北川本家と中村藤吉本店や三宅玄祥など京都の老舗繁盛店へ行ってきました。
【北川本家:http://www.tomio-sake.co.jp/】は創業350年以上の老舗お酒メーカー様。
月桂冠の次に古い。北川本家のショップおきな屋でお話を聞く。
この間天皇もお召しになられたお酒が富翁http://www.tomio-sake.co.jp/item/yamada.htmlですね。
色々おもしろい商品がある。
ワールドカップ2010年南アフリカの「日本の酒」シリーズ(日本で17酒造メーカー)にも選ばれています。http://www.hasegawasaketen.com/2010_fifa_worldcup/jp/goods/index.html
酒樽でも販売されていたり、お酒の量り売りなども好評をいただいているそうで。
この頃は梅酒にも力をいれていらっしゃって、本当においしい。
特に宇治茶ベースの梅酒は飲みやすくて、香りも素晴らしく、大人気らしい。
また美肌:http://www.cosme.net/product/product_id/271119/topという商品は化粧品としても
使用できる優れもので@コスメの化粧品ランキングで1位を獲っている。
350年も続いてきた秘訣を教えていただこうと質問すると、
『長いことやってるのは正直にやってきたからかなぁ』と教えていただいた。
正直商売。小手先商売ではない。儲け主義に走り過ぎない。
最後に本社の方にも伺うと、玄関に昔使っていたのであろう釜が展示されていた。
昔の道具に敬意を表しているのが見て取れました。
その後【中村藤吉本店:http://www.tokichi.jp/index.php】へ。
茶業150年という老舗企業。
このような老舗企業やブランドがある企業に行くと、高い商品の方が魅力的に映る。
高いものを買いたくなる。
抹茶だと30g840円~10500円まで取り揃えている。
いつかは10500円と思いながら、1575円か2100円の商品を買い、
おいしいと思い、1つずつランクが高くなっていくのだろうと思う。
1つの茶葉のランクも多いし、茶葉の取り扱いのラインナップも多い。
カフェでは茶蕎麦やぜんざいやスイーツなども数多く取り揃えられており、若い女性が多かった。
最後に【三宅玄祥:http://www.miyake-genshow.jp/top.html】というお人形の職人様とのお話。
後を継ぐ人とお話をさせてもらう機会をいただきました。
内容は割愛させてもらいますが、作り手と売り手がリンクしていることは非常に大切だと思いました。
11月~5月はメインが販売で、その期間ではない時は創作活動がメイン。
なかなか価値が伝わりにくいものであったり、金額の差が分かりにくいものは
作り手がそのまま伝えることで、そのギャップが伝わりやすい。
そうなると価格以外の価値で商品購買の影響力が増す。
本日は価格以外の価値で商品購買の影響力を持っていらっしゃる企業ばかりで楽しかった。
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2010.04.17
北川本家と中村藤吉本店や三宅玄祥など京都の老舗繁盛店
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2010.04.10
ゾフプラスとワッシーズと5okaiなど大阪の繁盛店巡り
大阪の繁盛店巡り。
まず天王寺にある【zoff+:http://www.zoff.co.jp/shop/69/】へ。
メガネ屋さんである。
zoff(ゾフ)ではなく、zoff+(ゾフプラス)でなければならない。
それは【コンソメ:http://www.consomme.jp/】を取り扱っているから。
コンソメのコンセプトは【ケーキショップでお気に入りのスイーツを探すように】である。
凄い繁盛していた。30分の間にレンズまでの購入が3~4人はいたような気がする。
種類が多いし、カラフル。ラインストーンが縁にあるメガネまで置いている。
コンタクトレンズ入れまでもオシャレ。
コンタクトレンズを外させて、メガネをかけさせるのをオシャレに促しているようにも感じた。
店員さんから教えてもらったこと。
10年前はメガネは目が悪い人のものだった。
けど、価格が下がり始めてから、オシャレの1つとしても使われるようになったり、2本目の需要が増えてきた。
そのようなお話をしてくれたのだが、そこから何をしたのかというところがゾフが調子の良いところだと思う。
