁盛していた。30分の間にレンズまでの購入が3~4人はいたような気がする。

    種類が多いし、カラフル。ラインストーンが縁にあるメガネまで置いている。

    コンタクトレンズ入れまでもオシャレ。

    コンタクトレンズを外させて、メガネをかけさせるのをオシャレに促しているようにも感じた。

    店員さんから教えてもらったこと。

    10年前はメガネは目が悪い人のものだった。

    けど、価格が下がり始めてから、オシャレの1つとしても使われるようになったり、2本目の需要が増えてきた。

    そのようなお話をしてくれたのだが、そこから何をしたのかというところがゾフが調子の良いところだと思う。

    増えてきた層はどうこだろう、そこはどんなニーズがあるのか、じゃあどうしたらいいのか、としてやってきたのだと言う。

    商品は全てオリジナル。

    次に【ワッシーズ:http://www.wassys.co.jp/

    ワインの専門店。

    ここのメルマガがおもしろい。

    ワインに対する薀蓄もあれば、おもしろい話まである。

    リアル店舗があると聞いて、楽しみにしていた。

    店に行くと、お客様が7~8人。

    店舗自体は30坪もないと思われるが、お客様は店員さんとおしゃべりするのを楽しんでいるようだった。

    専門店になると、その店員さんと話、知的欲求を満たす、というところまでその店の価値になっている。

    お客様と店員の話を聞いていたが、よくお客様が≪へぇ≫と言う。これで勝負有り。

    へぇ→コミュニティ→ケア→育成→上得意客という形があるのではないかと思った。

    商品購入だけではないアクションも用意されていた。

    次に【大阪高島屋の5okai:http://www.takashimaya.co.jp/osaka/

    百貨店のヤングレディースのフロアで携帯販促の動向をチェック。

    大阪高島屋が若年層の取り込みとして実施している携帯販促。

    マネキンに携帯をかざすと、動き出す時代になった。

    また、携帯をかざして動くだけではなく、10個のマネキンそれぞれに人格があり、ブログを書いている。

    その場限りの関係を超越したところに関係性を見出そうとしている。

    リアルの売場とバーチャルをどう組み合わせるか。

    融合していく未来を感じた。

  12. 2010.04.09

    リサイクルショップの繁盛店

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    リサイクルショップの繁盛店ということで、本日はリサイクル関係のお仕事。

