バングラディシュの仕入れということで、今回は特にアパレルに絞った形で。
欧米のアパレルはその生産拠点を昔からバングラディシュに持っていた。
交通の便や人件費、英語圏であること、などから日本が中国やベトナムに
目を向けている時からバングラディシュに行っていたわけである。
今日本のアパレルは競争の激しさにおいては世界一ではないかと思う。
品質は物凄く高く、それでいて安い。もちろんデザイン性も機能性も問われる。
そんな厳しい消費者だからこそ、そのニーズに応えようとメーカー側も
必死に取り組んできたから、高品質低単価が実現できた。
ただその商品単体のトレンドやライフサイクルが極端に短くなって、
次から次へと商品開発しなければならないが、在庫リスクも増大しているわけである。
そこでどうなるかと言うと、海外からの仕入れであれば、いかに納期を短く出来るか。
ここが勝負のポイントになってくるわけである。
中国がいまだアパレルにおいてその優位性を保っているのは、
納期によるメリットが享受できるからである。
現状のバングラディシュとの納期差は15日~30日存在する。
その時点で大きなデメリットであり、それなら数百円高くても良いという
アパレル経営者が多いのも事実である。
いかに納期を短縮化できるか、というところがこれからのバングラディッシュの仕入れ
における課題になってくると思われる。
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