増えてきた層はどうこだろう、そこはどんなニーズがあるのか、じゃあどうしたらいいのか、としてやってきたのだと言う。
商品は全てオリジナル。
次に【ワッシーズ:http://www.wassys.co.jp/】
ワインの専門店。
ここのメルマガがおもしろい。
ワインに対する薀蓄もあれば、おもしろい話まである。
リアル店舗があると聞いて、楽しみにしていた。
店に行くと、お客様が7~8人。
店舗自体は30坪もないと思われるが、お客様は店員さんとおしゃべりするのを楽しんでいるようだった。
専門店になると、その店員さんと話、知的欲求を満たす、というところまでその店の価値になっている。
お客様と店員の話を聞いていたが、よくお客様が≪へぇ≫と言う。これで勝負有り。
へぇ→コミュニティ→ケア→育成→上得意客という形があるのではないかと思った。
商品購入だけではないアクションも用意されていた。
次に【大阪高島屋の5okai:http://www.takashimaya.co.jp/osaka/】
百貨店のヤングレディースのフロアで携帯販促の動向をチェック。
大阪高島屋が若年層の取り込みとして実施している携帯販促。
マネキンに携帯をかざすと、動き出す時代になった。
また、携帯をかざして動くだけではなく、10個のマネキンそれぞれに人格があり、ブログを書いている。
その場限りの関係を超越したところに関係性を見出そうとしている。
リアルの売場とバーチャルをどう組み合わせるか。
融合していく未来を感じた。 -
2010.04.02
今代司酒造や田中屋本店など新潟市の繁盛店
新潟の繁盛店に訳あって行きました。
その訳とは朝一番で東京に飛行機で戻るつもりが、強風のため欠航・・・。打ち合わせは延期に。
そして、東京に戻るには鶴岡→新潟→東京と教えていただき、新潟で降りても料金はかからないことを聞く。
となると、早速新潟の繁盛店探し。あまり時間を取ることも出来なかったので3店舗。
【今代司酒造http://www.imayotsukasa.com/】創業1767年だから、243年の歴史。
そこの店主さんともがっちり話し込む。
まずお店に入ったら試飲用のおちょこが40個きれいに並んでいる。
また、お米が展示してあり、精米具合によって分けて見ることが出来る。
そこは他社より値段は高いが、それに見合う価値を提供していた。
まずオススメ商品を飲み比べることをススメテいただく。
試飲しながら、商品の特徴や自社のこだわり・想いを聞く。
まず私がそれほどお酒について詳しくないと知るや、吟醸と大吟醸と生酒と濁り酒の違いなどを説明していただく。
全て匂いや味がちがう。精米具合の違いによって、ここまで違うか、と初めて発見した。
お店はお客様に新しい知識や情報を与えて、驚きを提供することも必要である。
精米によってお米のタンパクが取られる。
ご飯にする時はタンパクが旨みになるが、お酒の時は雑味になってしまうのだという。
ここでは65%、55%、35%のお酒があり、そのそれぞれの生酒も売られている。
生酒は管理が出来ないから期間限定であり、自社か自社のネットショップでしか売ることは出来ない。
管理が問屋や小売にいくとどうやって管理しているか分からないので、責任が持てないのだという。
こだわりである。また、普通のお酒はアルコールを足しているが、今代司酒造はそれをしていない。
またお酒を作る際のおコメはどの工程のものでも全て新潟産のものを使用しているという。
これは新潟では今代司酒造だけなのだそうだ。
このような方針には2005年からなったという。
それまでは他のところと同じように、アルコールを足したり、違うところの米を足していたりしたのだという。
ここも価値ポイントが増すところである。
接客もしっかり客層を掴んでいる。
私がお酒あまり飲まないと言うと、やわらかいお酒を出してくれるし、お酒好きな友達と飲む、と言うと、コレが良い。
甘いのが好きな人にはコレが良い。などなど。どんな人とどのように飲むのか、に対しては全てに対応した接客と商品があった。
おいしいとは言ってなかったが、おいしさはひしひしと伝わってきた。
またギフト需要にはラベルに名入れが出来る。手書き風なのであるが、プリントらしい。
お昼を食べに商店街へ。
小料理屋みたいなところに入ると、ひらめ・かれいの刺身と焼き魚でふぐが出てきて800円。
たまに商店街はコストパフォーマンスが優れたお店がポツンとあるから好きである。
