1. 2010.12.05

    おもしろ商売小ネタ

    COMMENT (0)


    この頃聞いたおもしろ商売の小ネタを列挙しようと思います。

     

    アメリカ衣料品通販大手ランズエンドの日本法人が好調。85%増。刺繍サービスに特化した小冊子を発行したことや、通販サイト内に刺繍をシュミレーションできる専用ページを新設したことが奏功。300~500円プラス。5人に1人が採用。

     

    リクエというサービス。朝4時までに電話化ファックスで注文すると、その日のうちに食材や資材などを届ける仕組み。7000点。都内23区と横浜市と川崎市が対象。10000件の取引先と48億円の売上。

     

    SHIKIBU。女性向けゲタ。静岡市の水鳥工業

     

    Z会。合格報告会inツイッター。全国10大学の前期入試合格発表日に合格が決まったばかりの受験生の喜びのつぶやきを報告するイベント。社員からおめでとうのメッセージのやり取りも。ブランド価値向上と新規顧客獲得も。

     

    そんなにお金をかけてなくても、商売繁盛している企業ややり方などには知恵があります。その知恵を出そうとせずに売上を上げようとしては破滅への道です。

  2. 2010.05.15

    マザーハウスとグロービス

    COMMENT (0)

    マザーハウスの副社長山崎さんとグロービスの代表堀さんの講演会に行きました。

    めちゃくちゃ勉強になりました!!

    社会起業家と起業家。というテーマ。

    社会起業家という今流行り言葉のように唱えられているワードとホリエモンや村上さんなど

    バッシングで叩かれまくったワードに対する対談などもあり、物凄くおもしろかった。

    グロービスはアジアナンバー1の大学院を創り、創造と変革の志士を創ることを使命としている。

    そのために何をすべきか、会社としてどうした方がいいのか、というところにブレがない。

    グロービスなら何かやるんじゃないか、という期待を持たせてくれる。

    前のブログでも書いたことがあるけど、そもそもビジネスは社会問題を解決すること。

    だから社会起業家というコトバが一人歩きするのもどうかと思っていた。

    その考えは山崎さんと堀さんと一緒だった。

    だから両人とも自分のことや会社のことを社会起業家とは言わない。

    そして、社会起業家ももっと規模を大きくして、世の中に対するインパクトを与えないといけない、

    儲かって報酬をたくさん得ないといけない、という思想である。激しく大賛成である。

    儲かって報酬をたくさん得るという裏返しには、本来的には価値の提供があるはずである。(この頃はそうでない場合もあるが)

    だから良いことしているから、儲からなくていいわ、という風潮にならないようにだけはしたい。

    経済性と社会性の両立。

    そしてそれを実現させるためには力がいる。

  3. 2010.04.01

    到道院、富樫絵蝋燭店など鶴岡、酒田の繁盛店

    COMMENT (0)