    経営者の方とお話していく中で、色々なおもしろい話が出てきた。

    リサイクルの価値はプレミアムが付くようなものでなければ、【安さ】である。

    しかし今は新品でもかなり安いモノが出てきている。

    もしくは中古でも良いものが出てきているので、高い新品は売れなくなってきている。

    特に着物などは消費者の嗜好が多様化してきて、大きく分けても中古でもOK、新品でもB物、

    新品、ブランド着物(作家者や大島紬など)という分類になってきている。

    そして、今伸びているのが、下の2つのラインである。

    中古着物とB反市。百貨店などでもよく着物のB反市が出ているが、あんなにB反が出るわけない。

    また通常のアパレルなどでもアウトレットという業態があるが、あんなにアウトレット商品が出るわけない。

    あれだけ出していたら品質管理や在庫管理に問題がある。

    ではどういうことかというと、それ用に作っている部分があるということである。

    ブランド価値や商品価値は落としたくないけど、高かったら売れないという現状もある。

    その狭間がアウトレットやB反市である。

    より中古というものへの意識が変革され、新品が安くなっていくと、その垣根が取られていくのではないか、と感じる。

    心斎橋にもある【ラグタグhttp://www.ragtag.jp/】に行った時はリサイクルではないと思っていた。

    後で気付いたくらいである。

    ラグタグは全品クリーニングをしている。価値の向上として、徹底しているのだという。

    また、ここのショップはリアルとネットの融合も図っている。

    ネットでお買物する時のデメリットはその商品を手に取れないことである。

    このラグタグは試着OKにしている。諸条件あるが、返品OKにしているのである。

    また、そのサービスを倉庫見学という形で一般公開している。

    かなり進んだ考えと行動だと思う。

    中古と新品、リアルとネット。

    この垣根はどんどんなくなっていくと考えられる。

  13. 2010.04.08

    繁盛店の新人研修

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    繁盛店の新人研修が凄かった。

    事務所での打ち合わせの時に若い方から挨拶をしていただいた。

    新しく入られた方だという。

    ここのスタッフはみんなイキイキしていて、礼儀正しく、楽しそうに仕事をしている。

    私はそこにはまったくタッチしていないので、何をしているのかなぁ、と思って、ナンバー2の方に聞いてみた。

    まず1週間【あり方】について研修をする。

    マナーや会社として大切にしていることなどを伝える。

    また自分がここでどう働き、どうなりたいのか、を明確にする。

    またここは先輩スタッフが研修係りを買って出る。

    みんな一緒に働く人のことを想う気持ちや後輩の面倒見が良いのである。

    何でですか?と聞くと、みんなそうやって育ってきたから。あと笑いながら教えたがりなんです。と。

    研修をする先輩はどうしたら会社の大切にしていることや後輩がうまく馴染み、働けるかに心を砕く。

    そうして、先輩も成長していく、後輩はこんな良い先輩のようになりたいと思って、一生懸命働く。

    素晴らしい善循環だと思った。

    そしてその根本を作ってきたのが、打ち合わせをさせてもらっているオーナーとナンバー2の方なのだな、と。

    最初さえ間違えなければ良い方向に伸びる。

    これは会社の立ち上げ当初もそうだし、新しく入った人でもそうである。


    【やり方】より【あり方】


    また会社全体として新しく入られる方へのバックアップは忘れない。

    サプライズで新人さんへの歓迎の気持ちを表す行事もしている。

    これはスタッフみんな休みの日に実施している。

    また、自分の夢をビジュアル化して、みんなで共有する。

    そうしたら立ち止まった時、辛くなった時、助け合えるし、支えあえる。

    サプライズをされて喜ぶ新人さんの顔が目に浮かぶ。

    そしてさらに繁盛するお店になる姿が目に浮かぶ。

  14. 2010.04.07

    繁盛店の問題解決法

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    繁盛店の方が繁盛店たらしめる問題解決法。

    本日は京都にて、お打ち合わせ。

    各ショップごとの売上の確認、単品ごとの売上の確認をする。

    前年対比下がっている単品もあれば、好調な単品もある。

    前年対比で下がっているショップはないが、伸び率にはそれぞれ違いがある。

    まずはその確認。

    ただ、そこからが問題解決や次の施策に取り組めるかどうかのポイントになる。

    それは、例えば調子の悪い単品であれば、何が悪いのか、どうして悪いのか、の真因を掴むことである。

    これが掴めなければ次の施策を案じることも出来ない。

    なんか今月あかんかったなぁ、と放置しない。

    ここがダメだったから、こうしよう!

    というところにまで落とし込んではじめてプラスのスパイラルに変わる。

    真因を掴むだけでもダメ。

    どうしたらそれが好転するのか、またその優先順位は何か、またそれをするためには

    何が必要なのか、などを全てクリアしておかなければならない。

    また逆も然りである。

    好調だった単品やショップは何で好調だったのかを掴んでおく。

    そうすれば、悪くなった時立ち返る場所が多くある状態になる。

    また、その時と何が違うのかというところから、悪くなった真因を掴むことも出来る。

    これも同じでここがポイントというレベルをグッと落とし込むことが大切になる。

    そして、それを導き出すのに有効な手段の1つがお客様に直接聞くことである。

    その手段は手紙やメールである。

    ご購入いただいてから1週間後に手紙やメールを送ることを仕組み化する。

    そして、その声を全体の会議の際にまとめて打ち合わせ資料として共有する。

    またアンケート形式にするなら、評価の一番良い項目は≪大変良い≫ではなくて、≪感動した≫にするべきである。

    日本人はお人よしなので、だいたい≪良い≫か≪大変良い≫に印をする。

    これでは次に活かす資料にならない。

    であるので、最高評価は≪感動した≫にすべきで、その数やその率を支持率として追いかける。

    これも実施していくことになった。

    これまでそこのショップではこのようなことをしたことがなかったとおっしゃられていたので、結果が楽しみである。

    一度自社、自ショップで試してみる価値はあると思う。

  15. 2010.04.06

    一番店、繁盛店への出発点

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    一番店、繁盛店への出発点ということで、始まりはセミナー。

