土曜日に東京の老舗さんを巡りました。
ブログの題名の通り、老舗さんが大好きなのです。
宮本卯之助さん。http://www.miyamoto-unosuke.co.jp/
太鼓や神輿の製造販売をしている会社様。創業150年の歴史。
1200万円ほどなり。
太鼓のバチが壁一面に品揃えされている。
また、太鼓や神輿の品揃えと品質はズバ抜けていると思う。
土曜日の昼過ぎだったけど、15人はお客様が入っていた。
ものすごいお客様もこだわったモノが分かる方なんだと思う。
次は人形焼の老舗、板倉屋さん。http://www.itakuraya.com/
創業100年の人形焼の専門店。
職人さんがその場で手で焼いている。
いかつい顔したお人形である。
何が素晴らしいかって焼き場の上に飾ってある道具。
いったい何個型があるのだろうと、見ていてウットリするくらい。
次は和紙の専門店、はいばら。http://www.haibara.co.jp/
和紙を手がけて200余年。便箋と色紙を買いました。
色紙やお祝い用の金封の品揃えが圧巻でした。
大切な人への色紙を買う時や、大切な人が結婚する時など、また来たいと思いました。
次は江戸箒の専門店、白木屋傳兵衛。
めちゃくちゃかっこよかった。創業180余年。
箒だけで何種類あるんだろう、、、とにかく圧巻。
しかも商品ごとに用途が書かれていて、硯洗い用とか、盆栽のお手入れ用とか、茶釜洗い用などなど、
商品に対する提案が細かい。1つ1つの仕事が本当に細かい。
箒1本1万円を越える商品もザラにありました。
店主と話していると、1組の老夫婦がやってきました。
佐賀からやってこられたようで、聞くと、新婚旅行でここで箒を買ったとのコト。
なくしてしまったので、また欲しい、とのコト。びっくりしました。
たぶん40~50年ぶりくらいだったと思うけど、また来られた。そのことが凄い。
【そこに在る】ということがどれだけ大事なのか感じました。
その後、アパレル系の老舗さんを3軒ほど。
壹番館洋服店。創業80年の老舗。http://www.ichibankan.com/
スーツで30万円くらいから。まずはこのお店でスーツを作っても大丈夫な人になることからスタートだと思わせてくれる。
次は和装小物の銀座くのやさん。http://www.ginza-kunoya.jp/
創業170余年の和装小物の専門店。
和装小物、また着物や帯まで取り揃えておりました。
品のある奥様方で店内はぎゅうぎゅう。
最後に銀座サエグサ。子供たちのためのスペシャリティストア。
創業140余年。元々は毛糸商。http://www.sayegusa.com/
老舗さんの良さやその他の老舗さんのご紹介はまたにするとして、
やはり老舗さんの老舗さんたる所以ってやっぱりあるな、と思う。
商品・サービスに対して本当にこだわっている。圧倒的に非効率なくらい。
そして「こだわり」が「らしさ」を生む。
だからそこに行きたい、そこで買いたい。
価格とかは二の次、三の次になる。
スーツで安くて30万、箒は普通の商品だったら1万円くらいする。
でも良いのである。
その箒を買いに佐賀から来られるのである。
ネットショップで老舗と言われるところでも、まだ15年くらい。
みなさん100年続くネットショップになってほしい。
このような老舗は大手が出てきたからとか、戦争が起こったからとかで潰れていない。
そこにあるものを取り入れていかないといけないと思う。
パレットの後始末は
「パレットは画家の命?」というところに
書いてありますので、
よく読んでおいてください。
コメント by 油絵 ギフト — 2016年10月25日 @ 11:24 AM