パス・ザ・バトンというリサイクルショップが東京丸の内にあります。リサイクルショップをコンサルティングしている先輩におもしろいショップありますか?と聞いたら、出てきたショップです。
ここはリサイクルの商品の背景を見せているのです。どんな人が使っていたのか(売りに来たのか)、どんな想いがあるのか、などです。
このショップの母体はリサイクルショップではありません。だからこそ柔軟な発想でこのようなショップが創れたのかもしれません。
このショップは時流に乗っているのではないかと思うのです。ソーシャルメディアが大きな流れとなる中で、個人個人のつながりというものに対する意識が非常に強くなってくると思います。これまでリサイクルは誰が使っていたのかも分からないようなもの、というのが通説でしたが、それをひっくり返しました。
出品者の名前と顔写真とストーリーが分かり、商品の背景と人物の顔が見えることで、安心して買えるのです。
表参道ヒルズ店は半年で4万人が来店したといいます。1万点のアイテムが3ヶ月で全部入れ替わるそうです。出品者としても実名と顔写真が載るため変なものは出せない、ということで良いものが並びます。
販売価格も自分で決めるため、目利きも必要になってくるゲーム感も要素の1つです。購入者からするとお宝物が眠っている可能性も大きくなります。
1日3人程度が10品くらいもってきて、3ヶ月委託販売OK。商品が売れた場合は、半額が出品者で残りはチャリティに回されます。
客単価は7000円ということです。
1つのおもしろい例として見ていきたいと思います。
コメント
コメントはまだありません。
コメントの投稿