    本日は東京日本橋TKPにてシステム会社様向けにお話させてもらいました。

    下請け構造という業界構造からの脱却を目指した新規事業の立ち上げということで、お招きいただきました。

    これまで様々な会社様と一緒に立ち上げてきたことのポイントをお話させていただいたり、

    システム会社様の強みを活かした事業の展開の可能性をお話させてもらいました。

    でも基本的にお伝えさせてもらったのは、

    1.立地一番×商品力一番
    2.売上=MS×商圏人口×シェア
    3.商品力×売場力×集客力×接客力
    4.時流適応力相応一番
    5.IT活用による一人当たり生産性の向上
    6.独自固有の長所と差別化戦略の構築

    ここのベースとなる考え方をまずはご理解いただかなければ話が前に進まない。

    この大前提と何個かの新規事業の立ち上げの経験からのポイントをお伝えさせていただく。

    あとで主催者の方に話を聞いたら、かなり好評だったようである。

    今回のセミナーでお話しする時に意識していたのは、

    1.事例を元に伝える
    2.共感ポイントを伝える
    3.イメージできるように伝える

    特に新規事業の立ち上げに関するセミナーなので、イメージがしにくい。

    もうやっている方向けのセミナーとは訳が違う。

    そして最後に新規事業最大のポイントをお伝えした。それは・・・

    1.本気度
    2.スピード

    この2つである。

    その他のことに関しては私達でも提供できる。

    でも、本気度とスピードは私達ではどうしようも出来ない。そこだけはお願いします。

    とお伝えさせてもらいまして、実際にどの事業ドメインが空いているかを3つセミナーの最後にお伝えさせてもらった。

    それぞれの会社様で刺さったドメインは違ったみたいだが、かなり真剣にご検討いただいていると感じた。

    この1週間で次の動きに進めるようなスピードを期待しながら、こちらもそれに対応できるように準備しておきたいと思う。

  16. 2010.04.05

    ペットショップの繁盛店

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    ペットショップの繁盛店での打ち合わせ。

    様々な気付きがあった打ち合わせでした。

    まずアウトレットや訳有り商品の打ち出し。

    通常1個200~300円するものが15個で1050円で訳ありとして

    出品したところ2週間で完売したということでした。

    激安商品でお客様を引っ張ってきて、高粗利商品と一緒に買っていただくことが出来るかどうか。

    ついで買い商品の提案や接客が出来るかどうか。

    ここが利益が出るショップになるかの違いになります。

    またいつもは取れていない客層が取れたりします。

    ご購入していただいた方の意見を聞くと、たくさんの友人にこの情報を伝えた、とか、

    2チャンネルでアウトレット商品があると見て、色んなサイトを探したけど、

    他ショップは在庫切れでここだけあった。という意見もありました。

    目玉商品がないショップ様も厳しいですし、オススメ商品がないショップ様も厳しいです。

    次に昨日のパンダのお話をすると、同じようなことをしているペット用品のメーカーがあると聞きました。

    キンペックスhttp://www.kinpex.co.jp/というメーカーの一番商品である

    【だるえもん】が木に置いておいたら売れた、という話です。

    ブログを見ても、どこでも連れて行っています。

    商品愛かと思いますが、露出度満点です。

    自社商品や自社のロゴなど様々な場所で露出して、覚えていただくことが大切です。

    あと商品知識を付けたい、お客様のニーズを把握したい、という時に楽天のレビューは非常に参考になります。

    そこにお客様のニーズや不満や購入に至る背景などが書かれています。

    それをうまく商品説明の中に入れてあげると成約率は高まりますし、不満がある商品だったら、

    どの商品ならその不満を解消できるのかを提案することが出来ます(オススメ商品への誘導など)

