バングラディッシュに着いて1日目。
空港から直接、靴とカバンの工場へ。
Abedinさんの工場。
BBJ Leather Goods Ltd →http://www.bbjabc.com/という会社。
32年前から経営している。
原料だけで8~10億円やっていた。
今回訪れた加工品を作る工場を始めて1年くらい。
スタッフも工場もキレイで躾も出来ている。
Abedinさんが言っていた。
『フード、アパレル、住宅、靴やバッグ。全て元々は農業。
全て農業が土台であり、必要になっている。農業が大切なのである。』
本当にそうだな、と思った。日本では少し縁遠いものになっているかもしれない。
そこの工場の標語。
1.実力でゴールまで
2.品質管理が第一
3.自分も集中し、周囲も集中させる
4.良いことを褒めましょう。間違いから学びましょう。
5.正直なことは発展の鍵
6.いつでも清潔
7.全員が家族
全て実践できていると感じた。
ロス率は3%以下。
1000足/日が最低ライン。
マックスで5000足/日まで可能。
この工場では靴と鞄がどのように出来ているのか全て分かる。
生地があって、部品ごとにカットされて、意外にハイテクな機械もあって、
縫製して、組み立てて、繋ぎ合わせて、検品して、キレイにして、商品が出来上がる。
その工程の1つ1つが丁寧にされていて、精度は驚くほど高かった。
また、元々革の原料をやっていた会社だから、革が本当に良い。
色んな革を触らせてもらったが、違いが明確にある。革で違いを出せる。
商品自体の差別化の大きな要素の1つである。
だいたいの価格も教えてもらった。
べらぼうに安いというわけではない。
でもそれでも良いと思った。
これだけの品質であればOKだろうと。
日本は安く安く、でも品質は良く!と言ってくる、とバングラの人は言う。
かなり矛盾していることを言ってくるらしい。
安かったらそれなりのものしか出来ない。
品質を良くしようと思ったらコストは高くなる。
そこに対しての努力を怠ったらダメであるが、行き過ぎも良くない。
どこかにしわ寄せがきているという商売は長期的には成り立たない。
バングラの人が価値/価格を高めようと努力している姿は本当に素晴らしかった。
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