1. 2010.02.25

    繁盛店のブランディングとMD

    COMMENT (0)

    繁盛店に復活させることで有名な藤巻幸夫さんの話を聞きました。

    http://www.fujimaki-japan.com/

    ダダ打ちですが。

    大手流通の前の良いものを探している。マルヤマケイタ

    http://www.keitamaruyama.com/とデザインビジネス。

    顧客視点とビジネスプロデュースのお話。

    ブランドという概念は20年前から。

    日本の企業には何か足りない。それがブランド。

    文房具→ロデア。オレンジでかわいい。日本のノートと何か違う。パッと見た瞬間に買いたいと思うかどうか。

    蜷川実香http://www.ninamika.com/の撮ったノートがバカ売れ。100円のノートでも売れないのに。450円でバカ売れ。

    ただ使う→持ってて楽しいへ。

    どこまでこだわって、季節や色などお客様に合った商品にしているか。提案が出来ているか。

    MDの8要素。
    【1.色】自分という色を出すか。名刺の文字の色までこだわるか。
    【2.柄】ネクタイの売上が下がったのは「クールビズ」だと言う。でも本当か!?
    売れ筋と売れ筋じゃない商品をもってこい!
    ネクタイの歴史は?本物のネクタイは?ネクタイの一流は?
    本物って何?続いているもの。人の気持ちに訴えかけている。売れている理由がある。
    ネクタイは英国が本場。
    売れているネクタイ売場に行ったら、何か違いますね!と言った。
    ブランディングやるための4つ。
    ①MD②VMD③PR④人
    この4つが完璧で始めてブランドになる。
    お客様から見て分かりやすいもの。これがブランド。その人らしい何かが伝わっている。
    バイヤーとして世界中で良いものを見ている。どこまでこだわるか。
    和系の人だったら名刺は和紙が良い。
    【3.素材】素材はめちゃくちゃある。
    ウール100:ウール80とポリ20はウールの方が良いと思っていたが、お客様視点では軽いし、皺になりにくい。素材まで入り込んでいるのか。
    【4.デザイン】これからはデザイン経済になる。
    社長はデザイナーでなければならない。デザインというのは方向。
    会議の時の机の並び1つまでこだわった。
    堂島ホテルは稼働率が高い。80%を越えている。
    【5.機能】その商品にどんな機能が付いているのか。お客様に応じた機能。
    【6.用途】使い道。日常の用途にも使えるフォーマルしか売れなくなってきている。
    【7.サイズ】
    【8.価格】
    この8つを変更したら新商品になるのではないかと思われる。
    こだわったものづくりをして、最後に価格がある。

    VMD:商品の並べ方。積み方をちょっと変えるだけで売れ方が違う。
    エモーショナルマーケティング。感情を揺らす。
    「技術ではなく心」
    来る人のイメージの転換。フクスケの受付の人の身なりが悪かった。
    セブンアンドワイでは2ヶ月で2店舗で商品を変えずに売上を2割上げろ!と言われた。
    燕三条は素晴らしい【みがき】の技術があるが、駅を降りた瞬間何もない。
    阪急梅田は1Fに食品を置いた。
    コンシュルジュは何でも答えれないといけない。

    PR:ブログ(藤巻定食)メディアをやっている。
    ヒト・モノ・コトを伝えている。三位一体。これが集まっているところが売れる。
    日本百貨店構想。ディスカバージャパン。9月にリンデンシャンプー。高知のゆずを使用。
    日本元気塾。コミュニケーション病。コミュニケーション障害。
    メディアのヒトは藤巻さんのブログを見ている。

    人:働いてる人が本気でやっているのか

    ブランド:ストーリー→ヒストリー→フィロソフィーが付いてくる。
    ブランドをつくる15の原則。サプライチェーンマネジメントに倣う。サムライチェーンマネジメント。
    5つのSと5つのCと5つのMの追求。
    Simple:難しいことほど分かりやすく、分かりやすいことほど深く、深いものほど楽しく
    Sence:自分のスタイル
    Speed:考えてるうちに終わっている。
    Smile:トップの人ほど
    しつこさ