    アウトレットなどの激安商品の使い方とクチコミが広がる特徴付けとレビュー活用からの商品と

    お客様の把握はどのショップ様にもご活用いただけるのではないかな、と思います。

  17. 2010.04.04

    ツイッターなど個人メディア活用を意識した繁盛店になる可能性

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    繁盛店になる可能性を花見をしながら思いつきました。

    花見の場所取りをしている時に、暇だったので、色々ディスプレイをしました。

    花見に来てる人も楽しんでくれるような仕掛け。

    まず場所取り用のブルーシートが足りなかったので、持ってきた色とりどりのお酒をキレイに1列にならべてみました。

    すると、道行く人(特におばちゃんの集団)が『わぁ、キレイ』だとか『おもしろい場所取りね』とか

    『あら、このお酒売っていないの?』と声をかけてきてくださります。

    花見における酒屋さんの繁盛店が生まれる可能性を見出しました。

    花見の場で行商をしているのは、ピザハットだけでした。

    私達のところにも来て、『ここまで運びますから!』と威勢良く言い残していかれました。

    お花見のニーズ(途中で食べ物がなくなると悲しい、買いに行くには遠い、寒くなると温かいものが食べたい、など)を満たしている売り方だと思いました。

    その次にお花見をしに来た人をビックリ&喜んでもらおうと、桜の木にパンダを仕掛けました。ビニールで膨らむモノです。

    すると、ファミリーやカップルが嬉しそうに『なにあれー!?』とか『パンダがいるよ!!』とかお話しながら写真を撮っていました。

    たぶんこれがブログやツイッターに載るんじゃないかな、と思います。

    こうして情報は広がっていくんだと思います。

    個人がメディア化した今、うまくその個人のメディアに載せてもらえるようなネタを提供したら、勝手に広がってくれると思うのです。

    ツイッターはじめブログやSNSなど個人メディアが無視できなくなってきました。

    そこに取り上げられるところにも少し意識を向けて活動することも大切になってくるのではないかな、と思います。

  18. 2010.04.03

    湯沢屋のまんじゅうや落合商店など宇都宮と日光の繁盛店、老舗

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    宇都宮と日光に行ってまいりました。そこの繁盛店、老舗のご紹介。

    まず宇都宮はなんと言っても【餃子】

    ただなんで餃子が名物になったって、有名な店があることと、

    1人当たりで食べてる量が多かったってことと、

    あとはhttp://www.gyozakai.com/book/をご覧あれ。

    何の名所も観光資源もないところは何かを以上に消費して、おいしいお店を作ってみるのも1つかな、と。

    お昼は【正嗣http://www.ucatv.ne.jp/ishop/masashi/】へ。

    地元の人は【みんみんhttp://www.minmin.co.jp/】よりも正嗣へ行くみたいです。

    地元の人が言ってました。

    行列が出来ていたことに驚きはしませんでしたが、メニューが餃子だけ。

    ライスもない!徹底的に餃子勝負!

