バングラディッシュの2日目。本日は凄い会社に行きました。
ギベンシーグループ(GIVENSEE GROUP)http://www.givenseegroup.com/という大企業。
農地を買い取って、天然ガスを引いて、アメリカの発電機を持ってきて、
人が集まって、市場が出来て・・・。
日本の昔の鉄道会社がやっていたようなやり方で、この企業を中心に街が出来上がるみたいな感じ。
バングラの中でも19個工場を持っている。
従業員は全員で25000~30000人。
福祉にも力を入れていて、年寄りを集めてきて、介抱してあげている。
マザーテレサも訪れている。
また、全てを自前で揃えており、糸、生地、カットソー・セーター・ラベル・Gパン・染物・ジッパー・織物・編み物・ダンボール・プラスティックバッグなど全部自社で製造している。
ギベンシーグループの経営者と共に、視察スタート。
1件目はデニム工場。
10ライン走っており、従業員は1700人。
最新のキャドで商品開発されており、メインのお客様はアメリカ・トルコ・ヨーロッパ。
今のキャパは月に30万枚。
日本の人に非常に親切で、最低1型で5000のロットで受けてくれると言う。
決済はLCである。
2件目は縫製工場。
糸から自社工場で作っている。
ここがバングラの中でも他社との違いになる。
糸や麻から生地を作れるのが強みであり、社員は糸を工場から借りて終わったら返すという出来高制。
各部品を1つ1つ目で品質管理している。
針の検査は2人の責任者のみ中に入れる仕組み。
検品に対する基準が高いかどうかを海外の人は気にするので、そこには注意を払っているという。
凄い大規模な会社であった。
でも、働いている人はみんな幸せそうだった。
全ての面倒をその会社が見てくれるのだという。
もっと薄暗くて、汚くて、臭いところで働いているのかと思いきや、
キレイで生産性が高く、統制されており、みんなキビキビとしている。
海外の労働環境というものに対してのイメージも覆された。
やはり現場を見なければいけないな、と感じた。
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