田村耕太郎さんの「君は、世界がうらやむ武器をもっている」の本の帯に書いてあったコトバ。思わず二度見して、ジャケ買いしました。
ボクも常々そう思っているから。
海外で一旗揚げる人のことは本当に凄いと思ってるし、尊敬もする。そんな人に会いたくて、パワーをもらいたくて海外にもフラフラと出歩く。
でもほんとに海外に出ることだけがグローバル化ではないと思ってる。
前の会社の取締役の面白い人が【日本を極めれば世界がやってくる】と言っていた。まさにそうだと思った。
まだこの本の−はじめに−しか読んでないけど、うんうん、頷ける。
【世界に出ないのであれば、徹底的に国内仕様の人間になるというのも、グローバル社会を生き抜くための戦略のひとつである】これはさっきの【日本を極めれば世界がやってくる】と一緒だと思う。
【メディアの「日本悲観論」に惑わされがちだが、、、】と書いてあるところもまさにまさに、だと思う。少子高齢化、年金問題、医療費の増大、失われた20年、税金が高いとかいろいろ言ってるけど、何言ってるんだろう・・・と。
オレらが頑張るから黙ってろ、とでも言いたいところである。(ちゃんと頑張って成果が出たら声を大にして言いたい)
【「テレビや雑誌が『日本はもう駄目だ』と言っているから、海外に行く」という考え方は視野が狭いし、何よりその程度の覚悟では世界で通用しない。どちらか一方ではなく、日本と世界という「両輪」を意識することが必要なのだ。】ほんとそう。日本はもう駄目だと思って海外に行ってる経営者の方は少ないと思うけど、あんまりこんなことばかりメディアが言って、それ信じちゃったらどうするんだろ・・・。
時流に乗るっていうのは非常に大事なこと。今はそれがアジアにあるとは思う。だけど、国の成長には限りがあるし、成長率も高いまま推移はしない。せいぜいどれくらい長い間、成長期にいそうなのか、があるくらい。
そしてその後は、その国ごとの業種のライフサイクルを見極めて成長市場に突っ込む。それも良いと思う。
ベトナムに3年前に行った時に思ったことはこれからブライダル業界が伸びて、その後はベビー業界、そして家族消費の家具やおもちゃが来て、教育ね。。みたいなことは日本がたどった流れを見たらいつどんな業界がくるのかは分かると思う。今の日本のおもちゃ業界なんて惨惨たる有様だけど、ベトナム行ったら大当たりするんじゃないかなぁ、と思ったりする。日本の安心・安全のイメージは特に赤ちゃんマーケットには抜群だし。
中国に3年前に行った時にももう生産国としては見たらダメだな、と思って、バングラデシュに行った。その変わり目っていうのがあると思う。だから中国に昔から生産で進出している日本のアパレルメーカーが販売をやってもうまくいかず、後から来た中国を販売のマーケットだと思って売りに行ってるメーカーはうまくいっているという現状もあった。ずっと中国にいてアパレルの投資やコンサルをやっている人に聞いたら、それは意識や認識の違い、と言っていた。だから海外に先行していってても、それ故に見誤ることもあるのだということも教えてもらった。
海外では先行者利益を享受できることもあるけど、そこもタイミングややり方次第なんだと思う。
でもいずれどこの国も経済という面での成長は鈍化し、ストップするのだから、20年もストップしてるのに、しかもライフサイクルも安定期を迎えている業種で爆発させた事例とかは世界の人が聞きたいところだと思う。
生命保険業界というこりかたまってそうな所に風穴を空けたライフネット生命とか、モビリティ業界というビッグな会社しか生き残っていないようなところに風穴を開けたテラモーターズとか。ほんと素晴らしいと思う。
ボク自身はどっちでも良いと思ってる。日本で頑張ろうが、海外で頑張ろうが、どっちでもオッケー。あんまり日本とか海外とか言ってる時点でグローバルじゃないなぁ、と思ったりもする。
あんまりそんなことを考えるのではなく、【何かを極めれば何かがやってくる】くらいで良いのでは!?と思ったりしてます。
あとはその極めるところを場所で選ぶのか、商材で選ぶのか、対象で選ぶのか。自分が一番楽しそうで、得意そうなところでその3つのかけ算の中からやっていったらいいかと思います。
また、全部読んだら感想でも書いてみたいと思います☆
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