    焼餃子と水餃子の2種類。210円6個。だいたい焼2と水1で頼むのが定番。

    夜はみんみんへ。本店に行くと40分ほど待っていただきます、と言われたので、

    【来らっせhttp://www.gyozakai.com/sys/korasse/】へ。

    ここでも20分くらい待った。全て繁盛店である。

    日光では老舗が多い。【湯沢屋のまんじゅうhttp://www.yuzawaya.jp/】もまんじゅうの老舗。

    206年の歴史がある。湯沢屋は酒饅頭なのだが、その命である糀造りからこだわっている。

    昨日の今代司酒造でも同じだが、やはり大元となる部分(素材)を大切にしている。

    次に【三ツ山羊羹本舗http://www.mitsuyamayoukan.co.jp/】羊羹の老舗。

    115年の歴史がある。なんと言っても試食。食べた瞬間買って帰ろう、となる。

    またその名産が出来た背景のストーリーに共感できるかも大事だと思われる。

    日光は銘水豊かで、昔から参拝者などが多く、お土産が盛んであった。

    であるので、上質で日持ちも良が良い物として羊羹が評判になった。

    また同じように【落合商店http://www.shisomaki.com/

    なんでとうがらしが専門なの!?と聞くと、修験道と関係がある、と説明してくださった。

    日光は寒い。そこで修行される人たちの体を温めるように売っていったのだと言う。

    これも背景のストーリーがしっかりしている。しかも全て手作り。

    店の裏で職人さんが作っているらしい。

    とうがらし1本のビタミンCはレモン10個分に相当するので、山にこもって修行する修験者たちの知恵ある食べ物だったのだという。

    商品の背景にあるストーリーをしった時の【共感】と【なるほど感】これが大事だと感じた。

    こだわり商品を作っている人やメーカーはここの部分をお客様に伝えなければならないし、

    (なんであんたそんなにこだわってるの?という質問に対して、明確に答えられなければならない、という意味)

