2012.08.29

繁盛店から見る方向性 その2-【小売業のモノヅクリ】-

COMMENT (0)


 


好きなことをする。そして脱効率化して、お客様と商品をつなぎ、密着させる。

 


昨日のブログのハイライト。

 


そこからどうするか。いろんな道がある。

 


単品を極めて、大手と伍して戦う形もあり。(モノ売りではなく、単品売り)

 


価値や体験をお客様に届ける形もあり。(モノ売りではなく、コト売り)

 


あとはやはりモノヅクリだと思う。(モノ売りではなく、モノ作り)

 


3年前このままでは中小の小売業・ネットショップの中小企業がやばいのでは!?

 


と思って、いろんな人に会いに行ったり、勉強したりした。

 


そこで辿り着いたのが、

 


1.顧客密着(昨日のブログ)

 


2.モノヅクリ(このブログ)

 


3.企業文化

 


この3つを徹底的にやることだ、と思い、実践&お伝えさせていただいてきたつもり。

 


モノヅクリもデザイナーや天才が作るものではなく、お客様のことをお客様より知ってるから作れるというモノヅクリの形。

 


小売業が川上にのぼっていくときの形。

 


この単品におけるこのグレードでこの価値の商品があったらこんな人に売れるのになぁ、というのは小売業のMDを構築していく時には必須の考え方。

 


これをモノヅクリに活かす。(メーカーさんに情報提供して、オリジナル商品を作る形もある)

 


小さなお店が創意工夫して新しいものを売っている。これってステキなことだし、市場の創造だと思う。

 


売れているものを売っていたら粗利が下がるし、大手の得意分野。ここで戦うとしんどいことになる。

 


だから市場創造や顧客創造しないといけない。

 


個へ。小へ。Small is Cool。Small is Smart。

 


モノヅクリも低価格大量少種から高価格小量少種へ。

 


これも効率の面や売上至上主義の面から大手さんはできないのでは、と思う。唯一アップルがこんな感じでやってるのかな、と。

 


ライフサイクルが進み、個が強くなり、目も肥えた今、いかにその人にとっての価値/価格を高められるかが大事になってくる。

 


商品が売れるかどうかは価値(=機能、デザイン、品質、素材、などなど)と

 


価格(実際に支払う金額、失敗したらいやだなと思うコスト、買いに行く時間のコスト、などなど)のバランスによって決まる。

 


だから、価値を上げたら良い。価格(単に金額だけではない)を下げたら良い。

 


価値はよりパーソナルに添わないといけないので、商品もよりセグメントされ、小量になり、少種にもなる。

 


(余談になりますが、価値のパーソナライズを表現しようとすればネットショップであれば、1商品が1商品ページであることも変わってくるかもしれない。個の価値ごとにページがあってもいいのでは!?と思ってる。リアル店舗はそれを接客でやっていた。その人を見て、話して、感じて、その人用の言葉で商品セレクトのお手伝いをしてあげる。これにどこまで近づけられるのか。楽しみである。)

 


だから販売価格という価格は上がってしまう。だから高価格小量少種を志向する。(それが売れれば、小量が中量くらいにはなるんだろうけど。)

 


高いものでも買ってくれるくらいの顧客密着や信頼・絆が築けている前提が必要になる。

 


これが企業文化やブランドにつながってくる。

 


コメント

コメントはまだありません。

コメントの投稿


五 × = 25