    鶴岡、酒田の繁盛店をご紹介。

    お仕事で鶴岡、酒田に来ましたので、繁盛店視察も欠かさずに。

    いつも新しい街に来ると、その街の名所・繁盛店を聞く。

    まず鶴岡では鶴岡公園、到道院、大宝堂の名所3箇所。

    【到道院】は孔子の教えをベースとした藩の学校だったようで。物凄く感動しました。

    塾や教育関係の人は凄い刺激を受けると思う。

    こんな建物やこんな形で勉強を教えてくれるところないのかな!?是非行きたいのである。

    【大宝堂】は地元の名士の紹介をベースに展示している博物館。

    鶴岡にはめちゃくちゃおもしろい人がいる。

    藤沢周平は有名だが、北村昌美や横光利一などなど。

    やはり地元の名士くらい知っておかないといけないですね。

    脈々と受け継がれるものだし、土台は地元という場合が多いし。

    繁盛店ということでは、名産の絵蝋燭の老舗である【富樫絵蝋燭店】

    蝋燭にかわいい絵が描かれている。

    こういう商店の方のお話しを聞くのが好きなので、色々と伺いました。

    芯は3種類あり、いぐさと紙と石油。

    いぐさは溶けるけど、芯が太く炎が大きい。石油は小さくなると溶け出す。紙は溶けない。などなど色々と教えていただく。

    絵もペイントもあれば1つ1つ手描きのものもある。

    創業70年程。ただ去年ご主人がなくなられたらしく、今のところ決まった跡継ぎはいない。

    というである。淋しいものである。なくさないでくださいね、と女主人にお伝えする。

    絵蝋燭という商品でもたくさんの種類がある。

    水に浮かぶ絵蝋燭や仏事用の絵蝋燭、ひな祭り用の絵蝋燭、またそれぞれに素材と絵の描き方と大きさなどに分かれてマーチャンダイジングされている。素晴らしいお店だった。

    有名なだだちゃ豆を食しながら、酒田に移りまして。

    もう時間はあまりなかったですが、本間家と旧鐙屋と山居倉庫へ。

    【本間家http://www2.ocn.ne.jp/~hommake/】は日本一の豪商として有名だったので、是非山形に来る機会があったら行きたかった。

    有名な歌【本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に】

    そこは武家屋敷と商人屋敷が同居しているおもしろい造りになっている。

    また家の中を案内してくれる人もいて、家の造りや本間家のことを教えてくれる。

    武家屋敷は天井は高いが剣が振り回せないように戸は低い。槍が届かないように縁廊下がある。

    密談が出来ないようにひさしが開放されていたり、光を取る天井窓はガラスで造られており、二次大戦の時に覆ったままになっている。

    また主人の書斎は北西にある。北西は夏暑く、冬寒いらしいが、家が繁栄するために良い方角なのだそうだ。

    書斎は子供部屋より小さく、質素倹約を常に意識するためだという。

    ただ、立派な雛人形も有り、百歳雛も飾られていた。江戸雛と京雛もあった。

    北前船で栄えたそうだが、やはりそのベースには地域と共に栄え、謙虚な姿勢が垣間見られた。

    【旧鐙屋】は昔の商人の家をそのままの形が残っている建物で、玄関を入ったら中土間になっている。

    また玄関入るとすぐに北前船が展示してあり、北前船は動くマーケット、海のデパートと呼ばれていたらしい。

    めちゃくちゃかっこいい。

    石置杉皮葺屋根という屋根に石が置いてある造りが特徴的でした。

    【山居倉庫】は12の倉庫から成り、今も9個は米蔵として使用している。

    黒色の倉庫が並ぶと中々荘厳で、厳かな気持ちにさせてくれる。

    おしんで撮影にも使われたらしい。

    その中の博物館で酒田湊屋という人力車の展示があったが、駅の前で客を待っている人力車である。

    どこかで見かけたような・・・と思っていると、昨年末に行ったインドと同じ光景であった。

    その展示は日本の1869年の頃らしいので、約140年前である。

    それにしても北前船は凄かったのだろうことが容易に想像される。

    日本三大つるし飾りである傘服も多く売られていた。

    その後【最上川】を見て、酒井港で夜ご飯。

    どの場所も10分くらいしかいれなかったので、慌ただしかったが昔の豪商の空気に触れることが出来たし、

    富樫絵蝋燭店という繁盛店も見ることが出来たし、到道院など様々な史跡に行けたので良かった。

    歴史と伝統だけはお金では買えない。

    またそれぞれのベース・土台ということにも想いが馳せる鶴岡と酒井でした。

  4. 2010.02.24

    一番店、繁盛店の発想法

    COMMENT (0)

    一番店、繁盛店の発想法は異業種の人でも参考になるところが多々あると考えられる。

    例えばそろばんの地域一番店イシドhttp://www.soroban.co.jp/さんは、

    そろばんという構造不況な業種で過去最高益を続出している。

    市場のマーケットは絶頂時の1/14らしい。

    そんな中過去最高益である。

    それは「そろばん」を何と見るか。という発想の転換。

    これまで→計算ツール
    イシド→能力開発ツール

    1つの商品の見方や伝え方を変えて、商品化する。素晴らしいと思った。

    【商品は伝えるもの、実績や効果は伝わるもの】

    ネジの一番店、繁盛店のハードロック工業http://www.hardlock.co.jp/index.phpさんは、

    ネジという構造不況な業種で爆発的に業績を伸ばしている。

    「ネジ」の中でどこに特化するか。という発想。

    普通のネジ→売れない。安く叩かれる。

    ゆるまないネジ→希少価値が高く、売れる。

    【絶対に安全なネジと技術は常に希少価値】

    医療機器の一番メーカー、繁盛メーカーであるマニーhttp://www.mani.co.jp/さんは、

    医療機器の業種で爆発的に業績を伸ばしている。そこは世界一しかやらない。目指さない。

    【世界一にならないとなるとやらない】

    構造不況だと思われている業界であっても発想を転換し、行動することによって活路は見出せる。