    それが真っ当なところから生まれているかどうか(共感するポイントとして)も大切である。

  19. 2010.04.02

    今代司酒造や田中屋本店など新潟市の繁盛店

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    新潟の繁盛店に訳あって行きました。

    その訳とは朝一番で東京に飛行機で戻るつもりが、強風のため欠航・・・。打ち合わせは延期に。

    そして、東京に戻るには鶴岡→新潟→東京と教えていただき、新潟で降りても料金はかからないことを聞く。

    となると、早速新潟の繁盛店探し。あまり時間を取ることも出来なかったので3店舗。

    【今代司酒造http://www.imayotsukasa.com/】創業1767年だから、243年の歴史。

    そこの店主さんともがっちり話し込む。

    まずお店に入ったら試飲用のおちょこが40個きれいに並んでいる。

    また、お米が展示してあり、精米具合によって分けて見ることが出来る。

    そこは他社より値段は高いが、それに見合う価値を提供していた。

    まずオススメ商品を飲み比べることをススメテいただく。

    試飲しながら、商品の特徴や自社のこだわり・想いを聞く。

    まず私がそれほどお酒について詳しくないと知るや、吟醸と大吟醸と生酒と濁り酒の違いなどを説明していただく。

    全て匂いや味がちがう。精米具合の違いによって、ここまで違うか、と初めて発見した。

    お店はお客様に新しい知識や情報を与えて、驚きを提供することも必要である。

    精米によってお米のタンパクが取られる。

    ご飯にする時はタンパクが旨みになるが、お酒の時は雑味になってしまうのだという。

    ここでは65%、55%、35%のお酒があり、そのそれぞれの生酒も売られている。

    生酒は管理が出来ないから期間限定であり、自社か自社のネットショップでしか売ることは出来ない。

    管理が問屋や小売にいくとどうやって管理しているか分からないので、責任が持てないのだという。

    こだわりである。また、普通のお酒はアルコールを足しているが、今代司酒造はそれをしていない。

    またお酒を作る際のおコメはどの工程のものでも全て新潟産のものを使用しているという。

    これは新潟では今代司酒造だけなのだそうだ。

    このような方針には2005年からなったという。

    それまでは他のところと同じように、アルコールを足したり、違うところの米を足していたりしたのだという。

    ここも価値ポイントが増すところである。

    接客もしっかり客層を掴んでいる。

    私がお酒あまり飲まないと言うと、やわらかいお酒を出してくれるし、お酒好きな友達と飲む、と言うと、コレが良い。

    甘いのが好きな人にはコレが良い。などなど。どんな人とどのように飲むのか、に対しては全てに対応した接客と商品があった。

    おいしいとは言ってなかったが、おいしさはひしひしと伝わってきた。

    またギフト需要にはラベルに名入れが出来る。手書き風なのであるが、プリントらしい。


    お昼を食べに商店街へ。

    小料理屋みたいなところに入ると、ひらめ・かれいの刺身と焼き魚でふぐが出てきて800円。

    たまに商店街はコストパフォーマンスが優れたお店がポツンとあるから好きである。


    今回は行けなかったが、お酒の蔵を見学できるのである。さらに購買動機は増すだろう。

    その後、【金毘羅神社】へ。北前船の模型が28点納められていると聞き、行かねばならぬ、ということで。

    こんな時に観光客はいるわけもなく、神主様にマンツーマンで色々教えていただいた。

    船の模型だが、つくりは本物そのまま出来ている。

    本物の北前船が縮小されただけらしい。その頃は設計図もないので、大変貴重な資料である。

    設計図がないのにどうやって作っていたかというと、全て親方の頭の中に図面はあったのだという。

    昔の人は凄いのである。昔の船なので、くぎは1本も使用されていない。工夫が随所に見られる。

    また水と接する部分は水をはじく木を秋田や福島から取り寄せて使用している。

    北前船は日本を一周するらしく、新潟から出る時は米や酒や味噌などを運ぶため重い。

    ただ、京都や大阪で荷を降ろし、逆に詰め込むのは反物などの軽いものだったので、

    石で重量の調整をしていたということである。神社にもそれに使用された大きな石があった。

    川まで入り込むものは底が平たく、海の沖合いに停泊しているものは尖がっていた。

    細かい部分にも理由がある。工夫がある。モノが豊かではない時にあるものがこの2つだと思う。

    ただそもそもなぜ模型を作って納められているかというと、180隻出て無事帰ってくるのは2隻くらいだったので、

    模型を作って旅の無事を祈祷してから出航していたのだという。

    だから大きな船の中に小さな船はどこの船にも搭載されているのが見て取れた。これも工夫である。


    最後に【田中屋本店http://www.dangoya.com/】という笹だんごの一番店。

    笹だんご屋さんなのに、建物が大きい。ここも笹だんごの手作り教室がある。

    時間がなかったので、出来なかったが店員さんが手で作っているところはいつでも見られる。

    完璧手作業である。1日多いときで7000個も作るのである。ベテランさんは1分で3個完成されるらしい。神業。

    お店に入るとまず笹の匂いが強烈に出迎えてくれる。

    店員さんが手で作ったものを蒸す時に出る匂いらしい。

    無添加だという説明を受けたが、ここまで見える化していたら信じられる。

    これもどこのショップも真似できるところだと思う。