今回は行けなかったが、お酒の蔵を見学できるのである。さらに購買動機は増すだろう。
その後、【金毘羅神社】へ。北前船の模型が28点納められていると聞き、行かねばならぬ、ということで。
こんな時に観光客はいるわけもなく、神主様にマンツーマンで色々教えていただいた。
船の模型だが、つくりは本物そのまま出来ている。
本物の北前船が縮小されただけらしい。その頃は設計図もないので、大変貴重な資料である。
設計図がないのにどうやって作っていたかというと、全て親方の頭の中に図面はあったのだという。
昔の人は凄いのである。昔の船なので、くぎは1本も使用されていない。工夫が随所に見られる。
また水と接する部分は水をはじく木を秋田や福島から取り寄せて使用している。
北前船は日本を一周するらしく、新潟から出る時は米や酒や味噌などを運ぶため重い。
ただ、京都や大阪で荷を降ろし、逆に詰め込むのは反物などの軽いものだったので、
石で重量の調整をしていたということである。神社にもそれに使用された大きな石があった。
川まで入り込むものは底が平たく、海の沖合いに停泊しているものは尖がっていた。
細かい部分にも理由がある。工夫がある。モノが豊かではない時にあるものがこの2つだと思う。
ただそもそもなぜ模型を作って納められているかというと、180隻出て無事帰ってくるのは2隻くらいだったので、
模型を作って旅の無事を祈祷してから出航していたのだという。
だから大きな船の中に小さな船はどこの船にも搭載されているのが見て取れた。これも工夫である。
最後に【田中屋本店http://www.dangoya.com/】という笹だんごの一番店。
笹だんご屋さんなのに、建物が大きい。ここも笹だんごの手作り教室がある。
時間がなかったので、出来なかったが店員さんが手で作っているところはいつでも見られる。
完璧手作業である。1日多いときで7000個も作るのである。ベテランさんは1分で3個完成されるらしい。神業。
お店に入るとまず笹の匂いが強烈に出迎えてくれる。
店員さんが手で作ったものを蒸す時に出る匂いらしい。
無添加だという説明を受けたが、ここまで見える化していたら信じられる。
これもどこのショップも真似できるところだと思う。
こだわっている、カラダに良い、などよくある話だが、どうやって信じてもらうか。それは見せるしかない。しかも信用に足る方法で。
賞味期限も4日と短い。なぜ新潟で笹だんごが栄えたかも教えてくれた。
北前船で税や商いで米を運ぶときどうしてもくず米が出る。それで作ったものらしい。納得である。
そんな誕生の歴史まで知ると、価値が高まるし、クチコミが広がる可能性も高まるし、お土産の際のエピソードにもなる。
もちろん笹は天然の防腐剤である。また、朝はどらやきを焼いており、朝はどら焼きの匂いがすごかったのだという。
時間ごとに様々な仕掛けがある。
また絵葉書がお店に貼ってあるが、絵葉書のスクールの人の作品らしい。
とても温かい絵葉書ばかりで、心和むものであった。新潟では3つしか回れなかったが、それぞれヒントがたくさん隠されていた。
特にHPを見て来店させるPR力とお店に行って成約させる商品力と接客力。
どこのショップ様も参考になるものだと考えられる。 -
2010.03.19
ギフトの繁盛店と老舗酒蔵
ギフトの繁盛店様にお伺いしましたところ、
なんと老舗酒蔵である【北川本家】http://www.tomio-sake.co.jp/のお酒を売っていいことになったと。
それにも増して、売上が絶好調で素晴らしい。
ただ、売上増に伴いやることが多くなってきた。
社員がルーチンな仕事に忙殺されている現状を何とかしないといけないと感じていたみたいなので、今度一緒に中国に行くことに。
釣りとアウトドアの一番店、繁盛店である【ナチュラム】http://www.naturum.co.jp/が開発した
中国アウトソーシングセミナーhttp://www.genesis-ec.com/log/2010/03/in20103-1.htmlである。
さて、帰りがけ北川本家様のお酒をいただく。
創業350年の北川本家という蔵元のお酒。
ここはお酒でも地元では有名だけど、【美肌】というお酒としても飲めるし、美容液としても使えるお酒が大人気なのだそうである。
@コスメでクチコミが3000件、化粧水部門1位・・・。意外と凄い商品です。まったく知りませんでした。
ということで、大吟醸2本と梅酒飲み比べセット(梅酒5本)と美肌をいただきました。
お中元でお酒を売りまくりたいと思います。