    Communication
    Consensus:相互理解
    Coraboration:外注ということはない。コラボだ!
    Commitment
    Challenge

    Marketing:世の中を歩くこと。散歩行動学。5つの試。試乗、試見、試読、試飲、試着。街ではみんなが何を着て、何を持ってるか。何が変わって、何が変わってないか。
    マーチャンダイジング:モノは良いけど、パッケージが悪い、というのが多い。
    Management
    Mind:相手の気持ちを分かってあげる。褒めてあげる。
    まきこむ:一番大事にしていること。

    これから繁盛店や一番店を作るとなると細かいところにまで≪こだわり≫がいるのかもしれない。

  2. 2010.01.23

    千葉ニュータウンの繁盛店を3つ。

    COMMENT (0)

    千葉ニュータウンの繁盛店を3つ。

    昨日書いた巣鴨に行ったのが午後。

    午前に千葉ニュータウンに来ていた。

    トライアルを視察。激安スーパー。

    地域最安は【ロックオン】と商品POPに書かれていて、ほんまに安い。

    とんかつ弁当は280円。自動販売機のお茶は40円。

    ここは元々システム会社。

    物流とシステムでローコスト、ロー売上で営業利益がわんさかでる仕組みを作った。

    そこが強い。一朝一夕では出来ない。

    大阪のトライアルは売場がガタガタ。汚い。

    ただ、安い!!

    表面上だけ見ているのであれば、どこのスーパーにも負けている。

    けど、急成長。

    それはビジネスモデルの組み方で、ローコストでロープライスでロー売上でも利益が出る仕組み。

    これの根幹は目に見える部分ではない。

    目に見えないところが優位性の源泉になっている。

    あと、自社のできるけどやらないことを徹底的に決めていた。

    売場の整理はしない。

    その代わりロープライスだ、と。

    目に見えないところで商品やサービスに資源を投入できる力を保有できる仕組み作りが非常に大切になる。

    次にサンキという衣料系の激安店。

    スーツが上下で3980円。

    次にジョイフルHONDA。

    ホームセンター業界での一番店。

    集客商品が商品ではなくて、ガソリンスタンドという業種を使ってるとこに規模のでかさを感じる。

    単品内のMDではなく、業態での戦略的MDが組める。

    巣鴨はではシステム化や激安、や品揃え一番、とかいう発想で商売はしてない。

    千葉ニュータウンと巣鴨の比較はおもしろかった。

    成長(千葉)と安定(巣鴨)。

  3. 2010.01.22

    繁盛商店街【巣鴨】

    COMMENT (0)

    繁盛店の考え方として、昨日お客様をとことん喜ばせる、と書きましたが、前に行った巣鴨でも同じようなことを思った。

    なぜ、巣鴨の商店街は繁盛しているのだろうか?と思って、色んな人とお話をした。

    その中でも【適当な売り方をしない。お年寄りは安心して買いたいんだろうな】というコトバに刺さるモノがあった。

    お店の方の対応もマニュアル化されたものではない、本当にお客様のことを長年考えてやってきたら、

    こういう形になった、という自然な感じを受ける。

    また、どこの商店を見ても、笑顔とコミュニケーションに溢れている。

    親しみやすい雰囲気が出ている。

    効率至上主義、売上至上主義というところとは一線を画す商店街であるような気がする。

    ここの人は数字・数字言ってる人はいないと思う。

    お客様はどうしたら喜んでくれるやろか?

    お客様とどうしたら仲良くなれるやろか?