    こだわっている、カラダに良い、などよくある話だが、どうやって信じてもらうか。それは見せるしかない。しかも信用に足る方法で。

    賞味期限も4日と短い。なぜ新潟で笹だんごが栄えたかも教えてくれた。

    北前船で税や商いで米を運ぶときどうしてもくず米が出る。それで作ったものらしい。納得である。

    そんな誕生の歴史まで知ると、価値が高まるし、クチコミが広がる可能性も高まるし、お土産の際のエピソードにもなる。

    もちろん笹は天然の防腐剤である。また、朝はどらやきを焼いており、朝はどら焼きの匂いがすごかったのだという。

    時間ごとに様々な仕掛けがある。

    また絵葉書がお店に貼ってあるが、絵葉書のスクールの人の作品らしい。

    とても温かい絵葉書ばかりで、心和むものであった。新潟では3つしか回れなかったが、それぞれヒントがたくさん隠されていた。

    特にHPを見て来店させるPR力とお店に行って成約させる商品力と接客力。

    どこのショップ様も参考になるものだと考えられる。

  20. 2010.04.01

    到道院、富樫絵蝋燭店など鶴岡、酒田の繁盛店

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    鶴岡、酒田の繁盛店をご紹介。

    お仕事で鶴岡、酒田に来ましたので、繁盛店視察も欠かさずに。

    いつも新しい街に来ると、その街の名所・繁盛店を聞く。

    まず鶴岡では鶴岡公園、到道院、大宝堂の名所3箇所。

    【到道院】は孔子の教えをベースとした藩の学校だったようで。物凄く感動しました。

    塾や教育関係の人は凄い刺激を受けると思う。

    こんな建物やこんな形で勉強を教えてくれるところないのかな!?是非行きたいのである。

    【大宝堂】は地元の名士の紹介をベースに展示している博物館。

    鶴岡にはめちゃくちゃおもしろい人がいる。

    藤沢周平は有名だが、北村昌美や横光利一などなど。

    やはり地元の名士くらい知っておかないといけないですね。

    脈々と受け継がれるものだし、土台は地元という場合が多いし。

    繁盛店ということでは、名産の絵蝋燭の老舗である【富樫絵蝋燭店】

    蝋燭にかわいい絵が描かれている。

    こういう商店の方のお話しを聞くのが好きなので、色々と伺いました。

    芯は3種類あり、いぐさと紙と石油。

    いぐさは溶けるけど、芯が太く炎が大きい。石油は小さくなると溶け出す。紙は溶けない。などなど色々と教えていただく。

    絵もペイントもあれば1つ1つ手描きのものもある。

    創業70年程。ただ去年ご主人がなくなられたらしく、今のところ決まった跡継ぎはいない。

    というである。淋しいものである。なくさないでくださいね、と女主人にお伝えする。

    絵蝋燭という商品でもたくさんの種類がある。

    水に浮かぶ絵蝋燭や仏事用の絵蝋燭、ひな祭り用の絵蝋燭、またそれぞれに素材と絵の描き方と大きさなどに分かれてマーチャンダイジングされている。素晴らしいお店だった。

    有名なだだちゃ豆を食しながら、酒田に移りまして。

    もう時間はあまりなかったですが、本間家と旧鐙屋と山居倉庫へ。

    【本間家http://www2.ocn.ne.jp/~hommake/】は日本一の豪商として有名だったので、是非山形に来る機会があったら行きたかった。

    有名な歌【本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に】

    そこは武家屋敷と商人屋敷が同居しているおもしろい造りになっている。

    また家の中を案内してくれる人もいて、家の造りや本間家のことを教えてくれる。

    武家屋敷は天井は高いが剣が振り回せないように戸は低い。槍が届かないように縁廊下がある。

    密談が出来ないようにひさしが開放されていたり、光を取る天井窓はガラスで造られており、二次大戦の時に覆ったままになっている。

    また主人の書斎は北西にある。北西は夏暑く、冬寒いらしいが、家が繁栄するために良い方角なのだそうだ。

    書斎は子供部屋より小さく、質素倹約を常に意識するためだという。

    ただ、立派な雛人形も有り、百歳雛も飾られていた。江戸雛と京雛もあった。

    北前船で栄えたそうだが、やはりそのベースには地域と共に栄え、謙虚な姿勢が垣間見られた。

    【旧鐙屋】は昔の商人の家をそのままの形が残っている建物で、玄関を入ったら中土間になっている。

    また玄関入るとすぐに北前船が展示してあり、北前船は動くマーケット、海のデパートと呼ばれていたらしい。

    めちゃくちゃかっこいい。

    石置杉皮葺屋根という屋根に石が置いてある造りが特徴的でした。

    【山居倉庫】は12の倉庫から成り、今も9個は米蔵として使用している。

    黒色の倉庫が並ぶと中々荘厳で、厳かな気持ちにさせてくれる。

    おしんで撮影にも使われたらしい。

    その中の博物館で酒田湊屋という人力車の展示があったが、駅の前で客を待っている人力車である。

    どこかで見かけたような・・・と思っていると、昨年末に行ったインドと同じ光景であった。

    その展示は日本の1869年の頃らしいので、約140年前である。

    それにしても北前船は凄かったのだろうことが容易に想像される。

    日本三大つるし飾りである傘服も多く売られていた。

    その後【最上川】を見て、酒井港で夜ご飯。

    どの場所も10分くらいしかいれなかったので、慌ただしかったが昔の豪商の空気に触れることが出来たし、

    富樫絵蝋燭店という繁盛店も見ることが出来たし、到道院など様々な史跡に行けたので良かった。

    歴史と伝統だけはお金では買えない。

    またそれぞれのベース・土台ということにも想いが馳せる鶴岡と酒井でした。