バングラディッシュの4日目。
かなりのハードスケジュールで5件アパレルを中心に回る。
1件目の縫製工場はスペインの仕事ばかりやっている。
企画書と数量を出さないと見積もりもサンプルももちろん出来ない。
ドイツのブルーセブンの商品を作っている。
BSCI。ヨーロッパの一番厳しいコンプライアンスを遵守。
ランクの上のヨーロッパ会社はコンプライアンスを遵守しているところしか注文を入れない。
コンプライアンスのあるなしで金額は大きく変わる。
見積書にはGSMと糸の種類とロットと金額が書かれている。
2件目は、コンポジット。(同じ建物の中で全部やること)
品質は高い。糸から製品まで全部出来る。
ウォルマートやH&Mが2015年までブック(予約)していたりする。
さっき8億の注文が入ったとかそういうレベル。
3件目は、CANDAというドイツのメーカーの商品を作っていたりする。
日本は叩くくせに品質を高く言う。
もう大きくなったとこは日本との取り引きをやる必要がない。
ユニクロとも交渉をしていたが、注文を受ける必要がない。
値段出さずに注文ばかり言う。中国が甘やかした。
バングラの会社から日本の会社がどのように思われているのかが分かる。
4件目は、EVERLASTもディズニーもPARDONなど
色んな会社のプリントをしている印刷技術が最高レベルのアパレル工場。
印刷の最小ロットは1000枚~でOKだと言う。
10年でここまでの大きな会社に育てた。
機械も最新式のものばかりであるし、ミシンもイタリアや日本の一流メーカーのものしか使っていない。
工場の中もめちゃくちゃキレイ。品質の高さを物語っている。
バングラディッシュの大きなアパレル工場はメインが欧米である。
元々の流れでもあり、日本の品質と価格に対する要求が無茶苦茶な面もある。
また日本がバングラのことを知らずに仕事をもってくるから、
ただ単に安いモノを高品質で作れ!としか言わないらしい。
バングラも日本を相手にするより欧米を相手にしている方が全てにおいてプラスに働くと思っている。
ここを変えないといけない。
双方にとって、もっと理解を深めなければ日本の企業がバングラの工場や会社と
一緒に仕事をしていくのは難しい。ミスマッチがおこっている。
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