    というところが根幹にあるような気がする。

    【塩大福のみずの】http://www.shiodaifuku.co.jp/

    巣鴨で塩大福をはじめた店として、頑固に味を守り、地蔵通りの発展、できる限りのお客様の満足を考えてる店。

    【ちりめんの布遊舎】http://www.sugamo.or.jp/shop.php?id=356

    やわらかい感じ。今の時代に合わせた商品構成になっている。三世代で見に来ているお客様が多い。

    【ふくろものの木屋】http://www.sugamo.or.jp/shop.php?id=373

    店主・木崎さんが巣鴨の会長。創業101年。

    【おいもやさんの興伸】http://www.oimoyasan.com/index.html

    おいもだけで11店舗展開。親しみと笑顔が溢れるスタッフ。店舗で仕上げている商品もある。

    【赤い下着の専門店まるじ】http://www.sugamo-maruji.jp/

    はぎれをただで配り幸せのおすそ分けをしてくれている。プチ袋も105円で手作り。

    商品はメーカーに作ってもらっている。

    色のこだわりはなく、出た感じを大切にしている。カタログも作っていて、どのくらい商品アイテム数があるか不明。

    ホームページも作りこんでおり、楽しい。

    【清水畳店】http://www.sugamo.or.jp/shop.php?id=396

    創業明治38年。四代続いている。繁盛の秘訣は長くやっているだけ、でも大変なことだよ。

    と教えてくれた。永くやっているから信頼してくれる。と。大変貴重な視座だと思う。

  4. 2010.01.17

    京都繁盛店巡り

    COMMENT (0)

    京都の繁盛店を巡る旅。

    【伊と忠】http://www.kyoto-itochu.co.jp/

    創業115年。草履が2万円~7万円。かっこいい。

    ターゲットが明確で、そのターゲット用の売場作りや訴求の仕方が勉強になる。

    【SOUSOU】http://www.sousou.co.jp/

    ドミナント展開していて、手拭いだけの店、女性アパレルの店、おしゃれ足袋だけの店、メンズアパレルの店

    などと客層別店舗別の提案をしている。伝統文化×今。必見。

    【三日月百子】http://www.momoko300.com/

    300円均一の雑貨屋さん。伸びているらしいので。

    店内にいると10~20の若い女の子の『きゃーかわいい』という声がいっぱい聞ける。

    その声が接客の代わりをしている気がした。

    【イノダコーヒー】http://www.momoko300.com/

    関西でコーヒーならココということで。

    席が1階だけで70席はあろうかというのに、いつも待ち人がいる状態。ここもドミナント展開。

    【衣】http://www.koromo-kyoto.com/index.html

    一貫したメッセージがタッチポイントにちらばっている。

    【恵文社】http://www.keibunsha-books.com/

    めちゃめちゃいかした本屋さん。

    最小分類の売場最大化とこの店だから出逢えた商品、価値、驚き、プラスがあったらクチコミやリピートになる。

    ・1つの領域を究めること。

    するとターゲティングも絞り込まれ、商圏が拡大される。

    SOUSOUや恵文社はその最もたるものだと思われる。

  5. 2010.01.14

    繁盛店主の考え方

    COMMENT (0)

    繁盛店の経営者の投資と費用の考え方について。

    経営者の方がお金を払おうとする基準って何だろ!?と思う。

    お金を払うか払わないかは今後とも自社の有効な資産になるかならないか。

    なりそうかならなそうか。そこが費用と投資の違いかな、と思ったりした。

    投資と判断してくれたら、お金は出してくれる。

    【今後とも】というところがキーの気がする。

    違う繁盛店主から教えてもらったこと。

    投資とはお金を遣って資格を取ることでも、ノウハウを得ることでもない。

    勉強することでもなければ、本を読むことでもない。

    人として人に好かれるようになることが投資。

    さて、その打ち合わせの後、銀座をフラフラしながら、アバクロのアジア初の旗艦店へ。

    奇跡のショップだった。まずは開いているのかどうか分からない。

    入り口も分かりづらいし、中の様子が分からない。

    重厚なドアを開けると、上半身裸の男とガンガンに流れる音楽と香水の匂い。そして暗い。

    まさにクラブ。本当に店員(外人さんの店員多し)踊ってる。

    ビル1棟全部アバクロ。1階から11階まで。

    まぁ服を買うためではなく、クラブの横ノリ系として行ってみると楽しいかと。

    いよいよ衣料品も五感を刺激してきた。五感をフル活用した売り方が今後も増えていくと思われる。