バングラデシュに来て2週間。ずっとG君と一緒。
彼はバングラデシュのローカルマネージャー。現地にずっといて、日本側の想いを伝えたり、貿易の実務的なところとか生産管理等をしないといけない役割。
めちゃくちゃ重要な訳です。だから色んなことを教えてあげることに。
こうやって1人の人とずっと一緒にいて、全てを伝えていく、というのは楽しいこと。
時に冗談を言ったり、わざと怒ってみたり、心が折れてる時は寄り添ってあげたり(笑)
整理整頓から、コピーの取り方から、挨拶の仕方から、ミーティングの進め方から、優先順位の付け方、
スケジュールの立て方、パソコンの使い方というベーシックなところから、
交渉の仕方、約束の守ってもらい方、データベースの構築の仕方と使い方、
商売の事、日本のマーケットのこと、商品の商流と物流とお金の流れと情報の流れのこと、
とかを教えてあげる。
あと大事なのが、なんでこういう意思決定になったのかという過程の見える化。
これは日本でも一緒だと思うけど、意思決定事項だけ伝えてもその背景を伝えることをしなければ、
上っ面の理解に終わってしまうと思う。もしくは【察せい!】と言うのもありだけど・・・やめておいた方が良い。
人それぞれ環境や経験や感性や視座も違うので。
長く一緒にいて、その人の時間の使い方、行動などを通じて、少しずつ伝わるんだと思う。
だから丁稚奉公とか良いなぁ、と思う。
秋山木工さんの【丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方】とか良いなぁ、と。
あと、平松陽一さんの【この老舗に学べ!「100年続く店」の人の育て方】もなかなか痺れるものがありました。
たまにG君の発言・行動・意思決定が自分の想像した以上だったり、おぉおぉそれやんか!となると嬉しいものがあります。
ただ人材育成っていうのは、その人自身の強みを活かしながら、色んな人の良いところは吸収しながら、
教えてもらった人を越えること(越える可能性を感じるさせること)が出来て始めて、成果と言えるんだと思います。
バングラでも伝わったか、理解できたか、腑に落ちたか、実践したいと思ったか、
というのはだいたいの表情や仕草で分かります(笑)日本でもそうだと思いますが。
なぁなぁで終わらさずに、しっかり向き合って(その時間がくさるほどあるから良い)、
心ゆくまで分かり合いたいと思います。
伝えたやん、、、なんも分かってくれない、、、最初はそうかもしれないけど、そこで終わらずにじっくりいきたいと思います。
あと、良いなぁ、と思ったのが、暗闇での語らい。
バングラデシュでは基本的に停電しますので、夜真っ暗闇になるわけです。
だからそんな時はこれまでの歩みとか、趣味思考とか、これからのライフプランとかを聞いてます。
暗闇だから素が出るというか、飾らないようになるというか、そんな感じが意外と心地良いなぁ、と。
パソコン見ながらとか、スマホいじりながらではなく、暗闇で語らってみる事もオススメします。
まぁ、なんにせよ強い組織、伸びる組織には素晴らしいナンバー2が必要な訳です。
G君はバングラのトップにして、株式会社わんピースのナンバー2。(たぶん)
最終的にはバングラデシュのことはオレに任せておけ!もう来なくて良い!
と力強く言ってくれるくらいになってもらいたいと思っています。
コメント
コメントはまだありません。
コメントの投稿