アパレルのバイヤー会議に出席しておりました。
全国十数店舗、年商数十億円のめっちゃ元気な会社様です。
物凄くお客様のことを知っている。現場の目線、現場ならではの分析、素晴らしかった。
また、売れている商品の分析や伸びている客層の分析など売れている要因も分析している。
意外と失敗の分析はするけど、成功の分析はしっかりしていない企業様もあるのではと思う。
成功の分析は自社が当たり前にやっていて、お客様に支持されていることだから、
常に意識していないと、なんで売れているのか、なんで成功しているのか、分からなくなることもある。
失敗の分析よりも大切なことである。
商品がなぜ売れているのか?だれに売れるのか?そこを明確に言える商売人は売れる。
そのレベルと質が大事なのですが、非常にレベルが高い。
あと、よく売れていない企業や伸び悩んでいる企業は商品以外の打ち合わせが多いような気がする。
けど、売れている企業は商品の打ち合わせが大きなウエイトを占めている。
売場がどう、集客がどう、接客がどう、などなど。物凄い大事ですが、商品力を高めることなく、その他の要素を高めても、どうなんだろ!?と思う。
一番地味だし、難しいし、効果がすぐに出ないかもしれない。でも商品力が一番大事。
アパレルで衰退した企業は安易に接客を大事にしようという形に流れてしまったのも大きな要因じゃないか、と私の上司が言っておりました。
そして、私がお伺いしているところは商品ありきの話をしています。
というと、そこは伸びるよ。と言ってました。
お客様のことを把握していて、もっと商品を売るためにはどうしたらいいのか?どんな商品なら売れるか?
というところを現場のスタッフまで全員が考えているんだな、と感じてます。
やっぱり一番お客様と接しているスタッフの人がどれだけそういう視点でお仕事をしているのか。
そこが商品力強化にも非常に大事。
じゃあなんでそんな視点が持てているか?
【仕事が楽しいからだと思う。】
そんな企業創りを経営者や幹部の皆様がしている。
無理にマニュアルや仕組みを作っても、どうなんだろ?
それより、仕事が楽しくて、もっとお客様に喜んでもらうためにはどうしたらいいのか、自主的に考えるような、そんな雰囲気・環境作りをすることが経営者の役目だと思うし、この企業様はそれが出来ていると思う。
だからこそ感度も高いし、質も高い情報が商品力強化の場に出てくる。
素晴らしい循環だと思いました。