ベトナム視察の一日目は日曜日のため、ベトナム人の暮らしを知るという意味合いで、色んなところに行きました。
まずはベトナムで「だるま」という日本料理店をされている亀山社長と大成経営の石本会長からベトナムの現状や暮らしや経済状況などに対するご説明をいただく。
物価は1/2~1/10くらいで、人口が8600万人。平均年齢が26歳くらい。
100万人単位で増えている。今から伸びる市場である。これはベトナム戦争の影響らしい。
ただ、これからを考えると、人口ピラミッドが高度経済成長するようになっている。
これから結婚する→子供が出来る→家や家具や食料などが必要になり、消費が伸びる。
経済予測の中で人口に基づくものだけは当たると言われている。それはなぜかというと、一人当たり必要な額はだいたい決まっているから。
ベトナムは98%の識字率を誇りチャイナプラスワンやリスク分散で注目されている。
大学の新卒はトヨタなどのIPO会社(外資系企業)とか公務員で3~3.5万円。
高校進学が6割で大学が3割。家柄での結婚や学歴での結婚がある。お見合いの方が多い。
最低賃金は5600円くらい。賞与は3回で全部で1ヶ月分くらい。
ホーチミンの人口は850万人。東京で1000万人。
税はまともに申告しない。賄賂をどう処理するかが問題になる。申告を取り仕切っているのは弁護士。日本は色々と分かれているけど、ベトナムは弁護士だけである。
ベトナムで成功するためには①間違いない日本人を送り込む②間違いないベトナム人と付き合うこと③政治家(公務員)と付き合うこと。
国民性としては、サッカーが盛ん。賭け事が大好き。
女の人が生計を立てる。男はいついなくなるか分からない状態(戦争)が続いたために、定職に付くということが難しかった。
1995年までは卓球。1996年からバトミントン。今はテニスが流行っている。
商売として海外から進出する会社が躓くのが、正確な原価の把握が出来ないこと。これは通関の問題。これがその場その場で変わってしまっている。安定した継続した事業が出来ない。
南の大きなビルは北の軍人が占めている。会社の上の方は上の人で下の方は南の人。南はライセンスがおりない。今は北に集中させている。今でも北と南でのわだかまりはあるのかもしれない。
ベトナムの人は会社、社会、国家を信じない。銀行にお金を預けている人は少ない。信じていないから。
なんでHONDAが買えるのか。ベトナムの人で一人前と呼ばれるのは、給料の3倍のアンダーマネーを稼ぐこと。これには正直ビックリした。
罰金で法を遵守させる。例えばヘルメット。ヘルメットは10万ドンで買える。これを着用しなければ罰金を50万円にしたらみんな着けるようになった。けど、事故は増えたという矛盾も生じている。
子供は国の宝という思想があり、近所の人は誰でも面倒を見ている。子供だけ優遇。
ベトナムは海外から来た人を6ヶ月はマークする。情報は大家さんやメイドさん、周辺のお店の人が伝えている。
教育にはお金がかかるが、男の人であれば草履3つとジーパン2つとTシャツ5枚で1年暮らせる。
などなど、おもしろいお話をたくさん聞くことが出来た。
やはり国民性や国の成り立ちや表面上のところではない問題なども知っておかなければ、同じものを見ても感じ方が違うし、学べるものも違う。
午後はペンダイン市場に行ったり、地元のスーパーに行ったり、高級なデパートから中級のデパートに行ったり、現地を体感することに注力。
その中で感じたこと。
PT2000というベトナムのアパレルブランドの繁盛店。服はベトナムで作ってる。女の子の袖の短さが目に付いた。Tシャツで750円。これも現地の相場から言えば物凄く高い。
パン屋さんはどこも繁盛している。元々フランス領というところも起因していると主和得る。ここらへんは国の成り立ちもしっかり見ることが大事だなぁ、と再確認。
AChayというアパレルショップも繁盛店。バリエーションとコーディネート。中国からも入れている。
日本よりおしゃれだと思ったのは、マスクとヘルメット。ベトナムは引くくらいバイクが多いし、市民の足になっている。使用頻度や購買頻度とオシャレの関係性を見た気がした。
BreadTalkというパンの繁盛店。ビックリするくらいの繁盛店。VINCOMCENTERという百貨店の地下にあるのだが、めちゃくちゃ繁盛していた。食べてみるとそんなにおいしくはない。やはり味覚はその土地土地に合わせないといけないのだろう。
あとは、チョコレートグラフィックのお店もおもしろかった。チョコに絵を描いて販売している形である。
夜は「膳」という日本料理店で食事。味は日本人好みの味にされていたが、ベトナムの人もかなり来ていた。ベトナムの人でも中流階級以上の人はかなりのお金持ちらしい。
ベトナムの色んなことが知れた1日目でした。
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